ノートパソコン使用時の肩こり解消法

私はライターなので、仕事中はほとんどノートパソコンに向かってタイピングをしています。昔は仕事環境を整えるのを疎かにしていましたが、肩こりや腰痛に悩まされて以来、環境を整えることの大切さを思い知りました。今回は私が実際に行った「ノートパソコン使用時の肩こり解消法」をご紹介したいと思います。

ディスプレイの高さを「目線の5cm下」に

ノートパソコンを使っていて実感したのは、ディスプレイの高さが目線にあっていないということです。普通にデスクの上にノートパソコンを置いてタイピングをしようとすると、ディスプレイの位置が目線から20cmくらい下になってしまいます。この状態でタイピングをしようとすると上から覗き込むような姿勢になってしまい、ストレートネックや肩こりの原因になってしまいます。

解決する方法は、ディスプレイの下に物を置き、高さを調節することです。私の場合はおおよそ15~20cmノートパソコンを高くしたら楽にディスプレイが見られるようになりました。ディスプレイと顔との距離を60~70cmとしたとき、「ディスプレイの中心が、目線から5cm程度下になる位置」にすると、しっくりきました。

ディスプレイの高さを合わせるために下に置くものは適当な箱などでOKです。私は木製の台(押し入れの戸棚を流用しています)と、E-PRANCEのノートパソコン冷却台を併用して高さを調節しています。

ですが、お金をかけなくても手近にあるものを使って十分だと思います。ただしある程度の硬さと重さがないと安定しないので気をつけてください。

外付けキーボードとワイヤレスマウスを使用する

ディスプレイの高さを調節した後、しばらくはそのままの状態で使用していたのですが、その後今度は腕が辛いことに気が付きました。ノートパソコンのいちが高くなった分、今度は腕を高く挙げなければならず、それが肩こりの原因になってしまったのです。

ノートパソコンはディスプレイとキーボードが一体になっているので、ディスプレイを上げるとキーボードの位置も一緒に上がってしまいます。これを解決するには本体についているものとは別に外付けキーボードとマウスを購入する必要がありました。

私は「Logicool ロジクール K380BL」のワイヤレスキーボードと、「ワイヤレスマラソンマウス M705t」を使っています。

これらの商品を選んだのはどちらもワイヤレスでBluetoothによる通信が可能なこと、そしてテーブルの上に収まるコンパクトなサイズだという点です。

目線の高さに合わせたノートパソコンと自分との間には、これらの外付けキーボードとワイヤレスマウスがあります。重要なのは、デスクのキーボードとマウスよりも手前に「手首を乗せるスペース」を確保すること。そうすることによって腕や肩の披露が格段に変わります。そのためにもできるだけコンパクトなサイズの外付けキーボードとマウスを選んだほうがいいでしょう。

ディスプレイの高さ調節と、外付けキーボード・ワイヤレスマウスの使用。これらの方法では私は現在ノートパソコンを使いながらも肩こりからは完全に開放された日々を送ることができています。もし今ノートパソコンを使っていて肩こりに悩まされている方はぜひ試してみてください。