【Cパート アライさん、フェネック in じゃんぐるちほー】
アライさん(アライグマ):うっ・・・ぷはっ!はぁはぁ・・・!ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!!(川の中から身を乗り出し、橋げたの上に上半身を乗せる)
フェネック:アライさーん、気をつけてよ~。
アライさん:はぁぁ・・・。これのおかげで助かったのだ・・・。
コツメカワウソ:おっ!
ジャガー:誰?
(2話でかばんちゃんが作った橋の前に立つ)
コツメカワウソ:これはかばんちゃんがつくったんだ。
アライさん:おかげで助かったのだ。かばんさん?は命の恩人なのだ!
ジャガー:どうしたの?慌てて。
フェネック:こんなのをかぶった子を追いかけてて~。(手で帽子の形をジェスチャーする)
ジャガー:それならさっきまであの山に行ってた・・・(こうざんの方を見上げる)
アライさん:あっ!早速追いかけるのだ!(こうざんに向かって走り出す)
ジャガー:い、行ってたんだけど・・・。
フェネック:どうもどうもありがとう。(アライさんを追いかける)
フェネック:アライさーん、急いじゃダメだってば。
ジャガー:たんだけど~戻ってバスに・・・
コツメカワウソ:アハハハ!アハハハ!(橋のロープの上で遊ぶ)
アライさんとかばんちゃんはどれくらい離れている?
Cパートはお馴染み、アライさんとフェネックのかばんちゃん追走劇です。3話のCパート考察では、かばんちゃんとサーバルがジャパリバスを始動させてじゃんぐるちほーをあとにした3話終了の時点で、アライさんとフェネックはさばんなちほーの水辺(カバがいるところ)にいたと考えられます。
そのため、「すでに距離が徒歩だけでも1日分以上離れており、しかもかばんちゃんたちは乗り物に乗っている。普通に考えて追いつくの難しい」と考えてきました。しかし、今回のCパートのセリフにはいくつか気になる点もあり、それらを考察するとかばんちゃんたちとアライさんたちは「思ったほど離れていないのではないか」と思わせる節もあるのです。
アライさんはなぜ川で溺れていたのか?
まず気になるのは、なぜアライさんが橋げたに捕まって命拾いをしていたのか?という点でしょう。かばんちゃんたちを追いかけてアンイン橋までやってきたことはわかるのですが、なぜ川の中で危機に陥っていたのかはわかりません。
可能性としては次のような仮説が立てられます。
- アライさんが泳いで川を渡ろうとし、流されていたが橋げたに捕まって事なきを得た。
- かばんちゃんが作った橋をジャンプで渡ろうとして、途中で川に落下した。
アライさんとフェネックが正確にかばんちゃんたちが辿ったルートを追ってきているとするならば、「コツメカワウソと出会った場所(茂みを抜け、川に出たところ)」までやってきていたはずです。
しかし、そこには本来あるはずの橋はありません。川を渡ろうとするなら泳ぐしかありませんが、「アライさんが泳いでいる途中で流されてしまい、その後かばんちゃんたちが造った橋のところまで来た時点でなんとか橋げたに捕まったため溺れずにすんだ」という仮説です。
実際には、新しい橋とカワウソの遊び場には距離があるので「どこかに対岸に渡れそうなところがないか探していて、新しい橋のそばまで来た時点で泳いで渡ることを選択し、溺れてしまった」と考える方がより適切でしょう。
あるいは、かばんちゃんたちが造った橋のそばまできていたのであれば、泳いで渡ろうとしなくても「これを使って対岸まで渡ろう」と考えたはずです。その場合はアライさんが橋げたから橋げたへジャンプする途中で、誤って足を踏み外したということになります。
ただ、そうだとすると「これお陰で命拾いした」というアライさんのセリフは少し不自然になってしまいます。まるで「溺れかけている状態から這い上がった瞬間、初めてそれを見たようなセリフ」になっているからです。
どちらにしても、「川を渡ろうとして失敗したアライさんがかばんちゃんの造った橋で命拾いした」という点は間違いないでしょう。
ちなみに、アライさんの元動物であるアライグマは元々泳ぎの特異な動物です。ただし、住んでいる場所が森林や水辺の近くなので、じゃんぐるちほーにあるような大河を泳いで渡る能力があるかどうかはわかりません。
一方のフェネックは砂漠に住む動物なので泳ぐ機会はほとんどないはずです。元来の冷静な性格とあいまってアライさんのように焦って対岸へ渡ろうとしなかったのは正解だったといえるでしょう。
Cパートの描写は時系列通りなのか?
もう一つ気になる点は、ジャガーがフェネックから帽子をかぶった子=かばんちゃんについて尋ねられた際、「さっきまであの山(こうざん)に行ってた」と発言していることです。
前述の通り、前回のCパート考察では「アライさんたちはかばんちゃんからかなり引き離された状態にある」と説明しました。しかし、ジャガーがかばんちゃんたちがこうざんにいっていたのを「さっき」と発言していることから、もしかしたらこのCパートは実際の時系列を無視して描写している可能性もあります。
実際にシーンが挿入されたタイミングを元にすると「アライさんとフェネックがコツメカワウソ、ジャガーと会うシーン」は、「かばんちゃん、サーバルがさばくちほーを旅立つシーン」とほぼ同時、あるいは直後くらいだと思えるはずです。
しかし、「さっき」というジャガーのセリフを重んじるならこのシーンは「かばんちゃんたちがジャパリバスに乗ってじゃんぐるちほーを出発した直後」、つまり3話のラストくらいのタイミングかもしれない、ということになるのです。
このシーンが時系列で言うと「4話のラスト」か、それとも「3話のラスト」か、という問題を確定できる情報は、少なくても現時点ではなさそうに見えます。どちらの説を取るかによって1日くらいの時間差が生じますが、私はどちらかと言うと「4話のラスト」説を取ります。ジャガーが語った「さっき」が具体的にどのくらいの時間経過を指すのか判断が難しいからです。
4話のPPP(ペパプ)予告
PPP全員:PPP予告!
フンボルトペンギン(フルル):今週はプレーリードックについて予習しよう!一夫多妻制で家族思いなんだって!奥さんみんな仲いいんじゃない?
ロイヤルペンギン(プリンセス):えーっ!!そんなわけないわよ!そんなわけない!
イワトビペンギン(イワビー):納得していない!
コウテイペンギン(コウテイ):何かあったのか!?
フルル:次回、「こはん」!
PPP予告の際、キャラクターは人形劇のように持ち手の付いた立ち絵を動かしながら声優さんがセリフをあてています。動きを見る限りジェーン(ジェンツーペンギン)も何か言っているようなのですが、正確に聞き取れません。
「プレーリードックは家族思いで一夫多妻」、「奥さんはみんな仲いいんじゃない?」というフルルの話を聞き、なぜかプリンセスだけが「そんなわけない!」と興奮してリアクションを取っています。
PPP予告はほぼ声優さんのアドリブだと思うので、コウテイが言っている「(過去に)なにかあったのか?」というのはプリンセスというキャラクターに対する質問というよりもCVを務める佐々木未来さんに対する質問と解釈した方がいいでしょう。
「一夫多妻制の奥さんがみんな仲いいなんてあるわけない」と確信するような出来事が過去、佐々木さんの身の回りに起きたのかどうかは想像するしかありません。
これにてけものフレンズ4話の個別考察は終了です。次回は4話全編を通して全体のストーリーをまとめてみることにしましょう。