オンライン広告の種類と、マーケティングで最初に手を付けるべきこと

前回の記事で、「マーケティング初心者にはオンライン広告がおすすめ」というお話をさせてもらいました。

オンライン広告は成果を把握しやすく、少ない予算から始められ、担当者の負荷も抑えることができるからです。

今回は「オンライン広告」という大きなくくりをもう少しブレークダウンして、オンライン広告はどのような種類に分かれているのか、マーケティング初心者はままずどういったことから始めていくべきか、といったことをお話してみたいと思います。

オンライン広告を形作る3つの要素

オンライン広告は、主に以下の3つの要素から成り立っています。

  • リンクバナー(テキスト)・・・メディア等、広告媒体に掲載される広告本体への「入口」
  • ランディングページ・・・「入口」をクリックすることによって、閲覧者に表示される広告の「本体」
  • フォーム・・・ライティングページにて紹介した商品・サービスの申し込みボタン

このうち、今回重要なポイントとなるのが広告の入口に当たる「リンクバナー(テキスト)」です。

皆さんもネットを利用していると「気になるテキストや画像があったから、クリックしたら別のページに飛ばされた。あとでそれが広告の入口だったと気がついた」という経験が一度はあるでしょう。そのテキスト・画像が「リンクバナー(テキスト)」です。閲覧者の興味を引くような文言により、広告本体へと遷移させることを目的に広告媒体に表示されています。リンクが画像に貼ってあればリンクバナー、文字に貼ってあればリンクテキストです。

「入口」の表示方法によってオンライン広告の種類は異なる

いよいよ、オンライン広告の種類の説明に移ります。オンライン広告の種類は基本的に先ほど説明した「リンクバナー(テキスト)」の表示方法によって異なると考えて構いません。代表的な媒体をいくつかご紹介しましょう。

  • ブログ・・・一般人が運営する個人ブログなど
  • オウンドメディア・・・企業、あるいは社員がビジネスのために運営するブログ・メディア
  • ニュースメディア・・・ニュースなど情報提供を目的としたメディア
  • メールマガジン・・・登録者に対して定期的な情報提供を行うメール形式のメディア
  • SNS・・・FacebookやTwitter等の投稿を通じて情報提供を行うメディア
  • 画像・動画共有サイト・・・Instagram、Youtube等、画像や動画投稿を通じて情報提供を行うメディア

こうしてみると、実に様々な種類の広告媒体が存在することがわかります。基本的に、どの媒体であってもリンクバナー(テキスト)の表示方法は変わりません。たとえばブログの左右、オウンドメディアのフッター部分など閲覧者の目に触れそうな部分に配置し、クリックしてもらうことを期待することになります。

自社に適した媒体選びが成功のカギを握る

マーケティング初心者がオンライン広告を始めるにあたって最初にやるべきこととは、「どの広告媒体を選ぶか」を決めることです。基本的にオンライン広告をどの広告媒体に表示するかは自由に決めて構いません。しかし、媒体によって特性が異なるので、自社の商品・サービスと親和性が高い広告媒体を選ぶことが、早く成果をあげる鍵となるのです。

たとえば、売りたい商品が「一部の機器だけで使われる特殊なパーツ」だったとしましょう。おそらくニュースメディアなど一般消費者が多く見るであろうメディアに出稿しても効果が薄いはずです。なぜなら、ターゲットが広告を見る可能性が限り無く低くなるからです。逆にその業界に関連するメディアなどがあれば、そこに絞って出稿することで広告効果を高めることができます。

どのような業態・業界にどんな広告媒体が相性が良いのかは、今後の記事で具体的にご紹介していきましょう。