dアニメストアのけものフレンズ特集を考察します。今回の題材はトキとアルパカ・スリに対するキャラクターインタビューです。
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ほかのキャラクターインタビューの考察はこちら
教えて!トキさん
トキへのキャラクターインタビューは2問、以下に要約をまとめました。
Q.いつも歌っている曲のタイトルは?
A.「タイトル」とは曲の名前のことか?よかったら考えてほしい。
Q.歌える歌の種類と数は?
A.気分次第で歌い方や歌詞を変えられるので、バリエーションは無限大。
トキへの質問は、歌に関することに集中しました。トキの「歌」は、厳密には動物であったときの鳴き声からきていると考えられます。
「歌」はわかっても「楽曲」という発想がないトキ
元が鳴き声であるためか、曲名(タイトル)といった概念が完全に抜け落ちているようです。というよりも、「複数の異なる曲」という概念事態がないのかもしれません。トキにとっての歌とは、「そのときどきの気分に合わせて歌詞や歌い方を無限に変えていくもの」であって、特定の名前をもたせたり歌い方や歌詞を固定するようなものではないのかもしれません。
教えて!アルパカ・スリちゃん
Q.ジャパリカフェのお客の数は増えたか?
A.以前は誰も来てくれなかったが、今はトキがたまに来てくれる
けものフレンズ3話「こうざん」において、ジャパリカフェはかばんちゃんによって周囲の人から気がついてもらえるような仕掛けが施されました。マーケティング的にいえば、いわば新しい広告を設置したようなものでしょう。しかし、その後どれくらいお客さんが増えたのかははっきりわかっていませんでした。
アルパカ・スリの回答を聞く限り、かばんちゃんの仕掛けはあまり効果的には機能していないようです。そもそも、ジャパリカフェのある場所がかなり辺鄙なところなので、普通のフレンズはあまりそこを訪れないのでしょう。
アルパカ・スリのように高い山々を平気で移動するようなフレンズ、もしくは高所を飛べる鳥のフレンズでもなければそもそもこうざんの山頂までやってくることはないでしょう。かばんちゃんの仕掛けは見てもらいさえすれば効果的なものですが、そもそも誰もこうざんにやってこないのでは意味がありません。
3話のラストでは、たまたま近くを通りかかったショウジョウトキがやってきてくれましたが、ショウジョウトキにはトキと違いジャパリカフェに通う理由がありません。トキは「喉の調子が良くなる紅茶」を飲むという明確な目的があるからいいのですが・・・。
ジャパリカフェへの集客を増やすためのマーケティング施策
アルパカ・スリは、現在のジャパリカフェの状態について「誰も来てくれなかった頃よりはマシ」と捉えているようですが、できればほかにも来てくれるフレンズが増えたほうが嬉しいはずです。今後、考えられる効果的な集客手段としては、
- 紅茶をフレンズたちに別の場所で試飲してもらう
- いろいろな紅茶の効果・効能をプレゼンする
- 麓にもカフェの存在を示す目印をつくる
といった方法が考えられます。
ほとんどのフレンズは、おそらくジャパリまん以外の食べ物をほとんど食べたことがないのでしょう。そんな状態でよくわからない紅茶を振る舞うと言っても、興味を持ってくれる人がどれだけいるか疑問です。かばんちゃんの活躍で料理がパーク中に広まりつつある今(12話終了後時点)、まずは紅茶の美味しさを知ってもらうことは必須でしょう。
トキがカフェに通うようになった決め手は「喉に良い紅茶を飲むことで歌が上達した」ことでした。同じように、何か困っているフレンズに対して効果のある紅茶を振る舞えば、定期的に通ってもらえるようになると思います。
しかし、以上2つの方法はそもそもジャパリカフェの存在が広く知れ渡ってないと意味がありません。アルパカは「麓でいろんな子にカフェをやっていると伝えた」とも語っていますが、道順の案内板のようなわかりやすい目印を麓から山頂に至るまで順番に置いておくのがいいでしょう。
トキが持つ歌の概念と、ジャパリカフェへの新たな集客方法を考えてみましたがいかがだったでしょうか?次回は引き続きアメリカ・ビーバーとツチノコの解説を行いたいと思います。