前回記事 【1話 その16】アニメ感想「けものフレンズの謎」:ラッキービーストの謎と「ロボットキャラ」の役割
【Cパート アライさんとフェネック】
けものフレンズ第1話、本編の考察は終了しましたがまだCパートが残っています。OP終了後のCパートでは、アライさん(アライグマ)とフェネックが新たに登場し、ストーリーの伏線となる発言をしています。今後、この2人がCパートに登場するのは11話までの定番展開です。
アライさんとフェネックの会話からは、以下のことがわかります。
- 2人が何者かを追いかけていること
- 「何者か」を一刻も早く捕まえないと「パークの危機」が訪れる
この時点で、2人にはかなりの温度差が感じられます。積極的に「何者か」を捕まえようとしているのはアライさんの方で、フェネックは「気軽に行こう」、「アライさんに付き合う」などと話しており、アライさんほど強い危機感を抱いていないことが見て取れます。ただし、これは単に「フェネックがのんびりした性格なだけ(それは事実でもあるのですが)」という可能性もあり、現時点ではまだ確証には至りません。
この時点で、勘の良い人であればアライさんたちが追いかけているのが「かばんちゃん」であることに気がつけるかもしれません。最も「何故追いかけているのか?」といった点については特に描写がないので、想像することもできません。
1話の時点では、まだCパートが何を意味しているのか、ストーリー上どういう役割を与えられているのかについてははっきりしません。よって、このシーンは単に「アライさんとフェネックの顔見せ」と考えておくのがいいでしょう。
PPPによる次回予告
1話のラストは、5人のペンギンフレンズからなるアイドルユニット「PPP(ペパプ)=Penguins Performance Projectの略」による次回予告です。5人にはそれぞれ動物名とは異なる愛称がありますが、1話の次回予告時点ではその設定がまだ決まっていなかったのではないかと思わせる箇所があります。イワトビペンギン(イワビー)が、ロイヤルペンギン(プリンセス)に対して呼びかけるとき、愛称のプリンセスではなく「ロイヤル」と呼んでいるからです。
1話の予告の内容は、2話で登場するジャガーについて予習するというもの。大まかなテーマと冒頭のセリフだけが決められていて、あとはおそらく声優さんたちのフリー演技になっていると考えられます。同様の手法は、本作の監督であるたつき氏が過去に関わった「てさぐれ!部活もの」などのアニメーションでも使われています。
この「ペパプ予告」は、このあと11話に至るまで行われることになります。Cパートと同様、今回は単なる顔見せで深い意味はないと解釈した方がいいでしょう。
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