【Aパートアイキャッチ ワシミミズクの解説 】
とうぶどうぶつこうえん きどころおねえさん(さいたま)による、7話に登場するフレンズの元となった動物「ワシミミズク」の解説です。要約すると内容は以下のようになります。
- 目の上に耳羽(じう)と呼ばれる飾り羽がある。
- 「ミミズク」は大型のフクロウ
- 鷹よりも飛ぶのが速く、獲物が近くにきてから狩りをするのんびりした性格
正直に言えば、これらの特徴はフレンズにはあまり反映されていないと言っていいでしょう。唯一、耳羽については「前髪」という形で表現されていますが、体格は博士とほぼ変わらず、フレンズたちの中でも小柄です。また、性格に関してはまったくのんびりとした様子はありません。飛行する速度は具体的にはわかりませんが、速そうには見えます。
【Bパートアイキャッチ アフリカオオコノハズクの解説】
いけふくろうかふぇ なかじまおねえさん(とうきょう)による、、7話に登場するフレンズの元となった動物「アフリカオオコノハズク」の解説です。要約すると内容は以下のようになります。
- 「コノハズク」は名前の通り木の枝や葉に擬態する。
- 灰色で毛はつやつや。耳羽がありおじいさんのような「ヒゲ」もある。
- 表情の変化が豊かで、好みの個人差が大きい
ワシミミズクと比べると、これらの特徴はフレンズに多く反映されているといえるでしょう。6話のPPP予告でも触れられていた「危険を察知すると体を補足する」という特徴こそ劇中で描かれることはないものの、外見的な特徴である灰色の毛、耳羽などはビジュアルに現れています。
おじいさんのような「ヒゲ」は見られませんが、これはこのフレンズが「博士」という役割を持っていることと合わせて考えると、博士=ヒゲという連想から配役が決定された可能性も十分にあるでしょう。
そして最後の特徴である表情変化ですが、これはワシミミズク(助手)が冷静であるのに居たいして、アフリカオオコノハズク(博士)はどちらかというと感情豊かでリアクションのバリエーションが幅広いように見えます。
逆に言うと、博士と助手は常にペアで行動しており、「博士と比べると助手が冷静で落ち着いて見えるため、あまりのんびりしているように見えない」ということなのかもしれません。
【Bパート 図書館の中身】
「料理を作って欲しい」という博士と助手の提案を受け入れたかばんちゃんたちは、図書館の中に案内されます。
かばんちゃん&サーバル:うわぁ~~!!
(図書館の中にはたくさんの本があり、巨大な木がそびえ立っている)
助手:ここで、料理について調べてもいいのです。
博士:クイズの森が突破できたということは、文字が読めるということ。調べながら食材を使って作るのです。
初めて公開される図書館の内部
ついに舞台は旅の目的地であった図書館の中に映りました。ここで、博士のセリフから先ほどかばんちゃんたちが突破してきたアトラクションの名前が「クイズの森」というものだったことが判明しました。
このシーンで気になるのは、何といっても図書館の中にそびえ立つ巨大な木です。サーバルが遠目に確認したときにも見えていましたが、近づいてみると非常に大きな木であることがわかります。
図書館の木を利用してパークの時間経過を推定する
なぜこの木が重要なのかというと、「図書館ができた後で成長し、内側から外側へと壁を突き破っている」と考えられるからです。映像で確認すると、木は長方形型をした図書館のほぼ中央に位置取り、上に行くに従って枝が左右に伸びています。おそらくは、次のような順序に沿って成長を重ねていったのではないかと考えられます。
1.図書館の屋根の一部が破損する。
2.木の種子が図書館の床近くに根を張り、屋根の破損部から太陽光や雨を受けて成長を続ける。
3.木が図書館内部で大きく成長し、壁の一部を突き破る
仮にこの順序が正しいとすると、木のサイズから時間経過を想像することができるのです。通常であれば、テーマパークの施設であるジャパリ図書館の天井に破損が生じた場合、パーク内にいる係員が修理などの処置を行ったはずです。
もし、木が最初からモニュメントなどの目的で図書館内部に設置されていたのだとしても、壁を突き破るほど成長する前に切ってしまうことは可能だったでしょう。しかし、それらの措置が行われなかったということは、「この木が成長して大きくなるまでの期間」には、すでにパークから係員がいなくなっていたのだと考えられます。
ジャパリパークが「閉鎖」されてからは100年が経過している?
つまり、この木の成長にかかる時間を計算することで、ジャパリパークがテーマパークとして機能しなくなってから、少なくともどの程度の時間が経過しているのかを想像することができるのです。
とはいえ、問題もあります。木の種類が特定できないので、どんなペースで成長する木なのかは明確にはわからないのです。しかし、せっかくなのである程度の条件を仮に当てはめて、時間経過を推測してみることにしましょう。
まず、木の種類ですが、特定はできないとは言えある程度絞り込むことはできます。しんりんちほーの木はAパートで見てきたように針葉樹ではなく、広葉樹が主だからです。ちなみに、広葉樹は針葉樹よりも成長のペースが遅いとされています。
また、木が突き破った図書館の大きさですが、こちらも映像からは厳密な高さはわかりません。しかし、大量の蔵書を抱えており、少なくとも3階~5階建てくらいの高さはあるように見えます。
一般的な建築物を例に取ると、3階建ての建物は住宅の場合、10m程度、マンションやビルの場合は15m程度とされています。このように考えるとジャパリ図書館の高さはおよそ10~15mの範囲に収まると推定できます。
次に、樹木の高さから年齢を推定する方法ですが、ネットで探しましたが見つかりませんでした。実際には方法はあるかもしれませんが、どのみち木の種類がわからないと難しいのは変わらないでしょう。そこで、下記のリンクを参考にします。
http://watashinomori.jp/quiz/quiz_02.html
こちらのサイトによると、木が「それなりの大きさ」になるまでに必要な期間は針葉樹なら40~60年、広葉樹なら100~150年と言われています。ここでいう「それなりの大きさ」とは建築材料として使えるレベルを意味しているため、劇中で登場した木はほぼその条件を満たしていると考えられます。
すでに述べたように、図書館内部の木を広葉樹と考えると、サイズから考えてジャパリパークが機能しなくなってから100年以上の月日が経過しているとしても不思議はありません。どちらにしろ、少なくとも数十年以上が経過しているのは間違いないでしょう。
次回はいよいよ、かばんちゃんが料理づくりに挑戦します!