けものフレンズ5話感想その19:ビーバーとプレーリー、2人で暮らす理想の家

諸注意

けものフレンズ5話感想その18:「2人で家づくりをする」かばんちゃんからの提案
【Bパート かばんちゃんからの提案】 度重なる家づくりの失敗ですっかり意気消沈してしまったアメリカビー...

【Bパート 2人でつくる家のデザイン】

なかなか家づくりがうまくいかないアメリカビーバーとプレーリー。そんな2人にかばんちゃんは「ビーバーの指示でプレーリーがつくる」というやり方を提案しました。

サーバル:試してみようよ。2人はどんなものがつくりたい?

ビーバー:やっぱり、こういうあみあみがほしいな。

プレーリー:穴!穴!穴を掘りたいであります。

かばんちゃん:じゃあ、穴から入れるお部屋ですかね。

ビーバー:俺っちは水が近いのがいいっす。

サーバル:じゃああそこにする?(湖の中の陸地を指差す)

プレーリー:うわぁ!あそこまでトンネル掘ってみたいであります!

ビーバー:なんすかそれ?

サーバル:すごーい!通ってみたい!

ビーバー:じゃあ、登れるようにはしごでもつくるっす。

サーバル:楽しそう!

プレーリー:模型、すごいであります!

ビーバー:入口が見えないのがいいっすね。こっちにも入口をつくりたいっす。

プレーリー:地下に部屋が欲しいであります!やはり、見晴らしがいいのに憧れるであります。

ビーバー:じゃあ、床を三重くらいにして・・・。

かばんちゃん:そんなことができるんですか?

サーバル:すごーい!

4人:おーっ!(完成した模型を見て驚く)

2人を励ますかばんちゃんとサーバル

今回取り上げるシーンは、一言でまとめると「サーバルとかばんちゃんの2人が太鼓持ちになって、ビーバーとプレーリーのテンションを上げていく場面」です。具体的に2人がどういうアプローチをしていったのか見ていきましょう。

「2人で一緒に家をつくる」というかばんちゃんの提案に、ビーバーとプレーリーはまだ半信半疑です。そこでサーバルは、「つくってみようよ」と誘いかけるのと同時に「どんな家がつくりたいか」と語りかけました。

サーバルの問いかけを受けて、2人の頭のなかにはこれから住みたい家のイメージが浮かび上がったはずです。それまで家づくりの失敗で気落ちし、ネガティブな方向へ向いていた2人の気持ちが、理想の家に対する期待感から前向きなものに変わるきっかけをつくろうとしたわけです。

ログハウスと地中の穴を組み合わせた家

理想の家に求める条件として、最初にビーバーが挙げたのは「あみあみがほしい」という点でした。手にしていた模型から、ビーバーが言う「あみあみ」とはおそらくログハウスの角に当たる「木材が直行して重なる部分」ではないかと考えられます。

それに対して、プレーリーが挙げたのは「穴を掘りたい」という条件でした。ビーバーが作りたいのは木の家のなので、そのままでは穴を掘る必要性がありません。そのため、かばんちゃんは「穴から入れるお家にすればいい」というアドバイスを送りました。プレーリーの理想とビーバーの理想をひとつの家として一体化させるための方法を助言したのです。

ビーバーはさらなる条件として、「水辺に近いところに建てる」という希望を挙げました。動物のビーバーも水辺に近いところを離れることのない生き物なので、この要望は当然だといえます。

サーバルは2人を励ますためにわざと喜んだ?

このとき、サーバルが「穴から入れる」、「水辺に近い」という2つの条件を満たす土地として、湖の中にある「離れ小島」のような陸地を示しました。ビーバーはこの土地を大いに気に入ったらしく「あそこまで穴を掘ってみたい」と大いにテンションが上がります。

「湖の端から湖内の陸地までのトンネル」という今まで聞いたことがないものに対して、ビーバーもプレーリーも驚きます。このとき。ビーバーは純粋に驚いているだけかもしれませんがサーバルの方にはそれとは異なる感情があったのかもしれません。

もちろん、ビーバーと同様、純粋にプレーリーのトンネルに対する期待から「通ってみたい」といった気持ちもあるでしょう。しかし、この場面でのサーバルとかばんちゃんは「家づくりを失敗している2人を励まして、家づくりを成功に導きたい」という気持ちがあるはずです。ですから、ビーバーとプレーリーのテンションを盛り上げるため、必要以上に喜んでみせた可能性もあります。

ビーバーがつくりたいログハウスは高床式

湖内の陸地にログハウスを建て、入口はトンネルにするとひとつの問題が生じます。ビーバーが作ったログハウスの模型は何種類かありますが、基本的に4つの柱が地面と接し、床は宙に浮いた状態の「高床式」です。実在の建物にも「高床式のログハウス」は存在し、たとえば世界遺産である正倉院などが有名です。

http://shosoin.kunaicho.go.jp/ja-JP/Home/About/History

トンネルを通って湖内の陸地まで移動すると、ログハウスのちょうど真下に出てしまうことになります。そのままでは部屋の中に入れないため「はしごをつくる」というビーバーの提案が不可欠になってくるわけです。

このとき、サーバルとプレーリー2人ともはしごをつけるという提案に感動しています。サーバルの方は先ほど説明したとおり、純粋な感動と2人を励ます意図2つの理由からリアクションしているものと思われます。一方、プレーリーのほうはビーバーの「模型」に感動していることから、単純にはしごというアイデアに感動しているだけでなく、

「穴」と「高床式のログハウス」をつなげるにははしごが必要だ

というビーバーの発想自体に感動しているのでしょう。つまり、「家づくりの手順が見える」というビーバーの能力に感動しているのです。

家づくりのやる気を取り戻したビーバーとプレーリー

ここまでくると、ビーバーもプレーリーも「2人で家をつくる」という計画にすっかり夢中になってきました。「別の入口をつくりたい」、「地下に部屋がほしい」というふうに次から次へと理想の家に対するイメージが浮かんでくるようになります。

2人のイメージをビーバーが模型にまとめた家は、4人が納得できるほど素晴らしいできになりました。あとは、この模型の実物をどうやってつくるかだけです。この続きはまた次回以降の考察で見ていきましょう。