【Bパート 博士と助手のうっかり】
「食材を組み合わせて加工しないと料理とはいえない」 博士と助手の要求に従って、かばんちゃんはどの料理をつくるのか決めることにしました。
かばんちゃん:ここにあるもので、しかも簡単なもの・・・。これがいいんじゃないかな?
サーバル:なになに?
(カレーのような食べ物が映っているページを見せる)
サーバル:わかった。何からやればいい?
かばんちゃん:えっとね。まずは・・・。
ワシミミズク(助手):完璧に文字を読んでいる・・・。あれはやはりヒトですよ。
アフリカオオコノハズク(博士):ヒトならきっと、料理を完成させるに違いないのです。じゅるり・・・。
助手:ついに我々も料理を食べられるのですね。じゅるり・・・。
サーバル:えっ?今ヒトって言わなかった?
助手:さぁ?何のことかわからないですねー。
博士:料理を食べたら思い出すかもしれません。さっさと作るのです。
所要時間と材料による制限
かばんちゃんが読んでいる料理の本には、たくさんの種類の料理が記載されているようです。しかし、砂時計による時間制限と、博士たちが用意した材料による縛りがあるため、なんでも作れるというわけでにはいきません。
砂時計の砂が落ちるまでにどの程度の時間がかかるかはわかりませんが、少なくとも1~2時間程度の余裕はあるとみるべきでしょう。この後かばんちゃんとサーバルが作る料理は、少なくとも調理に1時間はかかりますし、そうでなくとも作る料理に「ご飯」が含まれる場合は少なくともそれだけで40分は必要になるからです。
かばんちゃんが与えられた材料は何?
博士たちが用意した材料は画面から確認できるものの、油絵のようなタッチになっていて明確に判別しにくいものも含まれています。もしかしたら、先に作る料理が読めてしまわないよう意図的にそのような描き方にしているのかもしれません。
それでも、おおよそ次のような材料は含まれていると考えられます。
キャベツ、レタス、じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、カボチャ、人参、バナナ
特にじゃがいもや玉ねぎなどは外見的な特徴から判別しやすいですし、バナナはサーバルが食べていました。これらの材料からかばんちゃんはどんな料理を創り出すのでしょうか?
作るメニューは「お野菜ごろっと焼きカレー」か?
かばんちゃんは、今ある材料と与えられた時間で作れそうな料理を選び、サーバルに示しました。こちらも材料と同じく、油絵のようなタッチになっていて判別しづらいのですが、描かれているイラストはカレーのように見えますし、上についている料理のタイトルは「お野菜ごろっと焼きカレー」と読めます。かばんちゃんはカレーを作ろうとしていると考えて間違いないでしょう。
カレーであれば、たしかに香辛料さえあれば与えられた材料だけでも作ることができます。必ずしも肉を入れる必要はないので(そもそも博士たちが用意しなかったと思われますが)、フレンズが動物の肉を食べるという物語上のタブーに触れることもありません。
「ヒト」発言をサーバルに聞かれてしまった
ここで、助手が思わぬミスを犯しました。それはスラスラと本を読むかばんちゃんを見て「あれはやはりヒトですよ」と思わず博士に話しかけてしまったのです。博士もそれに答えてしまったことで、ちょっとした問題が生じてしまいました。
少し離れたところにいた2人の会話を、サーバルが聞いていたのです。サーバルが聴力に優れている描写は、1話を初めとして枚挙にいとまがありません。
しかし、そこは流石に博士と助手らしく、うまくごまかしてしまいました。あまりこういった機転が効かないサーバルでなければ、うまくいかなかったかもしれませんが、「サーバルにならまずいことを聞かれたとしてもごまかせる」という油断からこうした発言が生まれてしまったのかもしれません。この点からもやはり博士と助手はサーバルのことを甘く見ているということがわかります。
ここで少し脇道にそれますが、かばんちゃんが文字を完璧に読めるという点はいいとして、「博士と助手は果たしてどの程度文字を読めるのか?」という疑問があります。アニメ放映当時にはさまざまな憶測がなされていましたが、その後、dアニメストアの「けものフレンズ特集」のページにおいて、この疑問に答える博士と助手へのインタビュー記事が公開されています。気になる方は参考にしてみてください。
次回は、料理を作るにあたっての最初のハードルとも言える「火」がテーマになります。