2018年10月20日に行われた「Vtuber最協決定戦」の見どころをご紹介する記事の4番目は、最後の戦いとなる第3試合の様子をお届けします。第2試合は「かがちゃむ」の勝利となりましたが、第1試合でドン勝をとった「Blue Destiny」も2位につけました。果たして総合1位を獲得するのはどちらなのでしょうか?
第3試合開始
第2試合終了時点の順位を確認してみましょう。注目すべき点としては、第2試合でドン勝(1位)を達成した「かがちゃむ」がトータルキル数31とキルポイントでも周囲を大きく突き放しているところです。
2位の「Blue Destiny」ですら合計13キルにとどまっており、第2試合で「かがちゃむ」が達成した合計21キルを上回る記録を出さなければ逆転は難しい状況でした。特に第2試合において、「かがちゃむ」単独はほぼ単独で全体の1/4に相当する敵を殲滅していることになります。
トータル点数は1215点。1095点でこれを追う「Blue Destiny」以外は、3位の「ばぶみ MAX END GODDES(BMGD)」も725点と500点近いビハインドを抱えており、逆転の可能性は非常に低いと言わざるを得ません。この時点で、以下の二通りのパターンが考えられます。
・「かがちゃむ」が再び上位に入賞し、総合1位を獲得する
・「かがちゃむ」が序盤で脱落し、「Blue Destiny」など2位以下のチームが比較的多くのキルを獲得しつつ上位入賞。総合順位で逆転する
「かがちゃむ」優勝の可能性が高まる中、各チームにどのような活躍が見られるのかに注目です。
本放送(03:48:30~04:25:12 約37分)
第3試合の見どころまとめ
本放送(03:48:30~04:25:12 約37分)
第3試合は、マップ中央やや南を西から東に飛ぶ航路でスタートします。
渋谷ハル:これですとどの辺行くのがいいんですかね?
SUMOMOXqX:僕だったらやっぱりミリタリーベース行くか、先程言った航路の真下。やっぱりPochinkiは人が多いっていうイメージがあるので、そういうところを見つつ、ほかのところに散らばったりって感じですかね。
偶然の出会いと事故
本放送(03:48:30~04:02:14 約14分)
序盤の主な出来事は以下のとおりです。
・「にじさんじゲーマーズ(ゲーマーズ)」叶、青猫えいむと車の奪い合い
・「ホロライブ」と「骸卍x暗殺者x卍骸(暗殺者)」が戦闘
・「卍日ノ隈総本部 乱鬼流卍(乱鬼流)」が車から落下
・「天王神マスターズ」と「格差社会の縮図」が戦闘
・「オッパゲ淫魔王」と「カガスタ」が戦闘
・「HybridNotes」船に乗って北上
航路と安全地帯がともにマップの中央付近となったことから、各チームもマップ中央に集まりやすい状態になり、たまたま近くにいたチームが早くも散発的な戦闘を始めました。
「オッパゲ淫魔王」と「カガスタ」などのいくつかのチームは、序盤の戦闘で仲間を失いながらも、攻めるに攻められず敵チームとにらみ合う硬直状態に突入しています。
渋谷ハル:どうします?ああいうとき?
sumomoxqx:僕が大会だったら、味方やられて悔しい気持ちはあるんですけども、やっぱりそれを押し殺して移動するのが一番勝てるんじゃないかなと。
渋谷ハル:悔しい気持ちは飲み込むと?
sumomoxqx:1人やられてしまったんですけど、逆に言うと「1人だけで済んだ」っていう考え方もできるんで。
渋谷ハル:あーなるほど、チームで壊滅させられると終わってしまいますもんね。
一方、「ゲーマーズ」叶さんと「かがちゃむ」青猫えいむさん、「HybridNotes」の面々のように、あえて戦闘を避ける動きも見られました。
渋谷ハル:お互い攻めにくいですよね。街なかでの戦いってやっぱりこうなりますよね。倒す倒されるはあっても、その後の戦いお互い撃ち合わないというか、様子を伺い合うっていう状況しばらく続きますよね。
sumomoxqx:そうですね。見合ってる状況だと物資も集めれないので、アイテムによる優位性もとれないので、そこの時間との兼ね合いがチームに寄って考えが違うので。
隻翼フィナ視点(03:22:30~03:23:13 約1分)
序盤は偶然の戦闘だけでなく事故にも要注意。皆守ひいろさんが事故を起こし、危うく脱落するところでした。
あっくん大魔王視点(03:48:45~03:56:18 約8分)
降下直後、あっくん大魔王さんが「カガスタ」丑牡てぃあさんにやられてしまいます。続いて、万楽えねさん、oddaiさんも失い、ただ1人残されたパゲ美さんが丑牡てぃあさんキルし返して意地を見せました。
パゲ美:敵!女の敵!
丑牡てぃあ視点(03:04:14~03:05:00 約1分)
最終試合の初戦闘、勝利した丑牡てぃあさんの視点です。
丑牡てぃあ視点(03:08 :43~03:11:15 約3分)
続いてoodaiさんもキルするものの、パゲ美さんに倒され両チーム痛み分けとなりました。
渡河を巡る攻防
開始から11分が経過し、新たな安全地帯が決定されます。
渋谷ハル:これ結構無難な感じの・・・。
sumomoxqx:ただ、川が入ってるんですよ。エリア取りも早めに取っておかないと、川渡んなきゃいけないってときに大変ですし。なんで、川を挟んでるときにチームがどう動くかっていうのも大事なんじゃないですか。
ユキミお姉ちゃん視点(03:37:10~03:44:53)
物資を取り終え、安全地帯に向けて移動を開始した「しらたまあねれーじ」でしたが、アベレージさんが運転し、ユキミお姉ちゃん、白百合さんを乗せた車が今大会最大とも言える悲劇に襲われました。
ユキミお姉ちゃん:運転代わろうか?
アベレージ:だいじょうぶ♪
地面の出っ張りにタイヤをとられ、宙を舞った車は激しく何度も回転。着地と同時に爆発炎上し、「しらたまあねれーじ」は戦闘もしないままにメンバー3人を失ったのです。
環右金:え?もう無理やん?俺1人でバケモノたちの相手すんの?どないせっちゅうねん。
ただ1人別行動をとっていた環右金さんにすべての望みが託されましたが、草むらに隠れていたところを通りがかった「ゲーマーズ」叶さんがバギーで・・・。
メンバー全員が交通事故の犠牲となって最終戦を終えた「しらたまあねれーじ」。彼らの例はあまりにも極端でしたが、「メンバーを失ったチームが、最終順位を少しでもあげようとキルよりも生き残りを優先して慎重に振る舞う」という行動は彼らだけでなく、第3試合で多くのチームに共通して見られた行動です。
叶視点(03:14:08~03:21:46 約8分)
葛葉さんを欠く3名の「ゲーマーズ」は安全地帯の北西側に位置。「ホロライブ」と小競り合いをした後、マップ中央に向けて移動します。途中、建物に隠れる「Blue Destiny」と遭遇。1キル、2ダウンを奪いますが、電磁パルスが迫ってきたため、ともに安全地帯へ向けて移動を開始します。
2チームが安全地帯に向けてチェイスする不規則な走行の中で「しらたまあねれーじ」唯一の生き残りであった環右金さんをはねてしまうというアクシデントはあったものの、無事範囲内への移動に成功しました。しかし、ここで彼らの前に最大の障害である川が立ちはだかります。
川の前で周囲の安全を確認していたタイミングで「乱鬼流」白雪レイドさんによって叶さんが倒されてしまいます。結局「ゲーマーズ」は対岸の土を踏むことなくリタイアとなりました。
海夜叉神視点(04:04:58~04:09:08 約5分)
建物内に陣取り、ほかのチームを待ち受けていた「Blue Destiny」でしたが、不運に次の安全地帯の中心が川のある東側になってしまいます。「ゲーマーズ」と遭遇し、給水タンクの下の隙間を抜かれるショットでゆきんこさんを喪失。「ゲーマーズ」と並走しながら南下、Rozhok北の橋を渡って川の向こう岸を目指すものの「かがちゃむ」の攻撃によってさらに海夜叉神さん、ぐんないさんを失います。
栗山やんみ視点(03:34:00~03:38:54 約5分)
「しらたまあねれーじ」のアベレージさんらが壮絶な事故死を遂げていたころ、「M4Girls」の面々はマップ北西Georgopalの周辺に位置していました。
範囲が東側になったため車で移動を開始。途中、「暗殺者」のつくね熱くねさん、神影クルハさんと遭遇し戦闘の末、マールさんを失うもののこれを撃破します。それと時を同じくして、安全地帯の範囲がさらに東側に偏りました。
栗山やんみ:安地ずれてる!やばこの安地!
葉月ことり:ヤバイね。
栗山やんみ:Yasnayaの上から行ってYasnayaから入る、がいいと思うよ。渡っちゃいけない系。
メンバー4人は今後の進路について、以下4つの案を検討します。
渡河直前の状況 M4Girlsの位置はマップ中央
引用元:【VTuber最協決定戦】M4Girls!栗山やんみ視点!5分ディレイ【VTuber】
①Rozhok北の橋を渡る
②Yasnaya西の橋を渡る
③Yasnaya北から迂回する
④川を渡る
①Rozhok北の橋については、敵チームの待ち伏せが厳しいだろうという理由から断念。②についても同様のため、当初は③の北からの迂回ルートを選択しようとします。④については、無事に川を渡れたとしても、対岸に遮蔽が少ないことから、選択肢から除外しています。
結局、安全地帯の収縮に追われる形で②Yasnaya西の橋を渡ることに決定。そのまま安全地帯を東側まで突っ切り、六角の建物に移動します。その後の行動も迅速で、小鳥遊紫月さんが建物2階にグレネードを決め打ちで投擲。有利なポジションの確保と不意打ち対策を徹底した立ち回りで無事に安全地帯内に移動しました。
途中で攻撃を受けながらも、無事橋をわたることに成功
引用元:【VTuber最協決定戦】M4Girls!栗山やんみ視点!5分ディレイ【VTuber】
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黒乃ハクト視点(01:03 :52~01:12:06 約9分)
「ぶいらいぶ動物園」はマップ西側に降下。Georgopal周辺で物資を補充した後、東側に移動します。その後、川を中心とした安全地帯が定まったことから、Yasnaya方面に移動しますが、移動し始めるのが早かったため、M4Girlsが断念した③Yasnaya北から迂回するルートで安全地帯内に入ることができました。
到着したタイミングは、ちょうど「ゲーマーズ」と「乱鬼流」が川の西側対岸で戦闘を始めたころ、周辺にいた「キス部」と小競り合いをした後、南下して終盤の戦いに備えます。
川の東側に移動後、西側に残った敵と交戦
引用元:【PUBG VTuber最協決定戦】ぶいらいぶ動物園視点 第3試合から【黒乃ハクト】
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中盤戦では安全地帯がマップ東側に偏り、かつ中央に川を挟んだことから、西側にいたチームの多くは苦戦を強いられる結果となりました。比較的早めに移動できた「M4Girls」、「ぶいらいぶ」らが全員生存のまま渡河に成功したのに対して、「ゲーマーズ」は渡河に失敗。「Blue Destiny」は大きく戦力を失うことになってしまいます。
天王山を抑えた「かがちゃむ」
本放送(04:10 :38~04:20:41 約10分)
渋谷ハル:えいむ選手、これはどういうことでしょうか?1人で安地の中央とってますね。
sumomoxqx:これはおそらく、今後のエリアを見て今いる位置は中央なんですけど、山になっているここをとっておくことによって周りの敵を寄せ付けないようにしているんじゃないですか?
渋谷ハル:なるほど、先に真ん中をキープしておくみたいな。
sumomoxqx:そうですね。多分この後味方が車に乗ってくると思うんですよ。それまでに時間稼ぎしているっていう。
sumomoxqx:(青猫えいむが)「撃ってきた」っていうことは、敵からすると「4人いるかも知れない」と思うわけですよ。なかなか攻めに行くことができないんですけど、今回はえいむ選手が1人だけいたと。最低限の人数で陣地をとれたので。
渋谷ハル:なるほど、情報戦的な意味だとあれはもう「勝利」だと。
安全地帯中央の丘を抑えた「かがちゃむ」と、その周囲を取り巻くチームの戦いが続きます。
青猫えいむ視点(02:43:37~02:52:36 約9分)
「かがちゃむ」は初動、車を調達してマップ南側にあるMilitaryBaseに向かうことを選択します。安全地帯が北側に偏った場合、長距離を移動しなければならなくなるため、彼らはこの決断を「賭け」と表現しています。目論見通りMilitaryBaseで物資は収集できましたが、マップ中央の安全地帯に移動するまでには序盤から電磁パルスに飲まれることもありました。マップを縦方向に半分横断するほどの距離を車で移動しており、マップ中央付近まで移動するためにかなりの時間を使っています。
青猫えいむ:俺だけ先にファーム(物資収集)しとこうか?ファームっていうか、真ん中おろうか?
マップ中央に到着してから暫くの間はRozhok北側つまりは、後に問題となる「川」の西側に陣取っていました。このとき、橋を通ろうと接近してきた「Blue Destiny」を攻撃し、海夜叉神さん、ぐんないさんを倒すことに成功します。ところが、安全地帯が東側に偏るや、即座に移動を開始。青猫えいむさんがほかのメンバーに先行する形で安全地帯中央の丘と谷間からなる地帯を占拠します。
全体的に動きを観察していると、次の移動先について、「常に第一候補、第二候補を意識して行動している」ことが読み取れます。たとえば、「まず第二候補の場所に移動し、そこから第一候補の位置の安全を確認した後に移動する」といった方法もとっています。
またより安全な遮蔽物がある場所が見つかっても、安全地帯の中央から離れてしまうような場合は、あえて中央の位置をキープする動きも見られました。常に安全地帯中央を抑えることで、周辺から中央にやってくる敵を迎え撃つ体制がつくれる点、次の安全地帯が極端に偏らない限り、移動のリスクが少なくなる点などを意識していると考えられます。
黒乃ハクト視点(01:14:20~01:16:24 約2分)
川の東側に到着後、縮小した範囲内を目指して南下する「ぶいらいぶ」の前に「かがちゃむ」が立ちはだかります。かろうじて遮蔽物はありましたが、後方から電磁パルスが迫る中、前進せざるを得ない状況に追い込まれ、青猫えいむさんによって4人全員が撃破されてしまいました。
引用元:【PUBG VTuber最協決定戦】ぶいらいぶ動物園視点 第3試合から【黒乃ハクト】
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渋谷ハジメ視点(03:51:30~03:54:46 約3分)
「ばぶみMAX END GODEESS(BMGD)」はYasnayaに降下。終盤まで安全地帯の内部に含まれていたため、余裕を持って物資を拾うことができました。
中盤はまっすぐ西に移動し川の東側に位置するガソリンスタンドに潜伏。安全地帯のほぼ中心にあたり、潤沢な物資に続いて地の利までも確保します。
順風満帆かに思われましたが、次の安全地帯が確定し、川の対岸西側にいた「かがちゃむ」青猫えいむさんが橋を渡り自チームの南側の丘に移動。行き先を遮られる格好になりました。
比較的マップ中央に近い建物を占拠しようと試みますが、そこで後方北側からやってきた「紅葉杏虎」と遭遇。偶発的な接触だったため、迎撃の準備が整わないまま全滅の憂き目にあいます。
安全地帯中央付近で「かがちゃむ」に行く手を遮られ、建物占拠を試みる
引用元:【PUBG】最協決定戦渋谷ハジメ視点(5分遅延【#WINBMGD】
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渋谷ハジメ:これガソスタキープでも良かったかもしれん。無理に移動することなかった。
物資も地の利にも恵まれ、安全地帯中央への移動と有利なポジションを確保する動きも迅速でしたが、紙一重の差で「かがちゃむ」に先行されてしまったことがアンラッキーだったと言えるかもしれません。
日ノ隈らん視点(03:30:00~03:40:00 約10分)
渡河直前の「ゲーマーズ」と川の西側で接触した「乱鬼流」。先行した日ノ隈らんさん、皆守ひいろさんが乗る車はなんとか川の東側に渡るのには成功したものの、すでに主要な建物は他チームに占拠されており、ガソリンがなくなるトラブルにも見舞われてしまいます。周囲から砲火を受け、身も隠せぬまま女性陣2名が犠牲に。
日ノ隈らん:こっちヤバイんだけど!戦争戦争!3チームくらいいるんだけど!ヤバイヤバイヤバイ!
川の西側に残った男性陣2名は、隻翼フィナさんを失うものの、白雪レイドさんが「ゲーマーズ」を撃破。泳いで対岸に渡る途中で「持たざる者(実際は武器を捨てた『HybridNotes』Rおじちゃん)」との不思議な会合を果たします。
白雪レイド:俺はあいつ(持たざる者に擬態したRおじちゃん)を守り抜くよ。
しばらく川辺ギリギリに身を隠していましたが、移動を開始したタイミングで射撃を受け、健闘もここまで。
Rおじちゃん視点(04:10:41~04:24:25 約14分)
序盤、船を入手してマップ北側に向かった「HybridNotes」。「移動手段を確保し、敵の少ない端にある街で物資を確保する」という作戦自体は「かがちゃむ」とも近いものでしたが、彼らにとっての不運は陸上の移動手段を早めに見つけられなかったことでした。
序盤に横井bitさんを失っており、ヒヤ.さん、有頂 天さんもパルス死。ただ1人生き残ったRおじちゃんは、仲間もなく、回復アイテムもつきた状況で少しでも長く生き残るため「持たざる者」となることを選択します。
横井bit子:おじちゃん 持たざる者 やるしかない。
Rおじちゃん:もういらねぇ!ベストなんていらねぇ!ヘヘッ!
四方を敵に囲まれ、さらに南側によった範囲に向けて一直線に南下。川を渡る途中、本家「持たざる者」と遭遇します。
Rおじちゃん:あ!泳いでるやついる!「持たざる者」じゃん!
しばらく裸の男2人が川を並んで泳ぐという奇妙な展開が続きます。白雪レイドさんには見逃されたものの、最後は青猫えいむさんによって倒されてしまいました。
ディープブリザード視点(04:12:16~04:20:58 約8分)
安全地帯の中央を中心として、四方にバラける作戦をとっている「持たざる者」。武器を持たない特殊な戦い方を選んでいるとはいえ、自分たちで決めた縛りの中で勝利のために全力を尽くしています。
サムズ・ボボさんは西側で先にやられ、オボロリュウさんは北側から川に沿って南下。ディープブリザードさんはマップ中央付近で草に紛れて潜伏。熊川さんは安全地帯南側に位置しています。
ディープブリザードさんの視点では「乱鬼龍」の日ノ隈らんさん、皆守ひいろさんがやられる様を横目に、眼前では「紅葉杏虎」と「BMGD」の戦闘による銃声や爆発音が響き渡っていました。
ちょうどそのころオボロリュウさんはもう1人の「持たざる者」=「HybridNotes」のRおじちゃんを発見しました。
オボロリュウ:えっ?誰これ?誰このおっさん?ボボ見て!おっさんだ!サングラスをかけたおっさんがいる!
Rおじちゃん視点では「仲間がいた!」と喜んでいましたが、オボロリュウさんのほうは目立ちやすくなってしまうとして迷惑そうにしていたのが対照的でした。
ディープブリザード:うわぁ3人共ズレた!?
その後の収縮で3人とも安全地帯の外側となり、移動している最中に順番にやられてしまいました。
目の前で「紅葉杏虎」と「BMGD」が戦闘
引用元:PUBG Vtuber最協決定戦【持たざる者チーム視点】
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獅子神レオナ視点(丑牡てぃあ放送より 03:23:22~03:33:16 約10分)
序盤「オッパゲ淫魔王」と戦った「カガスタ」は、先に離脱した丑牡てぃあさんを除く3人で安全地帯へ向かいますが、運転に不慣れなプレイヤーが木が狭い間隔で生える林の中をすばやく通過するのは困難を極め、途中で射貫まといさん、綺羅星ウタさんが電磁パルスの犠牲になります。
残された獅子神レオナさんは、「オッパゲ淫魔王」パゲ美さんをキルした後、円の内側に移動。単独行動だったことで目立たなかったのか、物資も補充でき、「乱鬼龍」の日ノ隈らんさん、皆守ひいろさん、「紅葉杏虎」らを背後から脅かします。
人数的なハンデを抱えながらも、渡河という大きなリスクを伴う行動が必要ない、安全地帯の東側に位置していたことから、安全地帯の中心めがけて移動する他のチームを背後から狙い撃ちにできました。単独での生き残りを目指す場合に限定すれば、理想的な状況だったかもしれません。
しかし、最終的には安全地帯の中央に位置する「かがちゃむ」と戦わなければならない運命が待ち受けていました。
「シェアハウス」と最後の攻防
本放送(04:20:30~04:25:14 約5分)
最終的にチームとして残ったのは、「IRIAM」、「M4girls」、「紅葉杏虎」、「かがちゃむ」の4つ。ここに「Blue Destiny」の流川ルカさん、「カガスタ」の獅子神レオナさんら数名の生き残りが加わり、決着に向けて戦いが加速していきます。
渋谷ハル:これ、どういった状況でしょうか?
sumomoxqx:同じ家に同居してるんですね。
渋谷ハル:シェアハウスですね。
「M4Girls」と「IRIAM」は、同じ建物の別の階を占拠。にらみ合いが続く中、周辺の林にいた「紅葉杏虎」、「かがちゃむ」らが肉薄し最後の戦いが繰り広げられます。
流川ルカ視点(海夜叉神視点 04:08:30~04:19:07 約9分)
橋を通過しようとする際に「かがちゃむ」の攻撃を受け、1人だけになってしまった「Blue Destiny」。生き残った流川ルカさんは橋の下に身を隠して好機を伺います。
流川ルカ:(味方を倒した『かがちゃむ』に対して)いやーやっぱり強いポジとってましたね。こんなポジとる人だれもいないと思ってたけど。こんなポジとる人は強い人しかいないんですよ。
対岸に移った「かがちゃむ」を視認できる位置にいましたが、少しでも順位を上げるため手出しすることができません。
(青猫えいむさんのPUBGが落ちて身動きが取れない状態になっているタイミングで視認していますが、もちろんそんなことは対戦中にわかりませんし、チームメイトが即座にスモークグレネードでカバーしています)
同じく川を渡って対岸にたどり着いた「持たざるもの」オボロリュウさん、「持たざる者モドキ(実際は武器を捨てた『HybridNotes』Rおじちゃん)」、「乱鬼流」白雪レイドさんらを倒してポイント稼ぐか、発砲音を立てて見つかるリスクを増やすかの選択を迫られます。
最後は山に近づき「かがちゃむ」幡多乃ちゃろさんをキルして味方の仇を返すものの、花芽なずなさんの火炎瓶に焼かれて最終試合を終えました。
紡絆にあ視点(03:19:30~03:25:03 約6分)
マップ中央西側のRozhok、Schoolで物資を収集した「IRIAM」。間に川を挟んでいないため、その後の安全地帯に移動するのは容易でした。
幸運なことに、立てこもった建物がしばらく安全地帯の中に含まれ続けたため、1人で近づいてきた「天王神マスターズ」ふくやマスターさんを倒した以外にはこれといった戦闘にも巻き込まれず終盤まで戦力を温存します。
ここまでは順調でしたが、同じ建物の1階に「M4Girls」が侵入。「IRIAM」も気づいてはいたものの、お互い動くに動けず硬直状態が続きます。この状況でついに建物が安全地帯から外れてしまい、移動せざるを得ない展開に。
階下にいた「M4Girls」をなんとか処理し、半ば電磁パルスに飲まれながらも伽藍怜さん以外の3人が建物からの脱出に成功しました。
ところがここで思わぬアクシデントが発生。
紡絆にあ:えっ待って!ボク手榴弾投げちゃったんだけど!
このフレンドリーファイアによって空兎ヨルさんがリタイア、胡間シバリさんがダウン状態となり、残された紡絆にあさんも「かがちゃむ」花芽なずなさんの餌食となりました。
栗山やんみ視点(03:40:00~03:48:48 約8分)
川の東側に渡り、六角の建物を占拠していた「M4Girls」は、新たに範囲が縮小したため、何かを開始します。一度、「かがちゃむ」のいる林のある山を対面に臨む丘陵で「四者四様」最後の生き残りであった蒼音タヤさんの不意打ちを受けるものの、大過なく進行を続けます。
栗山やんみ:たぶん「かがちゃむ」いるわあそこ。たぶん山かあそこの家だと思う。
自分たちが身を隠す丘陵から反対の奥にある山に進むか、その手前にある家に進むか、選択を迫られますが、山まで突っ切るのはリスキーだと判断し、家に進むことに決定。しかし、そこの2階には「IRIAM」が潜伏していました。
2階に「IRIAM」、1階に「M4Girls」が同居するシェアハウス状態で様子をうかがっている途中、正面の山からの銃声と流川ルカさんが幡多乃ちゃろさんをダウンさせたキルログなどから、「ぶいらいぶ」、「Blue Destiny」、「かがちゃむ」が山を取り合って交戦中と推測。2階に潜む敵と周囲に敵が潜んでいるかもしれない状況の中、外に飛び出すタイミングを伺っていました。
しかし、実際にはこのとき「Blue Destiny」はすでに残すところ流川ルカさんただ1人、「ぶいらいぶ」も青猫えいむさん攻撃を受けていた状況で、両チームが壊滅し「かがちゃむ」が安全地帯の中央を抑える瞬間までもう時間的な余裕はありません。
まもなく「かがちゃむ」は「M4Girls」のいる建物を包囲しようと移動を開始。追い詰められた「M4Girls」は外に打って出ますが、「IRIAM」に背後をおびやかされる形になり、苦しい戦いを余儀なくされます。
それでもスモークグレネードを駆使して突破を図りますが、最後に生き残った栗山やんみさんにネットワーク遅延が発生。操作ができない状況の中で戦場の露と消えました。
シェアハウス入居直前の位置。正面にある建物か、その奥にある林(山)に「かがちゃむ」がいると推察していた。
引用元:【VTuber最協決定戦】M4Girls!栗山やんみ視点!5分ディレイ【VTuber】
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ゆる杏子視点(03:56:24~04:14:16 約18分)
「紅葉杏虎」は、航路に近いマップ中央付近で車を確保した後、大きく北上しSeverny近郊で物資を探索しました。この第3試合の分水嶺ともいえる「安全地帯が中心から川で分断されたタイミング」では、川の北側に位置していました。このとき、ゆる杏子さんは、
①「川」の西側、橋のそばでは他チームが交戦しているため、そのそばに陣取るとやられはしないまでも車を潰される可能性が高いこと
②その時点で車を潰されてしまうと、屋外で遮蔽物として利用できなくなる上に、安全地帯が川の東側に偏った場合、移動しづらくなること
の2点をあげて、あえて安全地帯中央に移動せず円の外周付近にとどまり続けることを選択します。
川で東西に分断される安全地帯が確定した時点。
橋には向かわず、他チームと距離を置くことを選択。
引用元:【PUBG】†紅葉杏虎† Vtuber最協決定戦 ゆる杏子視点 5分遅延アリ
実際、橋の西側では「Blue Destiny」と「ゲーマーズ」が互いに潰し合っており、距離を保って巻き込まれるのを避けられました。また、懸念していた通りこのあとの安全地帯は川の東側に偏ったため、まさに事前の予測がほぼ的中したと言えるでしょう。
その後の作戦についても、当初は、
・川の北側を迂回し、Yasnayaから南下。安全地帯南側の建物を確保する
という方針だったものの、時間的な余裕がなかったことから、
・橋を渡り、安全地帯北側の建物を確保する
という方針に変更するなど、柔軟な対応をとっています。
目標地点とした「安全地帯北側の建物」では「BMGD」と遭遇。「BMGD」も建物内に入った直後だったこと、「紅葉杏虎」の行動が迅速だったことなどから機先を制し、軽微な被害でこれを全滅させます。
南側に偏った最終安全地帯では、近くの建物が既に「M4Girls」、「IRIAM」らに取られていたため、射線の通りにくい盆地に身を隠すも、山から飛び出してきた「かがちゃむ」青猫えいむさんに車で距離を詰められ、背後を取られてしまいます。
ゆる杏子:家と殴り合いする。あとは。
背後をスモークグレネードでカバーしつつ、建物内の敵が電磁パルスで燻り出されたところを迎撃しようとしますが、山から「かがちゃむ」の花芽なずなさん、花芽すみれさんらの攻撃も加わり、最後は2位でフィニッシュとなりました。
序盤、中盤のリスクを減らす作戦と、終盤戦において最も地の利が得にくい状況だったにもかかわらず2位と健闘したのは見事だと言えるでしょう。
スモークで視界を遮っているにもかかわらず、射撃を命中させてくる花芽なずなさん
引用元:【PUBG】†紅葉杏虎† Vtuber最協決定戦 ゆる杏子視点 5分遅延アリ
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青猫えいむ視点(02:50:00~02:56:15 約6分)
川の東側にある木々の生えた山を確保した後の「かがちゃむ」は、まず北側から進行してきた「ぶいらいぶ」との戦いに突入します。
青猫えいむ:これ最終安地こっち側だから稜線まで詰めるわ。
北側をカバーしていた青猫えいむさんはあえて敵側に距離を詰め、正面の自分と敵後方の電磁パルスとで「ぶいらいぶ」を挟み撃ちにし全滅させます。
最終安全地帯が自分たちのいる山側に偏ると、青猫えいむさんはジープに乗って安全地帯南側にあたる山の下に移動。稜線の裏に隠れていた「紅葉杏虎」の背後を取る形に。
花芽すみれさんは安全地帯北側に展開し、林に残る花芽なずなさんと3人で残る敵を包囲。少しずつ距離を詰めていき第2回戦に続き2連続となるドン勝を獲得しました。
渋谷ハル:途中、川を挟んで川のどっちに行くかっていうのも、(安全地帯が)寄った瞬間、sumomoさんの言ってたとおりの展開っていいますか。
sumomoxqx:そうですね。最初むしろ川の反対側をとってましたからね。結局どっち側に寄ったとしても「かがちゃむ」としては強い動きをしていたように見えました。
最終結果
ドン勝インタビュー
本放送(04:36:17~04:41:45 約5分)
個人キルランキング発表&締めの挨拶
本放送(04:41:45~)
渋谷ハル:僕がこの大会を企画した理由というか、「どこかのVtuberグループVSどこかのVtuberグループ」っていうのが見たかったんですね。それこそ「ホロライブVSにじさんじゲーマーズ」みたいなのも実現してましたけど、そういう「Vtuberのグループ同士がPUBGで戦ってる」っていうのがすごい見たかったんで。それが見れた僕はすごいうれしかったです。
https://www.youtube.com/channel/UChLfthKoUV502J7gU9STArg
(オープニング~第2試合までの紹介記事)