今日からできるマーケティングの始め方

これまでの記事で、マーケティングとはどのようなものか簡単にご説明してきました。次のステップは、いよいよマーケティングを始めるにあたって、どのような流れで進めていけばいいのかを解説したいと思います。

マーケティングは広告づくりから始まる

初心者の方は、「マーケティングとは広告づくりである」と理解しておけば十分です。では、広告はどのように作ればいいのか基本的な流れをご紹介しましょう。

一般的な広告づくりの流れ

  1. 広告の企画をまとめる
  2. 広告を制作する
  3. 広告を公開する

以上の流れに沿って広告をつくることが、マーケティングのスタートになります。

1.広告の企画をまとめる

広告を作るに当たっては、まずどのような内容にするか決めなければいけません。具体的には「誰に、何を、いつ、どのような伝え方で、どんなメディアから伝えるか?」といったことを決めましょう。

2.広告を制作する

企画が決まったら、広告自体を制作することになります。制作の方法は大きく分けると自社で作る方法と、外注する方法の2通りです。自社で作る場合もマーケティング担当者が直接制作を行うか、あるいは社内にデザイン部門のようなものがあれば依頼して制作してもらうこともあり得るでしょう。また、外注する場合も、デザイン会社に依頼するか、それとも広告代理店に依頼するかというふうに、依頼先を決めなくてはいけません。

3.広告を公開する

制作が終了したら、いよいよ広告を公開するときです。ただし、イベントの告知などのように、できた直後に広告を後悔しない場合もあります。広告を公開するタイミング・場所・方法については、企画時に決めておく必要があるでしょう。

マーケティング=広告づくりと考えると、すぐに行動に移れる

いかがだったでしょうか?具体的にどうやるのかはまだイメージが湧かないかもしれませんが、プロセスとして理解できない部分はなかったのではないかと思います。「マーケティング」と言われると、どんな作業をしたらいいのかイメージしづらいと思いますが、「広告づくり」と捉えるとだいぶシンプルになり、やらなければならないことが具体化します。

上司から「マーケティングをやれ」と言われたとき、あれこれ考えすぎてしまって行動に移れないと、いつまでたっても成果は上がりません。広告づくりを行えば、最後には必ず広告というアウトプットと、それがもたらす「成果」が見えてきます。上司はそういった部分を見てマーケティングの成果を判断するのです。

マーケティング初心者の方は、あれこれ理屈を考えるのに時間を費やすのではなく、広告づくりのようにアウトプットと成果に直結する作業から着手すると、実務の中でマーケティングへの理解を深めていくことができるでしょう。