前回記事:【3話 その8】アニメ感想「けものフレンズの謎」:かばんちゃんから歌を教わるトキ
【アイキャッチ トキとアルパカの解説】
AパートとBパートの間に入るアイキャッチでは、トキとアルパカの解説が行われます。
トキの解説
- トキについては以下のような特徴が解説されました。
- くちばしは黒く、歪曲しているが先端部は赤い
- 顔は赤く、毛は生えていない。足も赤い。
- 羽は普段は白、赤とオレンジが混ざりあったような「とき色」をしている
- 「オシドリ夫婦」とは異なり、一生同じペアと連れ添うと言われている
(一般には「オシドリ夫婦=仲のいい夫婦」という意味で使われる言葉だが、実際のオシドリはほとんどが浮気をする鳥)
さどしときのもりこうえん ひぐちおねえさん(いしかわけん)
アルパカの解説
- もふもふでボリューミー
- 元々の体の大きさからは想像できないほど大量の高級な毛で覆われた動物
- 鳴き声が可愛らしい
- うさぎのように上の唇が2つに分かれていて、餌を食べる動きが可愛らしい
- 群れを作るが、リーダー的な存在がいる居るわけではない
なすあるぱかぼくじょう あべおねえさん(とちぎけん)
トキはすでに登場しましたが、アルパカはBパートで登場するフレンズを先行して解説したことになります。
【Bパート 崖登りを続けるサーバル】
山頂を目指し、垂直な岩肌を登り続けるサーバルですが、途中で木の根っこを発見します。根っこにしがみついた途端、それまでよりも早いペースで山を登り始めますが、途中で根っこがちぎれてしまい、サーバルは落下してしまいます。
サーバルが木の根っこを見つけるなり飛びつき、かつ登るベースが速くなったのは普段から木登りに慣れていたからでしょう。あまり登りなれていない岩を登るよりも速く登れると考え、飛びついたはいいものの不幸にも根っこがちぎれてしまったので、あえなく落下という残念な結果に終わってしまいました。
このときも、やはりサーバルが登ってきた崖の高さや、どこまで落下したのか正確な高さは不明ですが、人間であれば大怪我は間違いなかったでしょう。その後、何ごともないように登場していることから、今までのシーン同様フレンズの身体能力の高さがわかります。
【Bパート 山頂に到着するかばんちゃんとトキ】
トキに抱えられたかばんちゃんは、無事山頂へとたどり着きました。眼下には雲が広がり、遠くにはさらに多くの山々が広がっています。
ジャパリカフェがある山の高さはどのくらいか?
この場面の描写から、かばんちゃんたちが到着した山頂までの高さがどのくらいなのか考えてみましょう。かばんちゃんとトキは雲の間から出てくるようにして山頂に到着しました。下記のサイトによると、
雲の高さは、「低くても2000m程度」とされています。これから登場するフレンズ「アルパカ・スリ」が生息しているアンデス山脈にも2000m級の山はいくつもあり、奇妙な一致を見せています。
また、山頂の風景を見ると同じくアンデス山脈に位置するインカ帝国の遺跡「マチュ・ピチュ」をモデルにしているのではないかと考えられます。
こちらがマチュ・ピチュの画像ですが、段々畑のようになっているところなどは劇中の映像ととても良く似ているとと思います。マチュ・ピチュがあるウルバンバ谷に沿った山の峰も2430m程度の高さにあり、こちらもほぼ高さが一致しています。
しかし、以前の考察で書いたようにこの3話の時間経過を考えると、どんなに長くとも半日くらいで山登りと下山を完了しているはずなのです。よって、本当に2000m級の山の山頂まで登ったかについては疑問が残ります。
これらの状況証拠から、ジャパリカフェがあるこうざんの高さについては2つの可能性が考えられると思います。
仮説1:2000m以上の高さがある山だった
劇中の映像描写、及びアルパカの生息域から、ただし半日程度の所要時間で充電を済ませ、往復できるのかという疑問がある。また、途中で落下したサーバルが無事で済むのかという点も怪しい。
仮説2:もっと低い山だった
ジャパリパークではサンドスターによって環境がコントロールされているため、もっと低い山でも2000m級の山脈と同様の環境になる可能性もある。サーバルが短時間で山登りを成功させている描写に説得力がある。
次回はいよいよアルパカの登場です。アルパカがどのようなフレンズなのか考察していきたいと思います。
コメント
仮説1はフレンズの身体能力が超人的なので疑わしいことではないのでは?
特にトキは渡りを行うこともあった鳥なので、飛行能力が高めになってる可能性も高いですし
そうですね。どちらかというと、「サンドスターが気象に与える影響が明確にわからないために、2000m級以上の山だとは確定できない」という言い方のほうが正しいかもしれません。