けものフレンズ4話感想その6:さばくちほーを進むかばんちゃん

諸注意

前回記事:

けものフレンズ4話感想その5:スナネコとサンドスターとラッキービースト
前回記事: 【Aパート ラッキービーストによるスナネコの解説】 気になることがあるとすぐ夢中にな...

【Aパート 岩石砂漠に立ち寄るかばんちゃんたち】

ラッキービースト(ボス):このあたりまでくれば大丈夫。

サーバル:ここも砂漠?

かばんちゃん:あ・・・。雰囲気が変わったね。

サーバル:おっ!(そばに生えているサボテンを発見する)

ラッキービースト:砂漠のほとんどはこうして岩石に覆われているよ。真っ白な砂漠や小石ばっかりの砂漠もあるよ。

スナネコ:サーバルたちはどこまで行くのですか?

サーバル:図書館だよ。ここを通ると速いからって。

ラッキービースト:じゃあ行こうか。

スナネコ:喋るボス、楽しいですね!

サーバル:でもかばんちゃんがいないと黙るんだよ~。

スナネコ:サーバルが嫌われているのでは?

サーバル:違うよ!

「砂漠」の9割を占める岩石砂漠

砂嵐から距離を取り、安全を確保したかばんちゃんたちは一旦ジャパリバスを止めて休憩に入ります。新しくたどり着いたところは、周囲を硬い岩石で覆われた「岩石砂漠」。かばんちゃんが言うように、先ほどの砂砂漠とははっきり様子が異なっています。

Wikipediaによれば、「地球上の砂漠うち、実に90%が岩石砂漠に当たる」ということです。一般的に有名なサハラ砂漠ですら、その8割は砂砂漠ではなく岩石砂漠だというのですから驚きですね。

岩石砂漠が多い理由は、砂がすべて飛ばされてしまうからです。砂漠はそもそも雨が少ないから植物が育ちません。その結果、1日の寒暖差が激しくなり乾燥した強風が起きやすくなります。本来は砂のような細かい粒子は風に飛ばされてしまうため、最後に飛ばされなかった岩岳が残ったところは岩石砂漠になってしまうというわけです。

サーバルがつついていた植物はサボテンか?

バスを降りたサーバルとかばんちゃんが発見した植物ですが、私は当初「サボテン」だと思っていました。砂漠の植物=サボテンという無意識の思い込みがあったからです。しかしその後調べているうちに、「サハラ砂漠には実はサボテンは生えていない」という情報を耳にしました。

http://labaq.com/archives/51851691.html

こちらのサイトによると、「砂漠=サボテンというイメージがあるが、サボテンはアメリカ大陸原産の植物でサハラ砂漠には生えていない」とのことです。もちろん、ジャパリパークのさばんなちほーは「サハラ砂漠」ではありません。しかし、だからこそ生えている植物が何なのかを特定するのは難しいのではないか、と考えたのです。

しかし、その後「サボテン」で画像検索を行うと、アニメに登場したのと同じ丸い形が連なったものがいくつも出てきました。厳密にモデルになった種類までは特定できませんでしたが、おそらくこの植物は「サボテンの一種」と考えていいでしょう。

https://www.pinterest.jp/explore/%E3%82%B5%E3%83%9C%E3%83%86%E3%83%B3/

真っ白な砂漠と礫砂漠

ラッキービーストは砂漠の種類について、ほかにも「真っ白な砂漠」や「小石ばっかりの砂漠」がある、と語っています。現実の砂漠も、以下のような真っ白な砂漠があります。

レンソイス・マラニャンセス国立公園(ブラジル)

ホワイトサンズ国定公園(アメリカ)

小石ばっかりの砂漠とはおそらくは「礫砂漠」のことだと思われます。礫砂漠とは「2mm以上の粒」によって覆われた砂漠のこと。礫砂漠の例も調べましたが、こちらは情報が少なく画像や動画もあまりいいものが見つかりませんでした。

スナネコがかばんちゃんやサーバルと一緒にいる理由

スナネコはサーバルたちがどこへ行くのかを気にしています。砂嵐の危険を避けてからも引き続き同行していることから、度々興味を失ってはいるものの「2人と一緒にいると何か面白いものが見られるでは?」と期待しているのでしょう。

その証拠に、先ほどはすぐに興味を失ってしまった「喋るボス」にも再び興味を示しています。この様子から、スナネコは一旦興味を失ったものでもしばらく時間がたてば再び興味を持つようになるのかもしれません。

ラッキービーストについて、サーバルは「かばんちゃんがいないと喋ってくれない」と語ります。2話でラッキービーストが初登場したとき、3話でこうざんに登る際、かばんちゃんにラッキービーストを預けたときも同様に発言をしており、「かばんちゃんだけがラッキービーストと会話できる」ということを示す3度めのシーンです。

スナネコは「嫌われているのではないか」とサーバルをからかいますが、「サーバルだけが会話できない」というわけではなく、「かばんちゃん以外のフレンズとは会話してくれない」というのが正確な表現なので、特にサーバルに過失はありません。

むしろ、ラッキービーストは「サーバルと直接話せないなりになんとか意思疎通を図ろうとしている様子」も見て取れます。この点については「4話 その5」の感想で詳しく考察しているので、興味を持った方は参考にしてみてください。

けものフレンズ4話感想その5:スナネコとサンドスターとラッキービースト
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