【Bパート 先代、先々代のPPP(ペパプ)とは?】
PPP(ペパプ)メンバーに詳しく、しかも声真似ができるマーゲイにPPPとかばんちゃん、サーバルは驚きます。先代や先々代のことについても詳しそうなマーゲイにメンバーたちは質問を続けますが・・・。
コウテイペンギン(コウテイ):あなた、先代を知ってるの?
マーゲイ:私も図書館を始め、ほかでもいろいろ調べまして、どの代もかっこカワイイですよね。たまらないですぅフフフ・・・。
ジェンツーペンギン(ジェーン):私って、ちゃんとジェーンできてますかね?
マーゲイ:大丈夫ですよ!がんばり屋さんなところがグッときます!
イワトビペンギン(イワビー):初代イワビーってどんな感じだった?
マーゲイ:イワビーさんは・・・あんまり変わらないんじゃないですかね?いい感じです!
イワビー:よっしゃあ!
コウテイ:私はどうだろうか?
フンボルトペンギン(フルル):フルルは~?
ロイヤルペンギン(プリンセス):はいはい!練習続けるわよ。本番が迫ってるんだから!このままどんどん上げていくわよ!
PPP全員:おーっ!
初代・二代目を知るマーゲイが登場する意味
先々代、先代のPPPが果たしていつごろ存在していたのかはわかりません。しかし、通常のアイドルと同じく加齢によって世代交代していくとするなら、かなり昔のことだと考えて差し支えないでしょう。
フレンズの寿命がどのくらいなのか、元動物の寿命によって変わってくるのかどうかもわかりません。しかし、もし行きているのなら間違いなく現在のメンバーがその元を訪ねているはずなので、少なくとも今のジャパリパーク内には存在しないと考えられます。
従って、三代目PPPのメンバーたちは一度も見たことのない先輩の陰を常に感じながら練習に打ち込んできたわけです。そんな三代目PPPメンバーたちの前に、アイドルに詳しいと自負するマーゲイが現れたのです。興味を持って色々質問するのも無理からぬことでしょう。
過去のPPPについては映像がパーク内に残っている?
そもそも、マーゲイはどうやって初代、二代目のPPPに関する情報を得たのでしょうか?本人が語ったところによれば「図書館を始めいろいろ調べた」とのことです。ひとつ確かなことはマーゲイは「初代、二代目のパフォーマンスを映像で見ている」ということでしょう。そうでなければ、三代目メンバーからの「先代と比べて自分はどうか?」という質問に応えられるはずがありません。画像など静止画だけでは細かな雰囲気まではわかりませんし、まず第一に最も重要な歌や踊りのパフォーマンスがわからないからです。
すでに述べたとおり、ジャパリパークから初代、二代目のPPPがいなくなってからはかなり長い時間が経過していると考えられます。少なくとも10~20年、場合によってはそれ以上の年月が経過している可能性も十分にあります。(ジャパリパークからヒトがいなくなってからの時間経過については、過去の考察も参考にしてみてください)
それなのに多くのフレンズがPPPのことを知っていて、しかもお披露目に多くのファンが詰めかけたということは、「PPP(アイドル)が過去に存在した」という事実を知っているフレンズは少なくないはずです。
すでにいなくなってから長い時間が経っているはずのアイドルの存在を多くのフレンズが知っている・・・。このことは初代、二代目の映像がパークの一部には残されていることを示しています。
もちろん、「口伝えでアイドルの存在がパーク内で語り継がれてきた」という可能性もあります。しかし、アイドルのようにビジュアルが重要な存在が長く語り継がれるためには、保存されている映像はどうしても必要なはずです。マーゲイ自身、三代目PPPの「生の掛け合い」を見られたことに感動しており、これは「生ではない掛け合いなら見たことがある」ということを示唆する発言かもしれません。
なぜ三代目のメンバーは初代・二代目のことを知らないのか?
たた、この推論にはひとつ不自然なポイントがあります。もし、初代・二代目PPPの映像が残っているとしたら、それが存在する可能性が最も高いのはジャパリ図書館でしょう。そして、図書館にはそうした役立つ資料が多数存在することは多くのフレンズに知られています。
不自然なポイントとは、三代目PPPのうち誰も「初代・二代目の映像を見たことがない」ということです。自分たちの先輩が気になるのであれば、残された映像を自ら確認してみるのが一番手っ取り早いはずです。もし、私の仮説が正しいとしたら、彼女たちがそうしなかった何か別の理由が存在するということになるでしょう。
先の展開を知っている方にとってはある程度察しがつくと思いますが、この時点で「三代目メンバーが過去のPPPの映像を見ていない理由」を示す伏線が貼られています。それはプリンセスの不自然な言動です。マーゲイに初代、二代目PPPに関する質問を繰り返すメンバー達をなだめるように、プリンセスが会話を遮って練習を再開するよう促しているのです。
このシーンだけを見れば、いつも通り他のメンバーをリードして引っ張っているように見えます。しかし、5人中4人までが「過去のメンバーと比べて、自分はうまくできているか知りたい」と言っているのに、プリンセス自身は何も言っていない、というのは明らかに不自然です。
もし、彼女が会話を遮ろうとした理由が「初代、二代目に関する話を中断させたかったから」だとしたら、考えられる理由は次のとおりです。
他のメンバーに、初代・二代目の情報を与えたくない理由がある
プリンセス自身はすでに初代・二代目の情報を知っている
これらの2点が8話のストーリーにおいて非常に重要な意味を持つことになります。