【9話 ゆきやまちほー 考察まとめ】
【9話 ゆきやまちほー 総合的な解説】
8話のまとめ考察において、「けものフレンズの今後のストーリー展開はこのようになる」と説明していた形があります。復習のためにもう一度ご紹介したいと思います。
【8話以降の、各話ごとのストーリーの流れ】
「ヒトに近いフレンズ」との出会い
「ヒトに近いフレンズ」と協力して問題を解決
「ヒトに近いフレンズ」から、ヒトに関する情報を得る
そして、これらの3つの展開の結果として、
「かつてパークに影響を与えていたヒトの痕跡を、かばんちゃんがフレンズとのふれあいの中で見つけていく」
という部分が、ストーリーの肝になると考えました。このパターンに当てはめて解釈したとき、9話の展開はどのように捉えられるのか振り返ってみましょう。
「ヒトに近いフレンズ」との出会い
9話の舞台は雪に覆われたゆきやまちほーです。雪を初めて見るかばんちゃんとサーバルは、ラッキービースト(ボス)の提案により登山コースを登り、源泉を目指すことになります。しかし、山の天気は途中で激変。吹雪の寒さをかまくらで凌ぐ中、2人はギンギツネ、キタキツネという新たなフレンズと出会いました。
ギンギツネとキタキツネは、カイロを持っている、温泉の設備に詳しいというように、「ヒトに近いフレンズ」の条件を満たしていました。
「ヒトに近いフレンズ」と協力して問題を解決
「ヒトに近いフレンズ」であるギンギツネやキタキツネですが、突如として出現したセルリアンの大群には対処できず、うろたえるばかりでした。そこでかばんちゃんがそりを作って脱出するという方法を提案。見事逃走に成功します。
8話においては、ヒトに近いフレンズのサポート役に徹していたかばんちゃんですが、セルリアンという大きな脅威に対しては逆にヒトに近いフレンズでも思いつかないような方法で対処する役割を果たしたのです。
「ヒトに近いフレンズ」から、ヒトに関する情報を得る
すべてが終わり、温泉でくつろいでいたとき、ギンギツネから人が最後に目撃されたとする港、そしてそこにあるという「船」と思われる乗り物の情報を得ることができました。旅の目的地自体は変わらないものの、かばんちゃんには「船に乗り、パークの外へ出る」という選択肢が与えられる可能性も示唆されたことになります。
物語のラストへ向けて気になるポイント
9話の特徴はとしては、「かばんちゃんはヒトに近いフレンズでも対処できない脅威に対処できる」という点が示されたのが重要なポイントです。今回対処した脅威は「セルリアン」でしたが、ほかにもフレンズでは対処できない脅威が存在する可能性はあります。
二つ目の特徴は、物語のラストに向けて謎解きが加速してきたという点です。アライさんのパートも2つ挿入され、彼女たちがかばんちゃんに追いつくのも間もなくだと思われます。最近出番の少なかったラッキービーストも、登山コースの山頂でまた意味深な音声を再生させ、新たなヒントをかばんちゃんたちに与えました。
新たに明らかになったのは「セルリアンの目的」、「かばんちゃん誕生の秘密」、そして「サーバルが聞き覚えのある、新たな声の主の存在」です。これらの情報が同時に公開されたということは、それぞれはひとつの方向へ向かって収束していき、物語の謎が全て明かされる時期も近いと考えられます。
以上のような点を踏まえて考えると、10話以降のラスト3話の展開では、次のポイントが重要なカギを握ると思われます。
- かばんちゃんがヒトに近いフレンズでは対処できない、何らかの脅威に対処する
- ジャパリパークに関わる、すべての謎が明らかにされる
- かばんちゃんの旅が終わる(もしくは、新たな展開へと続く)
10話でこれらに新たな進展が見られるような情報が提供されるのか、終盤に差し掛かって今後のストーリー展開が気になるところです。