【にじさんじマイクラ】叶VSでびリオン因縁の始まり

Vtuberグループ「にじさんじ」には、メンバー専用のMinecraftサーバーがあります。そこでは各々のメンバーがそれぞれ同じ世界の中で作業するため、偶然の出会いが思わぬハプニングに発展することも・・・。今回は2019年12月5日の深夜に起きた「叶VSでびリオン」の顛末をご紹介しましょう。... 続きを読む

Vtuber最協決定戦まとめ(4)最終・第3試合の見どころ紹介

2018年10月20日に行われた「Vtuber最協決定戦」の見どころをご紹介する記事の4番目は、最後の戦いとなる第3試合の様子をお届けします。第2試合は「かがちゃむ」の勝利となりましたが、第1試合でドン勝をとった「Blue Destiny」も2位につけました。果たして総合1位を獲得するのはどちらなのでしょうか?  

第3試合開始

第2試合終了時点の順位を確認してみましょう。注目すべき点としては、第2試合でドン勝(1位)を達成した「かがちゃむ」がトータルキル数31とキルポイントでも周囲を大きく突き放しているところです。  
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場   2位の「Blue Destiny」ですら合計13キルにとどまっており、第2試合で「かがちゃむ」が達成した合計21キルを上回る記録を出さなければ逆転は難しい状況でした。特に第2試合において、「かがちゃむ」単独はほぼ単独で全体の1/4に相当する敵を殲滅していることになります。 トータル点数は1215点。1095点でこれを追う「Blue Destiny」以外は、3位の「ばぶみ MAX END GODDES(BMGD)」も725点と500点近いビハインドを抱えており、逆転の可能性は非常に低いと言わざるを得ません。この時点で、以下の二通りのパターンが考えられます。   ・「かがちゃむ」が再び上位に入賞し、総合1位を獲得する ・「かがちゃむ」が序盤で脱落し、「Blue Destiny」など2位以下のチームが比較的多くのキルを獲得しつつ上位入賞。総合順位で逆転する   「かがちゃむ」優勝の可能性が高まる中、各チームにどのような活躍が見られるのかに注目です。  

本放送(03:48:30~04:25:12 約37分)

 

第3試合の見どころまとめ

本放送(03:48:30~04:25:12 約37分)

第3試合は、マップ中央やや南を西から東に飛ぶ航路でスタートします。  
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場  
渋谷ハル:これですとどの辺行くのがいいんですかね? SUMOMOXqX:僕だったらやっぱりミリタリーベース行くか、先程言った航路の真下。やっぱりPochinkiは人が多いっていうイメージがあるので、そういうところを見つつ、ほかのところに散らばったりって感じですかね。
 

偶然の出会いと事故

本放送(03:48:30~04:02:14 約14分)

序盤の主な出来事は以下のとおりです。   ・「にじさんじゲーマーズ(ゲーマーズ)」叶、青猫えいむと車の奪い合い ・「ホロライブ」と「骸卍x暗殺者x卍骸(暗殺者)」が戦闘 ・「卍日ノ隈総本部 乱鬼流卍(乱鬼流)」が車から落下 ・「天王神マスターズ」と「格差社会の縮図」が戦闘 ・「オッパゲ淫魔王」と「カガスタ」が戦闘 ・「HybridNotes」船に乗って北上   航路と安全地帯がともにマップの中央付近となったことから、各チームもマップ中央に集まりやすい状態になり、たまたま近くにいたチームが早くも散発的な戦闘を始めました。   「オッパゲ淫魔王」と「カガスタ」などのいくつかのチームは、序盤の戦闘で仲間を失いながらも、攻めるに攻められず敵チームとにらみ合う硬直状態に突入しています。    
渋谷ハル:どうします?ああいうとき? sumomoxqx:僕が大会だったら、味方やられて悔しい気持ちはあるんですけども、やっぱりそれを押し殺して移動するのが一番勝てるんじゃないかなと。 渋谷ハル:悔しい気持ちは飲み込むと? sumomoxqx:1人やられてしまったんですけど、逆に言うと「1人だけで済んだ」っていう考え方もできるんで。 渋谷ハル:あーなるほど、チームで壊滅させられると終わってしまいますもんね。
    一方、「ゲーマーズ」叶さんと「かがちゃむ」青猫えいむさん、「HybridNotes」の面々のように、あえて戦闘を避ける動きも見られました。  
渋谷ハル:お互い攻めにくいですよね。街なかでの戦いってやっぱりこうなりますよね。倒す倒されるはあっても、その後の戦いお互い撃ち合わないというか、様子を伺い合うっていう状況しばらく続きますよね。 sumomoxqx:そうですね。見合ってる状況だと物資も集めれないので、アイテムによる優位性もとれないので、そこの時間との兼ね合いがチームに寄って考えが違うので。
 

隻翼フィナ視点(03:22:30~03:23:13 約1分)

序盤は偶然の戦闘だけでなく事故にも要注意。皆守ひいろさんが事故を起こし、危うく脱落するところでした。  
 

あっくん大魔王視点(03:48:45~03:56:18 約8分)

降下直後、あっくん大魔王さんが「カガスタ」丑牡てぃあさんにやられてしまいます。続いて、万楽えねさん、oddaiさんも失い、ただ1人残されたパゲ美さんが丑牡てぃあさんキルし返して意地を見せました。  
パゲ美:敵!女の敵!
   
 

丑牡てぃあ視点(03:04:14~03:05:00 約1分)

最終試合の初戦闘、勝利した丑牡てぃあさんの視点です。  
 

丑牡てぃあ視点(03:08 :43~03:11:15 約3分)

続いてoodaiさんもキルするものの、パゲ美さんに倒され両チーム痛み分けとなりました。    
 

渡河を巡る攻防

開始から11分が経過し、新たな安全地帯が決定されます。  
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場  
渋谷ハル:これ結構無難な感じの・・・。 sumomoxqx:ただ、川が入ってるんですよ。エリア取りも早めに取っておかないと、川渡んなきゃいけないってときに大変ですし。なんで、川を挟んでるときにチームがどう動くかっていうのも大事なんじゃないですか。
 

ユキミお姉ちゃん視点(03:37:10~03:44:53)

物資を取り終え、安全地帯に向けて移動を開始した「しらたまあねれーじ」でしたが、アベレージさんが運転し、ユキミお姉ちゃん、白百合さんを乗せた車が今大会最大とも言える悲劇に襲われました。  
ユキミお姉ちゃん:運転代わろうか? アベレージ:だいじょうぶ♪
  地面の出っ張りにタイヤをとられ、宙を舞った車は激しく何度も回転。着地と同時に爆発炎上し、「しらたまあねれーじ」は戦闘もしないままにメンバー3人を失ったのです。  
 環右金:え?もう無理やん?俺1人でバケモノたちの相手すんの?どないせっちゅうねん。
  ただ1人別行動をとっていた環右金さんにすべての望みが託されましたが、草むらに隠れていたところを通りがかった「ゲーマーズ」叶さんがバギーで・・・。  
  メンバー全員が交通事故の犠牲となって最終戦を終えた「しらたまあねれーじ」。彼らの例はあまりにも極端でしたが、「メンバーを失ったチームが、最終順位を少しでもあげようとキルよりも生き残りを優先して慎重に振る舞う」という行動は彼らだけでなく、第3試合で多くのチームに共通して見られた行動です。  

叶視点(03:14:08~03:21:46 約8分)

葛葉さんを欠く3名の「ゲーマーズ」は安全地帯の北西側に位置。「ホロライブ」と小競り合いをした後、マップ中央に向けて移動します。途中、建物に隠れる「Blue Destiny」と遭遇。1キル、2ダウンを奪いますが、電磁パルスが迫ってきたため、ともに安全地帯へ向けて移動を開始します。   2チームが安全地帯に向けてチェイスする不規則な走行の中で「しらたまあねれーじ」唯一の生き残りであった環右金さんをはねてしまうというアクシデントはあったものの、無事範囲内への移動に成功しました。しかし、ここで彼らの前に最大の障害である川が立ちはだかります。   川の前で周囲の安全を確認していたタイミングで「乱鬼流」白雪レイドさんによって叶さんが倒されてしまいます。結局「ゲーマーズ」は対岸の土を踏むことなくリタイアとなりました。    
 

海夜叉神視点(04:04:58~04:09:08 約5分)

建物内に陣取り、ほかのチームを待ち受けていた「Blue Destiny」でしたが、不運に次の安全地帯の中心が川のある東側になってしまいます。「ゲーマーズ」と遭遇し、給水タンクの下の隙間を抜かれるショットでゆきんこさんを喪失。「ゲーマーズ」と並走しながら南下、Rozhok北の橋を渡って川の向こう岸を目指すものの「かがちゃむ」の攻撃によってさらに海夜叉神さん、ぐんないさんを失います。  
 

栗山やんみ視点(03:34:00~03:38:54 約5分)

「しらたまあねれーじ」のアベレージさんらが壮絶な事故死を遂げていたころ、「M4Girls」の面々はマップ北西Georgopalの周辺に位置していました。   範囲が東側になったため車で移動を開始。途中、「暗殺者」のつくね熱くねさん、神影クルハさんと遭遇し戦闘の末、マールさんを失うもののこれを撃破します。それと時を同じくして、安全地帯の範囲がさらに東側に偏りました。  
栗山やんみ:安地ずれてる!やばこの安地! 葉月ことり:ヤバイね。 栗山やんみ:Yasnayaの上から行ってYasnayaから入る、がいいと思うよ。渡っちゃいけない系。
  メンバー4人は今後の進路について、以下4つの案を検討します。  

渡河直前の状況 M4Girlsの位置はマップ中央... 続きを読む

Vtuber最協決定戦まとめ(3)第2試合の見どころ紹介

2018年10月20日に行われた「Vtuber最協決定戦」。第1試合は「Blue Destiny」の勝利に終わりました。しかし、大会は3試合の合計得点で競われるため、続いて第2試合が行われます。この記事では2試合目の見どころをご紹介します。  

第2試合開始

第1試合の結果、ドン勝(1位)を獲得した「Blue Destiny」が暫定トップとなります。  
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場  

本放送(2:23:15~2:58:30 約35分)

 

第2試合の見どころまとめ

航路の真下が穴場

 
渋谷ハル:航路あれですね。どこにでも行ける航路といいますか。 SUMOMOXqX:そうですね。割と固まってるんじゃないですかね。こういうときにありがちなのが、意外と航路の真下に全然人いないんですよ。
  すももさんの指摘どおり、RozhokやSchoolなど、航路の直下に位置する物資が豊富な位置はほとんどのチームが敬遠し、周辺の地域にバラける形からスタートしました。  
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場  

武器を持たずに生き残りを図る「持たざる者」

本放送(2:27:15~2:28:40 約1分)

静かに物資収集が進む序盤の中、異彩を放っていたのが「持たざる者」チームでした。武器をまったく持たず、静かに地形の中に潜むことで生き残りを図るスタイルで、第1試合では5位にランクインしています。大会のルールでは敵をキルすることで得られるポイントを獲得できませんが、戦闘というリスクを負わなくて済むというメリットもあります。果たして彼らはどこまで生き残れるのでしょうか?本放送ではこのとき、ボートに乗る熊川さんがピックアップされています。   同じく特色のあるチームとして、あえて4人が別々に行動する「四者四様」もあります。    

環右金、物資を獲得

本放送(2:29:40~2:32:16 約2分)

PUBGでは、ときどきランダムに飛んでくる飛行機が、落ちているものよりもいい物資が入っている「救援物資」を落とす場合があります。今回は「しらたまあねれーじ」の環右金(タマキン)さんが救援物資を獲得しました。  
渋谷ハル:先ほど環右金選手「しらたまあねれーじ」、M249だったみたいですね、救援物資拾ったところ。どうですかM249? SUMOMOXqX:僕は好きなんですけど、人によっては好みの分かれる(武器です)。弾速もじつは早くて、遠くの敵にもはそこそこあたりはするんですけど、ただ単発撃ちっていうモードがなくフルオートでしか撃つことができないので。5発以上撃つと撃つとき反動ですごい跳ね上がるんで。初心者向けの銃ではないです。
   
  解説のすももさんは、物資をとれたことだけでなく、ほかのチームが多くいる場所から離れ早めに安全地帯のそばに移動できたことの重要性を指摘しています。  
SUMOMOXqX:実際に早めに移動してYasnayaから退却できたので、そのおかげで物資もとれたんで、こういう動きで自分たちのチームの運命が変わりますね。
 

ユキミお姉ちゃん視点(2:04:20~2:07:21 約3分)

 
環右金:ん~M249だったわ。 アベレージ:お、いいじゃないですか。
リアクションを見る限り、環右金さん自身もM249をあまり「アタリ」だとは考えていないようです。その後はチーム内で物資を交換しあい、車を2台確保して移動しています。PUBGの序盤ではよくある光景ですが、元々いたYasnaya周辺を早く移動した彼らと、残ったほかのチームがその後どんな運命をたどったのか見ていくと、解説のすももさんが指摘したとおり、運命を決定づける行動だったのかもしれません。    
 

西側に偏る安全地帯

本放送(2:32:54~2:39:08 約7分)

「しらたまあねレージ」に続くように、「ゲーマーズ」も安全地帯がある西側に移動を開始します。次の安全地帯がさらに進行方向側(西)に寄ったため、「ゲーマーズ」はその後一時進行を停止。自分たちの後ろ(東)からくる敵を狙う戦術に出ました。続けざまに安全地帯が西側に寄ったことで、東側に残っていたチームは苦戦を強いられることになります。  
 

叶視点(01:39:13~01:46:49 約7分)

回線の不調から赤羽葉子さんを欠く「ゲーマーズ」。途中、建物内にこもる「乱鬼流」と戦闘になりますが、電磁パルスが迫ってきている状態では常に戦闘よりも移動を優先しています。  
葛葉:Yasnaya通る? 叶:Yasnaya通んないほうがいいかもね。ちょっと怖い。 葛葉:・・・敵いた!340! 叶:無視無視無視無視・・・。
  フェーズ3に入り、リーダーの叶さんは勝負に出ました。安全地帯中央の山まで一気に移動し、有利なポジションを確保することに成功したのです。    
 

紡絆にあ視点(01:34:00~01:40:43 約6分)

問題のマップ東側にあるYasnaya周辺にいた「IRIAM」。そばにいた「カガスタ」と互いに牽制しあい、電磁パルスが迫るギリギリまで移動できませんでした。最後はバイクを全速力で走らせますが・・・。   (画像をクリックで該当シーンのURLに飛びます)
引用元:【VTuber最協決定戦】IRIAM PUBG部サイド配信【PUBG】 ↑リンククリック→ポップアップした画面をクリック→「この動画は YouTube でご覧ください。」で再生できます。

日ノ隈らん視点(01:54:43~02:00:30 約6分)

ゲーマーズに行く手を遮られ、移動手段の車を叶さんに潰されてしまいます。ここで日ノ隈らんさん、皆守ひいろさんが犠牲に。    
 

アキ・ローゼンタール視点(02:05:10~02:10:52 約5分)

「格差社会の縮図」アキ・ローゼンタールさんと夢川かなうさんはバギーで移動中、日ノ隈らんさんの銃撃を受けます。そこは難なく切り抜けたものの、回復アイテムが限られる中、バギーが建物に激突。2人揃ってリタイアとなります。   残る鞍馬つむぎさん、癒月ちょこさんもやはり2人乗りのバギーを銃撃され、最後は爆発四散。チーム揃って派手な退場の仕方となりました。  
夢川かなう:そろそろ範囲以外で死にたいんじゃが・・・。戦場に行こう次は!わらわたちPUBGの楽しみ方を間違っておる気がする!
   
 
SUMOMOXqX:Yasnayaって、車の湧きポイントが少ないんですよ。それと今おそらく車を取られてしまったので、移動がちょっと困難になったと。
  早めに車を調達し移動を開始した「しらたまあねれーじ」、「ゲーマーズ」らは、早めに安全地帯の内側に移動でき、外に残された「IRIAM」、「乱鬼流」、「格差社会の縮図」らは全滅、または大きな痛手を被る結果に終わりました。  

全チームが山を取り囲む展開に

本放送(2:39:08~2:42:42 約3分)

将来の安全地帯の中心が山になる可能性が高まり、生き残った全チームが山に向かって近づいてきます。フェーズ3~4に差し掛かる中、70名近くが生き残り、不意の遭遇から散発的な戦闘に至る機会が徐々に増えてきました。   ・「ばぶみMAXEND GODDESS(BMGD)」山周辺の建物を占領。渋谷ハジメが「暗殺者」歌衣メイカを、あさひが「乱鬼流」白雪レイドを撃破。 ・「乱鬼流」唯一の生き残り、隻翼フィナが山頂付近に到達 ・「おだのぶキス部」登頂を試みるもゲーマーズと遭遇。地形的な不利を悟って撤退。   ・「HybridNotes」Rおじちゃん、「天王神マスターズ」ふくやマスターを撃破。横井bit子、「持たざる者」ディープブリザードを撃破。    
 

Rおじちゃん視点(02:47 :40~02:48:42 約1分)

 
Rおじちゃん:はいワンキル! 有頂 天:ふくやマスターじゃん! Rおじちゃん:ふくやマスターwwwww(一同爆笑)
   
 

青猫えいむ、1人で1パーティーを全滅

本放送(2:43:05~2:43:56 約1分)

山周辺の建物に潜んでいたカガスタの元に、「かがちゃむ」青猫えいむさんが忍び寄ります。  

青猫えいむ視点(01:13:20~01:15:51 約2分)

「かがちゃむ」もまた、山の麓に近づくタイミングを伺っていました。山に向かって乗り物を走らせるほかのチームを撃ち続けたのち、範囲外にいた敵はおおよそ移動しきったと判断したのか、「カガスタ」が潜む山付近の建物に向かって移動します。  
青猫えいむ:いるわ!中4人いる!でも、ここやらなもうあれやで安地的に。
 
 

丑牡てぃあ視点(01:54:10~01:54:52 約1分)

「カガスタ」視点から見るとまさに一瞬の出来事です。  
  ほかのチームが極力戦闘を回避しつつ有利なポジションを確保しようと模索するなか、真正面から勝負して、しかも一人の実力で建物を確保した「かがちゃむ」青猫えいむさんの実力はまさに前評判どおりずば抜けたものだったと言えるでしょう。

全員参加の山岳戦に突入

本放送(2:44:19~2:49:24 約5分)

安全地帯はさらに狭まり、徐々に山の周辺に潜伏するのも困難になってきました。身を潜めていた生き残りチームはこぞって山頂に向かい、壮絶な山岳戦に突入します。  
渋谷ハル:このあたりかなり込み入ってますね。 SUMOMOXqX:山最終エリアだと相当脇から最終的にどんどん出てきますよこれ。
   
SUMOMOXqX:山の真ん中とってくるほうが強くなってくるんですけども。今度は逆にスナイパー武器だと、近くに接敵しやすい状況になってきましたので、辛くなってくるところもあるんですよ。なのでこうなってくるとARとか、近距離武器のSMGとかが(強くなってくる)
 

あさひ視点(02:30:40~02:37:32 約7分)

「BMGD」は、山付近の建物から車に乗ってまっすぐ山を駆け上り尾根に移動。「暗殺者」、「オッパゲ淫魔王」らと戦い、いくつかのキルを奪います。その後は、山に集まるほかのチームの射線が通るのを避けるため、あえて再び下山することに。  
 

つくね熱くね視点(02:38:24~02:43:45 約6分)

「暗殺者」は、最後に生き残ったつくね熱くねさんが「BMGD」の背後をとりますが、あちらは数の上で完全に有利なためうかつに手が出せません。しばらくは忍者のように追跡を続けていましたが、電磁パルスに背中を追われ渋谷ハジメさんに仕留められてしまいました。    
 

ユキミお姉ちゃん視点(02:14:26~02:26:05 約10分)

「しらたまあねれーじ」は山の麓に向かう途中、「紅葉杏虎」と戦闘になり、ユキミお姉ちゃんが一度ダウンを奪われるものの、徒歩で山の中腹まで移動することに成功しました。途中、救援物資が山肌を滑りを落ちていく様を横目に見ながら、隻翼フィナさんの亡骸を漁って物資を補充します。   しかし、彼らの前方には「BMGD」がいるため、それ以上の進行は困難でした。後方からは「紅葉杏虎」が迫り、上下から挟み撃ちされる格好に。安全な場所を求めてさまよいながら、最後は崖下に落下させられてしまいます。    
 

ゆる杏子視点(02:35:25~02:38:30 約3分)

次の安全地帯の中心が山側に確定。現状の位置からでは不利になると覚った「紅葉杏虎」は、 少しでも生き残り順位を上げるためにあえて登頂を諦め、山の麓から敵チームの背後を狙う作戦に出ます。   麓へ移動したところ、M249を有する環右金さんら、「しらたまあねれーじ」の銃撃にさらされ脱落となりました。    
 

偶然の出会いが潰し合いを生む

本放送(2:49:19~2:54:50 約5分)

山上の限られたスペースの中で生き残りをかけた戦いは熾烈さを増していきます。    
   

あっくん大魔王視点(2:40:08~02:47:01 約7分)

山の麓にたどり着きますが、oddaiさん、あっくん大魔王さん、パゲ美さんの順番で力尽き、1人残された万楽えねさんが、山腹での生き残りを図りますが・・・。    
 

マール視点(02:09:10~02:18:41 約9分)

「M4Girls」と「ゲーマーズ」は、最も早く山上を確保していたチームです。ほかのチームに比べれば有利な位置にありましたが、これらの2チームもお互いに接触して激しい戦いを繰り広げます。   栗山やんみさんが最初にゲーマーズと接触。ひとりで本間ひまわりさん、葛葉さんを破るものの・・・。  
栗山やんみ:あっ!やばい近くいた!叶くんだから気をつけて!
  (画像をクリックで元動画の指定範囲に飛びます)

スモークから姿を表した叶さんとの打ち合い... 続きを読む

Vtuber最協決定戦まとめ(2)第1試合の見どころ紹介

2018年10月20日19時、渋谷ハルさんのYoutubeチャンネルで放送された「Vtuber最協決定戦」。この記事では、本放送の流れに沿って、各試合の見どころを順番にご紹介します。  

第1試合

大会のオープニングトークが終了し、いよいよ第1試合が開始されました。   本放送(00:59:40~01:37:37 約38分)
 

第1試合の見どころ

航路と降下する位置の決定

PUBGでは、試合開始時に飛行機の航路がランダムに決定され、プレイヤーたちはパラシュートを使って自分の降りたい位置に降下していきます。 その後は、戦いに備えて武器や回復アイテムを含めた物資を集める必要があるため、「敵チームとの遭遇を覚悟してたくさん物資が落ちている場所に降下する」か、「敵チームと遭遇しにくい、物資の少ない場所に降下するか」が勝負の行方を左右する最初のポイントです。  
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場  
渋谷ハル:航路はこんな感じですね。西側、南から北へ。少し左にそれていくような航路でございます。どうですか?この航路だったら「ここ行きたい」とかってすももさんあります? SUMOMOXqX:自分でしたら・・・大会ならまず車を取りたいですかね。ミリタリーベース(地図下方にある島の中央)とかは「激戦区」というイメージがあるので、大会ではあんまり(人が)行かないんですよ。ミリタリーベース付近は車が360度どこにでもあるので、もし人が多かったとしても移動ができるので、僕は初手ミリタリーベースとかは好きですね。
  解説のSUMOMOXqXさんが予測したとおり、ミリタリーベースに降下したのは比較的経験豊富なメンバーが揃っている「かがちゃむ」と「Blue Destiny」の2チームのみでした。

たかさき咲、おだのぶに謀反?

各チームの降下が終わり、安全地帯の範囲が決定されたころ、最初の事件が起こりました。    

本放送(01:03:25~01:04:28 約1分)

渋谷ハル:あっ!「おだのぶキス部」たかさき咲! SUMOMOXqX:ログを見る限り轢いてしまったんですかね? 渋谷ハル:おだのぶ轢かれてますけど謀反じゃないですかこれ!?
 
 

たかさき咲視点(00:31:17~00:31:39 約30秒)

 
たかさき咲:これチームキルあんのかな?轢いていい? 姫神ななみ:ダメダメダメ、何いってんの?怖いよ・・・。 たかさき咲:わかんないじゃん轢かないと。 おだのぶ:アーッ!アッ、アーッ! たかさき咲:あんじゃん、チームキルあんじゃん。 梔子スイ:あったなぁ・・・。
どうやら、チームキル(攻撃が味方に当たるかどうか)を確かめるための行動だったようです。   「おだのぶキス部」は、直後にまたしても運転を誤りおだのぶさんが気絶する状況に陥っています。  

たかさき咲視点(00:32:45~00:33:24 約1分)

   
 

最初の戦闘:四者四様 VS オッパゲ淫魔王

事故を除いて、本放送で初めて確認されたのが「四者四様」のあがさ乱歩さんと「オッパゲ淫魔王」の戦闘です。  

本放送(1:06:55~1:07:55 約1分)

 
渋谷ハル:やってますねこれ。「四者四様」と「オッパゲ淫魔王」。 SUMOMOXqX:しかしこれ一人を気絶させて逃げているという? 渋谷ハル:あがさ乱歩選手これ一人で動いてますね。
   
 

あがさ乱歩視点(00:17:42~00:18:19 約1分)

  「四者四様」は、あえて一人ひとり違う場所に降り、生き残りを図る作戦をとっていました。放送中には漫画の「ワンピース」にちなんで「シャボンディ作戦」と呼んでいます。  
あがさ乱歩:えーもう俺武器とか知らんわ。こもるわ。 バーチャル探偵あるある:いや、いいいい。生き残ることを最優先に行こう。それが僕たちの協力だから。
  分散すれば敵に見つかるリスクは少なくなりますが、戦闘では数に劣ってしまうことになるので不利になってしまうリスクが高まります。不運にも開始直後のこのタイミングであがさ乱歩さんが「オッパゲ淫魔王」のパゲ美さんと遭遇してしまいました。  
あがさ乱歩:あれ?やっべぇ敵だ!
  なんとか相手を撃破したあがさ乱歩さんでしたが、残る敵の仲間に包囲されることを恐れたのかすぐさまその場を逃亡します。  
あがさ乱歩:殺さずに、倒すだけ倒して逃げていくわ俺。 蒼音タヤ:それ最高だよ。1キルすれば10ポイントだぞ。 あがさ乱歩:Youtuberとして申し訳ないよ!
   
 

オッパゲ淫魔王、見えない敵に混乱

あっくん大魔王視点(01:03:00~01:06:24 約3分)

  一方の「オッパゲ淫魔王」の面々は、仲間がやられたことによって混乱の極みにありました。  
万楽えね:いる! あっくん大魔王:嘘でしょ?・・・場所教えて!どこ?中? oddai:うん、中。奥にいる!
  (oddaiとあっくん大魔王、室内に入る)  
あっくん大魔王:(oddaiに銃撃されて)違うこれ我輩、我輩! oddai:ごめんごめんごめん!
  敵と味方を間違えて危うく同士討ちになるところでした。敵のあがさ乱歩さんはとっくの昔に逃亡しているのですが、「オッパゲ淫魔王」の面々は「見えざる敵」に翻弄されることになります。   ・パゲ美がガラスを割った音にあっくん大魔王が驚く ・敵を炙りだそうとあっくん大魔王が投げたグレネードにoddaiが驚く ・万楽えねが投げたグレネードに、上階を探索していたあっくん大魔王が当たりかける  
 

最初の犠牲者はまさかの・・・

本放送(01:07:52~01:09:20 約1分)

 
渋谷ハル:これやりましたね。 SUMOMOXqX:これはバイクでちょっと横転しちゃった感じですか?
  開始から7分を過ぎたころ、ついに最初の脱落者が発生します。しかもそれは戦闘によるものではなく、事故によるものでした・・・  
 

黒乃ハクト視点(00:09:00~00:11:19 約2分)

「ぶいらいぶ」の犬神もふさんと白梅さんは、バイク2人乗りして移動していました。最初は運転に自身を見せていた犬神さんでしたが・・・。  
犬神もふ:バイクの運転プロかもしれん。 白梅:やっばプロじゃん、プロじゃん!卍、マジ卍!オラオラ! 白梅&犬神もふ:アーッ!
  バイクが転倒。運悪く2人とも気絶状態になってしまいました。最も近くにいた黒乃ハクトさんが蘇生に向かうものの、途中障害物に阻まれて到着が遅れてしまいます。白梅さんの蘇生はなんとか間に合いましたが、犬神もふさんが最初の脱落者になってしまいました。  
犬神もふ:バイクなんか運転するんじゃなかった・・・。
  交通安全教習ビデオのようなセリフと共にあえなくリタイアとなりました。   (画像クリックで該当時間から動画を再生できます)
引用元:【PUBG VTuber最協決定戦】ぶいらいぶ動物園視点 第1試合から【黒乃ハクト】 ↑リンククリック→ポップアップした画面をクリック→「この動画は YouTube でご覧ください。」で再生できます。

ふくやマスター、ホロライブとニアミス

本放送(1:11:06~1:12:41 約2分)

  ゲストチームの一つである「ホロライブ」は、「天王神マスターズ」のふくやマスターさんが潜む建物に、そうとはしらず侵入してしまいます。味方の連携意識が強いホロライブは常に固まって行動し、味方と距離が離れているふくやマスターさんもただ隠れるしかない状況に追い込まれてしまいました。   ふくやマスターさんが身を潜める階に「ホロライブ」のロボ子さんが近づき、万事休すかと思われましたが・・・。    
 

ロボ子視点(00:23:41~00:25:37 約2分)

ロボ子さんの視点からは、敵の気配こそするものの特に危険そうな雰囲気はありません。  
湊あくあ:あー漁られてる漁られてる 白上フブキ:漁られてる? 湊あくあ:気をつけてワンチャンいるかもしれないから。 ロボ子さん:OK。ワンパがいるってのはわかったもんね。
 
 

神楽彩視点(01:11:12~01:11:57 約30秒)

「天王神マスターズ」神楽彩さんの視点からは、敵と遭遇したふくやマスターさんの緊張感が伝わってきます。  
ふくやマスター:(車の音を聞いて)来てますねこれ。・・・多分僕死にます。 ふくやマスター:敵います敵います。交戦します。 神楽彩:マスターのところだから・・・このへんかな・・・(地図を確認) ふくやマスター:僕の部屋にいます。目の前にいます。
   
  大会時点で「ソロでドン勝をとったことがない」と語っていたふくやマスターさんですが、ほかのメンバー3人を率いてリーダーのように指示を出す役割を担っていたのが印象的です。もしかしたらその落ち着いた声質でメンバーに安心を与える効果があったのかもしれません。  

HybridNotes、紅葉杏虎の攻撃により全滅

本放送(1:12:47~1:13:27 約1分)

試合開始10分を過ぎたころ、範囲内に移動しようと車に乗っている「HybridNotes」を「紅葉杏虎」が襲撃する形で戦闘が始まりました。  
渋谷ハル:これ「HybridNotes」と、もう1チーム「紅葉杏虎」。 SUMOMOXqX:これはガソスタ側にいるほう(紅葉杏虎)が有利とは思うんですけども。ガソリンスタンド側は南下して降りることもできるんですけど、山の上側(HybridNotes)は逃げ道が限られているので、倒れている味方を起こすのは困難じゃないかなと。
  解説のSUMOMOXqXさんが指摘したように、戦局は「紅葉杏虎」側有利に展開していきました。  
 

Rおじちゃん視点(1:18:20~1:21:49 約3分)

「HybridNotes」のRおじちゃん視点だと、さらに絶望的な状況であったことがわかります。   車で道を横断しようとしていたところで、紅_aKaさんの攻撃によりまずRおじちゃんが脱落。続いて有頂 天さん、横井bit子さんら2名も気絶。ひや.さんがただ一人残されるも、体力を1メモリ残しただけの瀕死の状態に陥ってしまいます。その後、懸命に範囲内に向けて走り続けましたが、回復アイテムは見つからず。あえなく電磁パルスのダメージで全滅となってしまいました。  
Rおじちゃん:あれ、上手いチームだな。抜かれた。 有頂 天:いやー一発目か、1チーム目だねウチラのチーム。 横井bit子:最悪だ。
   
 

ホロライブが同士討ち?

本放送(1:13 :28~1:15:03 約2分)

 
渋谷ハル:あれ?「ホロライブ」?ロボ子選手味方2名ダウン・・・。今ジブリール選手のダウンをとったんですけど、その後味方のダウンをとってましたよね? SUMOMOXqX:おそらく、味方ひとりと射線がかぶってしまって、相手を撃って倒せはしたんたんだけどももうひとりの味方を撃ってしまったと、言う感じなんじゃないかと。 渋谷ハル:今2ダウンしてたんですけど。僕の予想なんですけど、一人が間違えてチームキルしてしまったのに対して、チームキルした味方を敵だと勘違いしてもうひとりが倒しあったんじゃないか説が・・・。
   
 

ロボ子視点(00:25:12~00:27:30 約2分)

 
白上フブキ:いる!外いる! (ロボ子、前にいた白上フブキ、湊あくあの2名をキル) ロボ子:アーッ!待って!ネットワークが・・・。戻った戻った!ごめーん!
  ロボ子さんの視点を見ると、SUMOMOXqXさんの説(味方と射線がかぶってしまった)が正しかったことがわかります。ロボ子さんは普段フレンドリーファイアのない環境でプレイしていたようで、大会がフレンドリーファイアありだということを知らなかったようです。味方を組成させる前に一度ネットワークエラーが表示されており、もし回復できていなければ危ないところでした。    
 

ホロライブ VS 天王神マスターズの決着

本放送(1:15:12~1:17:37 約2分)

 
渋谷ハル:これでも、ホロライブが乗ってきた車じゃないですか? SUMOMOXqX:はい、でも「とられた」ってことは気づいてますよ。 渋谷ハル:おお!あくあ選手!ダブルキル!
  湊あくあ選手に味方を2人やられ、残り1人となったふくやマスターさんが果敢に挑みますが、衆寡敵せず「天王神マスターズ」は全滅。ところが、「ホロライブ」側からは見えない位置で、電磁パルスのダメージで倒れてしまったために、敵が全滅したとは知らない白上フブキさんは・・・。    
 

ロボ子視点(00:28:10~00:30:17 約2分)

 
白上フブキ:あーごめん!グレ手前に投げちゃった!
   
 

神楽彩視点(1:15:00~1:17:03 約2分)

敗れはしたものの、撮れ高を作ったと喜ぶ「天王神マスターズ」の面々。勝利した「ホロライブ」も戦いに余計な時間を費やしたせいで安全地帯に移動できず、両チーム共倒れになってしまいました。    
 

あがさ乱歩、4人の敵が眼前を通過

本放送(1:17:53~1:17:37 約2分)

4人がバラバラに隠れて長期の生存を目指す「四者四様」のあがさ乱歩さんが、敵の1チームと近距離で遭遇するも無傷で切り抜ける珍事が起こりました。    

あがさ乱歩視点(00:28:48~00:29:27 約1分)

 
あがさ乱歩:あー敵発見しちゃった俺。 バーチャル探偵あるある:マジで?乱歩さんにカメラ移動しよ。・・・ばれない!意外とばれない!アガサーッ!まさかのスルー!
 
 

カガスタ VS Blue Destiny ダウンの取り合い

本放送(1:18:40~1:21:28 約3分)

ここで本放送の画面に、事前データから「最強」と目される「かがちゃむ」青猫えいむさんが登場。長距離のスナイプで車のタイヤを潰すなど、実力を匂わせるプレイが見受けられました。  
渋谷ハル:「かがちゃむ」青猫えいむ。やっぱり許さないですね。相手の甘えというか。
  その後、「カガスタ」と「Blue Destiny」が激突。お互いに複数のダウンを奪い合う激しいバトルを見せつけてくれました。  

丑牡てぃあ視点(0:30:30~00:32:25 約2分)

「カガスタ」の視点からは、射貫まといさんが気絶させられたところから戦闘がスタートしていることがわかります。しかも、丑牡てぃあさんは背後から青猫えいむさんに狙われて気絶させられおり、2チームから挟撃されていたといえるでしょう。    
 

海夜叉神視点(01:16 :57~01:19:51 約3分)

一方の「Blue Destiny」もキルログから青猫えいむさんの生存を確認して海夜叉神さんが恐怖心を吐露するなど、「かがちゃむ」を最も警戒している様子が伺えます。  
海夜叉神:ゆきんこさん援護行ってあげて、私大丈夫!やばい!ぐんないさんやられた!
  最初、海夜叉神さんのヘッドショットで機先を制した「Blue Destiny」でしたが、「カガスタ」の反撃によりぐんないさんがやられたため、海夜叉神さんはゆきんこさんを応援に差し向けました。その後、ゆきんこさんは敵チームの2名をキル。勝敗を決定づけます。  
  後方にいながら戦況を冷静に観察し、適切なタイミングでサポートを行った海夜叉神さんの判断力が勝利を導いた要因ではないでしょうか。  

有利なポジションを巡る戦い

本放送(1:23:04~1:25:05 約2分)

戦いも中盤~終盤戦に差し掛かってきました。各チームとも電磁パルスに追われて安全地帯の中央に近づき、遭遇する機会が多くなってきます。このあたりの主な出来事は以下のとおりです。   ・「おだのぶキス部」、「M4Girls」とにらみ合い ・その背後をひとり走り抜ける「持たざる者」サムズ・ボボ ・「ゲーマーズ」葛葉、物資を取りに行くも「紅葉杏虎」にやられる   こうした、有利なポジションを巡る戦いの中で徐々にアドバンテージを獲得していったのが優勝候補と目されていた「かがちゃむ」でした。 陣取っている山の左右から「IRIAM」、「Blue Destiny」にはさみうちにされるものの、メンバーが互いに背後をカバーしあい、青猫えいむさんがまず「IRIAM」を全滅。危なげなく包囲を回避します。  
 

味方の犠牲と引き換えに

本放送(1:26:49~1:29: 24 約2分)

このあたりで徐々に有力なチームも姿を消すか、もしくはメンバーを失う場面が増えていきます。にじさんじゲーマーズもそのひとつ。先に葛葉さんを失い、3人となった状態で戦ってきましたが、ここで「かがちゃむ」などのチームと接近します。    
 

叶視点(00:33:20~00:35:55 約2分)

まず赤羽葉子さんがダウン。キルログから相手が青猫えいむさんだと知った叶さんは、蘇生している最中を狙われるのを恐れ、やむなく後退します。その先で遭遇したのは「おだのぶキス部」でした。    
 

たかさき咲視点(00:54:38~00:57:41 約3分)

「ゲーマーズ」が「かがちゃむ」と接触したころ、「おだのぶキス部」は、「暗殺者」と戦っていました。おだのぶさんを失いながらもなんとか勝利します。  
梔子スイ:ドリンクまきまきする。 たかさき咲:ドリンクをまくな! 梔子スイ:ドリンクをまくとな、花が咲くんや。枯れ木に。 おだのぶ:へぇー。
  直後に「紅葉杏虎」に敗れはしたものの、強豪と目される「ゲーマーズ」を倒せたことに皆満足していた様子です。    
 

地の利を得られなかった「ばぶみMAX END GODDESS」

本放送(1:29:33~1:33:55 約4分)

戦いは終盤戦に突入。それまでに確保したポジションの有利さと、安全地帯の収縮がさまざまなチームの明暗を分けていきます。  
渋谷ハル:「Blue Destiny」と「乱鬼流」、2チームが同じ集落にいる状況。 SUMOMOXqX:ここは間違いなくエリアから外れてしまうので、次の収縮では間違いなく先頭を切るかと思います。
   
 

神楽めあ視点(00:39:32~00:42 :06 約3分)

「BMGD」側の視点で見ると、激しい十字砲火にさらされるなか、かろうじてスモークグレネードで耐えしのんでいたことがわかります。苦しい状況でしたが、神楽めあさんが青猫えいむさんをダウンさせるという金星をあげました。  
神楽めあ:あっ青猫えいむじゃん!ヒャハハ!!
  しかし、有利な地形にいることもあって青猫えいむさんは蘇生。今度は神楽めあさんが逆にダウンさせらてしまいました。    
 

稲荷くろむ視点(1:18:34~1:20:54 約2分)

周囲に良い遮蔽物のない「BMGD」は味方をダウンさせられても蘇生するのが難しく、ひとり、またひとりと倒れていきます。最後に生き残った稲荷くろむさんは、流川ルカさん、ぐんないさん、ゆきんこさんから立て続けにダウンを奪い、1人で「Blue Destiny」を押さえつけますが、蘇生したゆきんこさんに倒されてしまいました。  
 

海夜叉神視点(01:29:30~01:32:07 約3分)

範囲の収縮に合わせて建物を出た「Blue Destiny」。近くのあばら家に身を潜めるも、後方を警戒していた流川ルカさんを失います。電磁パルスが文字通り背中のすぐ後ろに迫る中、「BMGD」稲荷くろむさんと戦い勝利をもぎ取ります。  
 

勝利の決め手は「仲良し度」

本放送(01:33:58~01:36:39 約3分)

渋谷ハル:現在生き残っているのは「紅葉杏虎」よりゆる杏子選手、「乱鬼流」より白雪レイド選手、「Blue Destiny」よりゆきんこ選手と海夜叉神選手。
  残り3チーム、勝利を手にしたのは果たして・・・?  
SUMOMOXqX:最後、ふたりとも同じ位置にいるんじゃなくて、ふたりとも射線の位置を変えてね。色んな方向からグレネード投げれるところまでいったので。そういう連携の良さが生きたんじゃないでしょうか。仲良し度ですよ。

ゆる杏子視点(01:23:21~01:24:04 約1分)

3チームの中では最も上の位置を抑えていたものの、「Blue Destiny」との戦闘中に「乱鬼流」から背後を狙われる形になりました。  
 

白雪レイド視点(日ノ隈らん放送より)(00:54:46~00:56:47 約2分)

すでに脱落した青猫えいむさんがまだ生き残っていると勘違いしていた様子なので、もしかしたらそのことが最後の動きに影響を与えていたのかもしれません。    
 

海夜叉神視点(01:32:07~01:34:46 約2分)

勝負の決め手となった最後のグレネードは、敵を目視できていない状況で位置だけを頼りに投げていたようです。    
 
海夜叉神視点:よっしゃぁぁぁぁ!!!海夜叉神グレネードぉぉぉぉ!!!

ドン勝インタビュー

本放送(01:39:39~01:52:32 約13分)

 
  (以下リンク先の記事に続きます)  
Vtuber最協決定戦まとめ(3)第2試合の見どころ紹介
  (オープニング~その他の試合の記事)
Vtuber最協決定戦まとめ(1)各チーム視点のリンク・オープニングトーク
Vtuber最協決定戦まとめ(4)最終・第3試合の見どころ紹介
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Vtuber最協決定戦まとめ(1)各チーム視点のリンク・オープニングトーク

2018年10月20日の19時から「Vtuber最協決定戦」が開催されました。PUBGのスクワッドで順位・キル数を競い、3試合終了後の総合得点で優勝を競う大会です。この記事では、死闘の中でどのようなドラマが生まれたのか、大会本放送で取り上げられたシーンをメインにご紹介します。  

Vtuber最協決定戦

90名以上のプレイヤーがオンラインで戦うサバイバルゲーム「PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS(PUBG)」の大会です。スクワッド(4人一組のチーム同士の戦い)で参加者は「バーチャルYoutuber(Vtuber)」に限定されています。   主催はVtuberの渋谷ハルさん。Vtuberとしての活動ではPUBGを主に生放送を行っており、自身も高い実力を誇っています。過去に「Vtuber最強決定戦(ソロの大会)」を開催していましたが、今回は一人ひとりの実力だけでなく、チームワークも求められる本大会を新たに開くことになりました。   本放送はこちら  

参加チーム一覧(各チーム視点へのリンクあり)

ゲストチーム8組、一般参加チーム12組の合計20組、80名のメンバーが参加しました。  

ゲストチーム

ホロライブ

ロボ子 白上フブキ 湊あくあ 百鬼あやめ   ロボ子視点 https://www.youtube.com/watch?v=VjxQ-mS-DW4   湊あくあ視点 https://www.youtube.com/watch?v=3S1MMCF3Iv4  

ばぶみMAX END GODDESS(BMGD)

渋谷ハジメ 稲荷くろむ あさひ 神楽めあ   渋谷ハジメ視点 https://www.youtube.com/watch?v=4zn022ToCU0   稲荷くろむ視点 https://www.youtube.com/watch?v=SUoXpLC4-RQ   あさひ視点   神楽めあ視点 https://www.youtube.com/watch?v=9KbIgi3qEb4  

オッパゲ淫魔王

あっくん大魔王 万楽えね パゲ美 oddai   あっくん大魔王視点  

卍日ノ隈総本部 乱鬼流卍(乱鬼流)

日ノ隈らん 皆守ひいろ 隻翼フィナ 白雪レイド   日ノ隈らん視点   皆守ひいろ視点 https://www.youtube.com/watch?v=iCx1UzQSd4Y     隻翼フィナ視点   白雪レイド視点 https://www.youtube.com/watch?v=HpVyYt68Rnw  

おだのぶキス部

おだのぶ 姫神ななみ たかさき咲 梔子スイ   おだのぶ視点 https://www.youtube.com/watch?v=09KYr-CT5bA   たかさき咲視点  

しらたまあねれーじ

ユキミお姉ちゃん 白百合 アベレージ 環右金   ユキミお姉ちゃん視点  

Blue Destiny

海夜叉神 流川ルカ ゆきんこ ぐんない   海夜叉神視点 https://www.youtube.com/watch?v=I0JXCryB8G4   流川ルカ視点 https://www.youtube.com/watch?v=HcmmPb5KaSw  

カガスタ

綺羅星ウタ 丑牡てぃあ 獅子神レオナ 射貫まとい   丑牡てぃあ視点 https://www.youtube.com/watch?v=954rPygLU_8  

一般チーム

にじさんじゲーマーズ(ゲーマーズ)

叶 葛葉 本間ひまわり 赤羽葉子   叶視点  

IRIAM PUBG部(IRIAM)

紡絆にあ 胡間シバリ 伽藍怜 空兎ヨル   紡絆にあ視点 https://www.youtube.com/watch?v=nHVCygwmsM8  

格差社会の縮図

鞍馬つむぎ 癒月ちょこ アキ・ローゼンタール 夢川かなう   アキ・ローゼンタール視点 https://www.youtube.com/watch?v=zj2prAvzFBk  

持たざる者 ~全裸の男たち~(持たざる者)

オボロリュウ ディープブリザード サムズボボ 熊川   ディープブリザード視点 https://www.youtube.com/watch?v=_6prpWs8v5U  

天王神マスターズ

神楽彩 マスターTV(ふくやマスター) 天魔マリナ 帝王じぶりぃる   神楽彩視点 https://www.youtube.com/watch?v=HhXqE_b-Gmg  

HybridNotes

横井bit子 Rおじちゃん ひや. 有頂 天   横井bit子視点 https://www.youtube.com/watch?v=4J4swcIopwg   Rおじちゃん視点   有頂天視点   https://www.youtube.com/watch?v=shNm4w2jLsE  

かがちゃむ

青猫えいむ 幡多乃ちゃろ 花芽すみれ 花芽なずな   青猫えいむ視点(前半)   青猫えいむ視点(後半) https://www.youtube.com/watch?v=w5pdrFDbHkY   幡多乃ちゃろ視点 https://www.youtube.com/watch?v=igteOJhJNCk   花芽すみれ視点 https://www.youtube.com/watch?v=7KynD_9r4vM   花芽なずな https://www.youtube.com/watch?v=9H0PxBH1AX8  

ぶいらいぶ動物園(ぶいらいぶ)

白梅 ディオン 黒乃ハクト 犬神もふ 黒乃ハクト(試合開始前) https://www.youtube.com/watch?v=9l5xy1-MTKg   黒乃ハクト(第1試合から) https://www.youtube.com/watch?v=ponDhAXqWeE   黒乃ハクト(第2試合から) https://www.youtube.com/watch?v=p48lNNtpkXA   黒乃ハクト(第3試合から) https://www.youtube.com/watch?v=aBbWElsSS3k  

†紅葉杏虎†(紅葉杏虎)

ゆる杏子 常葉ひより 紅_aKa しまごろう   ゆる杏子視点   常葉ひより視点 https://www.youtube.com/watch?v=Wo3W0lS6Zvk  

四者四様

バーチャル探偵あるある 洞窟竜ゴーシル あがさ乱歩 蒼音タヤ   あがさ乱歩視点 https://www.youtube.com/watch?v=7D5fw06dAyw   蒼音タヤ視点 https://www.youtube.com/watch?v=g0T2uklhTMg  

骸卍x暗殺者x卍骸(暗殺者)

つくね熱くね 歌衣メイカ 神影クルハ 嘯ライア   つくね熱くね視点   神影クルハ視点 https://www.youtube.com/watch?v=bDAnD_cpHNg   嘯ライア視点 https://www.youtube.com/watch?v=7f730O8ycow  

M4Girls

マール 小鳥遊紫月 栗山やんみ 葉月こより   マール視点 https://www.youtube.com/watch?v=9qQCsXtMbxE   小鳥遊紫月視点 https://www.youtube.com/watch?v=YHrCFD0jKso   栗山やんみ視点 https://www.youtube.com/watch?v=UlIMkndsqYc  

大会運営者・協力者

実況:渋谷ハル

▷Twitter https://twitter.com/ShibuyaHAL ▷チャンネル https://www.youtube.com/c/HALchannel?sub_confirmation=1  

ゲスト解説:SUMOMOXqX(プロゲーマー:DetonatioN Gaming)

▷Twitter https://twitter.com/sumomoxqx ▷チャンネル https://www.openrec.tv/user/sumomo_xqx

司会:天羽よつは(Vtuber)

▷Twitter https://twitter.com/amahane428 ▷チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCO2bnzPlCau6YzLoSt8EDdA

【大会協力】

協賛・賞品提供 BrightRelish様 ▷ホームページ https://brightrelish.jp/ ▷Twitter https://twitter.com/BrightRelishJP

当日運営サポート

EGGNIS JAPAN様 ▷ホームページ https://eggnis-japan.webnode.jp/

楽曲提供

月島ミュモ様(バーチャルバンドマン) ▷楽曲名:Dive into the BattleG https://www.youtube.com/watch?v=IkyeGvz0KSs ▷Twitter https://twitter.com/myumo_Tukishima
引用元:本放送概要欄  

冒頭の見どころ

本放送の流れに沿って、放送オープニングの見どころをご紹介していきます。  

大会概要とルール説明

大会の大まかな流れとルールの説明、スポンサー企業を始めとする協力者の紹介です。   本放送 0:00:00~0:15:49(約15分)
 

参加チーム戦力分析

各チームの戦力分析と、それに対する解説のSUMOMOXqXさんの見解が語られています。  

大会前の個人別戦績データ

引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場
引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場

大会前チーム別戦績データ

引用元:【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場

Q.PUBGにおける強さの基準は?

渋谷ハル:ここですももさんにお聞きしたいことがあるんですけど、KDとかダメージとかってだいたいこんぐらいより高かったら「すごい!」とかってあったりしますか? SUMOMOXqX:そうっすね。このゲームって立ち回りがすごい大事なゲームなんで、立ち回りを覚えるためにKDも上げていかなければならないんですけど、まず「KD=1以上」があれば、十分戦えていると思うので、そこが基準なのかなと思います。「自分がやられる前に相手を一人倒せている」ということなので。
 

Q.特に気になるチームは?

渋谷ハル:ちなみに画像(データ)を見ていて、気になる選手はいますか? SUMOMOXqX:チーム全体でいうとやっぱり「かがちゃむ」が(群を)抜いて強いと思います。配信開始前に自分で調べてみたんですけど。普段からチームでもプレイされているみたいなので、このデータだけではわからない「チームの連携」も強いのではないかと思います。

Q.プレイスキル以外のポイントは?

渋谷ハル:事前に視聴者に行った優勝予想では、「かがちゃむ」のほか「ゲーマーズ」、「Blue Destiny」も票を集めていました。 SUMOMOXqX:その辺の方々はゲームを生業としている人たちだと思います。PUBGというゲームにはどうしても運用要素が絡むんですけど、そういう運を覆す「練習量」という部分も出るんではないかと。 天羽よつは:実力も大事だけど、今回出場してくれたチームは個性的なチームが多いから、何が起こるか予想できないんじゃないかなってよつはも思っていて、楽しみだね!
  本放送(00:15:49~00:24:05 約9分)  
 

チーム紹介動画

合計12チームが提出した、自己紹介動画が順番に流れます。その後、司会陣による動画提出のなかったチームの紹介が行われました。   本放送(00:24:05~00:57:32 約33分)  
 

そして、第1試合開始

参加チームの紹介も終わり、準備も整ったところでいよいよ第1試合が開始されます。   (以下リンク先の記事に続きます)  
Vtuber最協決定戦まとめ(2)第1試合の見どころ紹介
  (その他の試合の紹介記事)
Vtuber最協決定戦まとめ(3)第2試合の見どころ紹介
Vtuber最協決定戦まとめ(4)最終・第3試合の見どころ紹介
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「ドン勝しないと飯食えない」で天開司が遭遇したクソおもちゃ

2018年9月22日~24日にかけて、バーチャル債務者Youtuberの天開司さんが「ドン勝しないと食事ができない」天波少年的ドン勝チャレンジを行いました。合計46時間にも及ぶ挑戦の過程は大いに視聴者を盛り上げましたが、今回はその影で配信を盛り上げた3種類の「おもちゃ」をご紹介したいと思います。  

【PUBGドン勝しないと飯喰えない】Vtuberはドン勝だけで生きていけるか?

BANsのリーダーである天開司さんは、さまざまなコラボイベントを企画したり、長時間に及ぶチャレンジ企画に自ら挑戦することでも知られています。秋分の日を含んだ三連休にあたる9月22日~24日には、Vtuberの間でも人気のバトルロイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS(PUBG)を題材とした企画に挑戦しました。   「ドン勝(1位)をとらないと食事ができない」、「ゲーム中でアイテムを獲得or使用した場合、似たような食べ物、飲み物を食べられる」という制限のもと、「Vtuberはドン勝だけで生きていけるか?」を確かめようとしたのです。  

第一のクソおもちゃ:パン止めるやつ

とはいえ、ドン勝への道は厳しく、ろくな食事もとれないまま13時間が経過してしまいます。天開さんは唯一、ゲーム中でアイテムを使用した場合に限り食べることが許されていたフエラムネを食べて空腹を紛らわそうとします。   PUBGドン勝しないと飯喰えない】Vtuberはドン勝だけで生きていけるか? 1日目 (3:23:23~) https://www.youtube.com/watch?v=VIVwAEO0RQs&feature=youtu.be&t=12202  
まあ、落ち着こうや。ラムネでも食って。
  フエラムネは笛のように音を出して遊べるお菓子ですが、ふたしたはずみで割ってしまい音も出せなくなってしまいます。気分転換もできないのかとテンションだだ下がりの天開さんでしたが・・・。  
おもちゃもついてるぞこれ・・・。おもちゃかなこれ?なんだろう・・・。 ・・・なにこれ?えっ・・・?えっ!?
  駄菓子におもちゃが付いていること自体は、特段珍しいことではありません。しかし、天開さんが目にしたものはあまりにも意外すぎる「おもちゃ」の姿でした・・・。  
なにこれ?マジ?これをおもちゃって言い張ってんの?嘘だろっ・・・! マジで・・・?すごいぞこれ・・・!
 
なんか、熊っ・・・。熊のオブジェみたいなやつ・・・。なんだこれ?
 
おもちゃじゃないよこれ!パン止めるやつじゃん!パン止めるやつだよこれ!
  天開さんは「パン止めるやつ」と形容したおもちゃの写真をツイッターにアップロードしました。  
このおもちゃやばいぞ・・・。しかも女の子用だからなこれ。見てくれ。
    天開さんのいう「パン止めるやつ」とはおそらくこの「バッグ・クロージャー」というものでしょう。  
見たかこれみんな!これやばいよな!?これだからな本当に出てきたやつ! 嘘じゃないぞ! パン止めるやつだよな!? 顔面蒼白だよ・・・。 おもちゃを貰ったと思ったらパン止めるやつが出てきた・・・。
 

第二のクソおもちゃ:コンクリートを回す車

その後、ドン勝は得られぬまま挑戦時間は23時間を突破します。そこで再びフエラムネ開放の時間、つまりは新たなおもちゃの獲得チャンスが巡ってきました。   【PUBGドン勝しないと飯喰えない】Vtuberはドン勝だけで生きていけるか? 1日目 その2 (3:50:50) https://www.youtube.com/watch?v=-FbeHK_PXvM&feature=youtu.be&t=13846  
おまたせっ・・・。クソおもちゃのコーナーっ・・・。
 
厚い!厚い!これはもう来ねぇわ、パン止めるやつ。・・・よっ・・・! ・・・・・・フフフ・・・フフフフ・・・。あーそう、うーん。そっか・・・。 ちょっと待てよ!?あーそうか!そういうことかっ・・・!今ツイッターにあげるわ。
  見る前に触った感触から、新たなおもちゃが「パン止めるやつ」ではないということを悟った天開さん。新しいおもちゃの姿かたちを目にしてしばらく考え込んだあと、何かを察します。     視聴者からは、「スタンプか?」といったコメントも寄せられていましたが、実物を見ている天開さんの解釈は違いました。  
これ多分コンクリートを回す車。いやいやみんな聞いて驚くぞ!これ2枚目(画像)の左下見てくれ! 連結できんだよこれ!
  どう考えても普通の遊び方ではないものの、新しい「ミキサー車」のおもちゃがほかのおもちゃと連結できると考えた天開さんは、むりやり「パン止めるやつ」の端にくっつけようと試みます。さらに「ほかのおもちゃにつなげるためコンプリートしなければ」などといい出してしまいます。    

最初の食事:「これがゲーマーズです」

おもちゃはともかく、開始から46時間を経過した時点で肝心のドン勝はゼロ。天開さんも心身ともに限界を迎えつつありました。そこで、「10位内に入る」など特定の条件を満たしたときだけ使える「SKET CHANCE(助っ人チャンス)」を使用。PUBGの上級者である、にじさんじゲーマーズの叶くんに助けを求めました。   【PUBGドン勝しないと飯喰えない】Vtuberはドン勝だけで生きていけるか? 2日目 その2 (1:34:28) https://youtu.be/ZZ-ch0Fkizo?t=5668   追い詰められた天開さんの様子を見た叶くんは、話もそこそこにすぐさまゲームを開始。途中、天開さんが1度気絶させられるなどヒヤッとする場面こそあったものの、適切なフォローで危機を退け、見事1回でドン勝を獲得することに成功しました。  
(ドン勝直後) 天開司:ナイスゥ・・・・!グッドキルっ・・・・! 叶:これがゲーマーズです。
  一刻も早くお腹を満たしたい天開さんの事情を察し、叶くんは話もそこそこに退出していきました。涙ながらにカツ丼を頬張る天開さんの様子は必見です。   放送後、叶くんが自身のチャンネルで放送したリプレイの解説動画も見ものです。期待が高まっていた分、叶くんにもそうとうなプレッシャーがかかっていたことが伺えます。    

第三のクソおもちゃ:ハマグリ(カネゴン)

挑戦2日目にして、なんとか最初のドン勝を獲得できた天開さんでしたが、連休は3日あるので挑戦は3日目に続きます。このころには、リスナーの多くも天開さんを真似てフエラムネを購入。どんなおもちゃが出たかツイッターで報告する光景が見られました。   そんな中、天開さんも第三のおもちゃと遭遇を果たします。   【PUBGドン勝しないと飯喰えない】Vtuberはドン勝だけで生きていけるか? 3日目 (1:14:21) https://www.youtube.com/watch?v=6SBtEMs1AG8&feature=youtu.be&t=4459  
よっ!よっ!・・・クククククククっ・・・・!ハハハハハハハっ・・・! おいなんだよこいつ・・・!
 
これレアだろ絶対。SSレア引いたな!
 
引きがいいなぁ・・・、見てくれみんなこれ・・・。
  今までのおもちゃとは異なり、明らかに天開さんのテンションが高く、リスナーたちの期待も高まりました。    
これすごいだろ?カネゴンみたいなんだよなぁ・・・。 完全にカネゴンだろこれ・・・。
  円谷プロの特撮作品「ウルトラQ」に登場したカネゴンを彷彿とさせる、謎の怪獣人形が姿を現しました。その後、この人形は「ハマグリ」と呼ばれるようになります。     リスナーからは「(不思議のダンジョン 風来のシレンシリーズに登場する)妖怪にぎり変化ではないか?」との声も上がりました。にぎり変化はアイテムをおにぎりに変える能力を持ったモンスターなので「食事をしたがっている天開さんにおにぎりを与えにきたのでは?」というコメントも見られました。   当の天開さんはというと、2番めのおもちゃと違い「ほかのおもちゃと連結できない」という点に不満を漏らしていました。  
ヘッド・バッドできるぞこれ!遊び方はこれだな・・・。そしてバリ取りが甘ぇんだよ!
  さすがに挑戦も最終日となったためか、遊び方を考えたり、子どもの安全性を考える心のゆとりが生まれてきたようです。     その後、1日目から続けて獲得してきたフエラムネのおもちゃを一同に揃えた、フォーカスの甘い集合写真を公開しています。

二度目にして挑戦最後の食事:「これがBANsです」

挑戦最終日、助っ人の力を借りないドン勝、いわゆる「ソロドン」に挑戦していた天開さんに絶好の機会が訪れます。   【PUBGドン勝しないと飯喰えない】Vtuberはドン勝だけで生きていけるか? 2日目 その2 ドン勝したゲーム、終了直前(6:02:39) https://youtu.be/6SBtEMs1AG8?t=21759   匍匐前進で進み、見つからないようアイテムを捨てる慎重ぶりでドン勝を狙いますが最後は敵は見当たらず、しかたなく安全地帯である家の周辺をウロウロしていると突如画面に「マッチ終了」の表示が・・・。   あとでリプレイを確認したところ、最後の相手がチーターであり、違反行為通報によるBANで勝利したことがわかりました。  
これがBANsです。
  叶くんのセリフにならってこう発言した天開さんでしたが、最後まで釈然としない様子を見せていました。  

豪遊編:全体の振り返り

3日間のチャレンジを完遂した天開さんは、途中から並行してドン勝に挑戦したり、途中で助っ人として助けてくれたVtuberの渋谷ハルくん、あっくん大魔王、アベレージさんらとともに「断食スクワッド」をプレイ。深夜にはお寿司を食べて「豪遊」し、放送の最後には自身の挑戦を振り返りました。   【PUBGドン勝しないと飯喰えない】豪遊編 (1:10:27) https://youtu.be/-HfjN5202mw?t=4227   自分自身を追い込むような過酷な企画に次々と挑戦し、その中で予想外の感動を生み出していく天開司さん。彼が「断食PUBG」のラストに「MVP」として名前を上げたのが今回取り上げたフエラムネです。ゲーム中に登場する回復アイテムの鎮痛剤とラムネの「見た目が似ているから」という理由だけで起用された商品でしたが、ライブ中に思わぬ面白さを発見することにつながりました。   今後もどんな斜め上の方向から新たな面白さを我々に見せつけてくれるのか、目が離せません。   https://www.youtube.com/channel/UCZYyhgoV314CM14zBD6vd4A?sub_confirmation=1  ... 続きを読む

【30名以上】Vtuberの「シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)歌ってみた」まとめ

2018年7月30日に行われたライブ配信にて、にじさんじ所属バーチャルライバー月ノ美兎さんが「シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)」を公開しました。ギター・ドラム・ベースという3種の伴奏をすべて自身の声で置き換えるという奇抜さからVtuber業界でも「歌ったみた動画」を公開する人々が数多く登場しました。    

シュガーソングとビターステップとは?

シュガーソングとビターステップは、2015年に放送されたTVアニメ「血界戦線」のEDテーマ曲です。登場人物が曲に合わせてステージ上でダンスを繰り広げるというスタイリッシュな映像も注目され話題になりました。    

シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)

2018年7月30日、月ノ美兎さんは「無軌道系月ノ美兎」と称するライブ配信を行いました。しばらくは通常通り、何事もない雑談配信が進行していきます。「タピオカの企業案件が来なくなるのではないか」と心配する話題の後、おもむろに月ノ美兎さんは次のようなことを語り始めました。  
月ノ美兎:なんか歌放送みたいな感じのやつね。できるかなと思ってるんですけど、まずオケの問題ですね。扱いがわからないので、それでYoutubeでできるかってのがわからないので、私、『これなら大丈夫なんじゃないか』って思って、ちょっとoff vocalを自分で用意してきたんですよ。
  こうして初めて世の中に放たれたのが「シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)」です。月ノ美兎さんが「シュガーソングとバターステップ」といい間違えたことから、ファンの間では「バターステップ」とも呼ばれています。  

シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)の元動画

オリジナル(伴奏のみ)

本人がニコニコ動画に投稿しているオリジナル音源がこちらです。     シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)  

ボーカル:月ノ美兎Ver.

月ノ美兎さん自身が生放送中に「自分の声の伴奏に合わせて」歌声を披露しています。   元動画:31m56s~ https://youtu.be/SpSoY0vvc1c?t=31m56s  

Vtuberたちの「歌ってみた」まとめ

シュガーソングとビターステップ OFF(全部美兎)はその衝撃的な構成から、Vtuber界隈に大きなムーブメントを巻き起こしました。この記事では同楽曲の「歌ってみた」に挑戦したVtuberたちの動画をご紹介します。  

にじさんじ関連

渋谷ハジメ(にじさんじ一期生)

伴奏がすべて人間の声で構成されているため、音程を最初は音程やリズムをとられてしまい歌いづらそうにしていました。後半に行くほど慣れていき伸びのある歌声を聞かせてくれます。   シュガーソングとビターステップ(全部美兎)Ver.ハジメ   元動画:18m25s~ https://youtu.be/d8rd06d57QU?t=18m25s  

樋口楓(にじさんじ一期生)

月ノ美兎さんと仲の良いにじさんじメンバーのひとりであり、ファンが制作したキャラクターソングを歌った動画を数多く投稿しています。特に最後の「ウィーン」がツボに入っているようです。   シュガーソングとビターステップ(全部美兎)を歌うでろーん その2 シュガーソングとビターステップ(全部美兎)を歌うでろーん その3  

物述有栖(にじさんじ二期生)

ホラーゲーム実況の罰ゲームとして歌ってくれました。歌っている最中、型破りな伴奏に耐えられなくなって何度も吹き出してしまっているのが可愛らしいです。    
 

叶(にじさんじゲーマーズ)

オリジナルの公開から比較的早い段階で歌ってみた動画を公開していました。自分の声でコーラスを入れている徹底ぶりです。  

Vtuberたちのふぇありすショックまとめ

バーチャルYoutuber(Vtuber)は、いわゆるガワ(2D・3Dのキャラクターモデル)と魂(いわゆるアニメキャラクターなどで言う「中の人」)から成り立っています。アニメやゲームのキャラクターであれば、通常はキャラクターの「外側と内側」の性別は一致しているケースがほとんどですが、そうでないキャラクターが非常に多いのもVtuberの面白いところです。   今回はそうした「ガワと魂」にギャップのあるVtuberの中から、「fairys(ふぇありす)」さんをご紹介しましょう。彼女(彼)が今まで同業者たちにどんな衝撃を与えてきたのかまとめました。    

男声と女声が出せるVtuber「fairys(ふぇありす)」

ふぇありすさんは、2018年3月から活動を始めたVtuberです。主にライブ配信での雑談やゲーム、動画投稿などを行っています。「アキクサインコが女の子に姿を変えた」というキャラクターですが、「元々はオスだった」と自己紹介動画の中で語られています。     https://youtu.be/IcgR5DCGoac  

性別を超越した声が出せる「両声類」

「男性でありながら女性のような声を出せる人」や、逆に「女性でありながら男性のような声を出せる人」は、しばしば「両声類」と呼ばれています。   http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%A1%E5%A3%B0%E9%A1%9E   ふぇありすさんも「男性が女性のような声を出すための方法」を動画で紹介しており、両声類のひとりとして知られています。   https://youtu.be/fVr3p_rvYFk   Vtuber界隈では、「魂」は男性でありながら女性の「ガワ」を使ってデビューする「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」という存在が知られています。   https://www.vtuber-housou.com/babiniku/   通常のバ美肉Vtuberは、男性の地声で話すか、もしくはボイスチェンジャーを使って話すのが一般的ですが、ふぇありすさんは発声法だけで女性の声を出しているのが大きな特徴です。   ふぇありすさんが「両声類」だということを知らずに、あとでその事実を知った場合、大きな衝撃を受け、動揺することも少なくありません。いつからか、そうした現象はファンの間で「ふぇありすショック」と呼ばれるようになりました。  

ふぇありすショック:叶(にじさんじゲーマーズ)の場合

最初にご紹介するふぇありすショックは、にじさんじゲーマーズに所属するバーチャルライバー「叶(かなえ)」くんの事例です。   叶くんは、PUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)などのゲームで優れた腕前をを持つことで知られています。2018年5月20日の配信中、思わぬ流れからふぇありすショックに遭遇することとなりました。   【5/20 8:30~】 なんじゃらほい!【雑談】59:40~1:02:44頃まで(約3分)   https://youtu.be/EjkWSeBxPuI?t=59m40s      
叶:みんなそろそろ「うまいPUBGがみたい」と思うと思うんですよ。だからPUBGがうまい人を3人誘って、うまいスクワッドをお見せしたいと思うんですよ。
  叶くんが挙げたコラボ相手の候補が男性だったことから、コメントは「PUBGがうまい男性Vtuber」の名前を挙げていく流れに。その中でさまざまな男性Vtuberに混ざってふぇありすさんの名前が挙がったことから、驚く叶くんのリアクションが見られます。(1:02:10)  
叶:えっ?まって、ふぇありすさんって男の人なんです?ちょこちょこ見るんですけど、男の人なんですか!?あー・・・男の人がそういう声を出している・・・。(小声)・・・ちょっと離席します。
  衝撃を受けたのか、叶くんはまさかの離席。コメントでは「検索でふぇありすのことを調べているのではないか、と噂されていました。(1:02:44)  
叶:いや、僕はまあ別にふぇありすさんがね、どういう姿・形・声でも構わないですけどね。すごいですねでも・・・全然僕は・・・。
  リスナーから、「ふぇありすさんはフォートナイトがうまい」という情報を得た叶くんは、10日後の5月30日にふぇありすさんと初めてコラボ。その後、2人は意気投合し、レルムロイヤル、PUBG、ロケットリーグなど数多くのゲームでコラボを繰り返していくことになりました。   叶くんとふぇありすさんの最初期のコラボ動画です。     叶くんのふぇありすショック 5/20 次の男を探す過程でのふぇありすショック【かなふぇあGames】  

ふぇありすショック:本間ひまわりの場合

叶くんと同じく「にじさんじゲーマーズ」に所属する本間ひまわりさんが体験したふぇありすショックをご紹介します。ひまわりさんは2018年7月17日、先輩の叶くんからの誘いを受けてふぇありすさんとPUBGの突発コラボに参加することになりました。このころにはすでに叶くんはふぇありすさんとすっかり仲良くなっており、3人にタマキン(環右金)を加えた4人でゲームを楽しんでいます。(48:31)     しかし、ひまわりさんはまだそのときふぇありすさんの秘密に気がついていませんでした。翌7月18日、Mirrativで行った配信で次のように先のコラボを振り返っています。  
ひまわり:ふぇあちゃん可愛かったねめちゃめちゃ。私ああいう可愛い感じの女の子って好きだなめちゃめちゃ。
  この時点では、まだふぇありすさんが両声類だということに気がついていません。  
ひまわり:ん?「騙されちゃいけない」、「女の子・・・叶くんかな?」・・・。兄やん女の子なの?設定上・・・。えっ!そういうこと!?
  ふぇありすさんが両生類であることを指摘するコメントに気がついたひまわりさんでしたが、それらの前後に「叶くんを女の子として扱う」というファンの間のネタコメントが入り混じってしまったため、大きく混乱した様子でした。  
ひまわり:えっ?「叶お姉ちゃん」?ふぇあちゃん男の子なの?そうなんだ、じゃあ男の子・・・えっ?「女の子の声を出せる男の子なだけだよ」、えー・・・。そうなの?しゃべるの忘れてた。男の子なのにあんなにかわいい声がふぇあちゃんには出せるの?すごいねそれは。
  叶くんとふぇありすさんのどちらが男で、どちらが女なのか、最初は混乱した様子でしたが少しずつ情報を整理していきます。  
ひまわり:えっ?「兄やんも女の子」って、そんな『作りボイス』なの? あー勉強不足だなぁ・・・そうなのか!知らなかった!いつから!? でも(配信の)設定教えてくれたりとか、咲ちゃんとかみんなでお話してるときとかもあの声だったよ?「叶くんはプロだからだ」だって!すげー!私そんなことできないや!
  しかし、「叶くんは女の子」という情報には最後まで混乱している様子でした。  
ひまわり:「両方男だよマジ」・・・。どっちやー!もうわかんないよ!バーチャルYoutuberってなんだ?
  結局、真実が伝わったのかどうか最後まではっきりしたことはわかりませんでした。  
ひまわり:でも男の子でも女の子でもあんなにかわいい声が出せて、人に癒やしを与えられてるのはすごいことだしね。
  もっとも、ひまわりさんにとって彼らの性別など重要ではなかったのかもしれません。   本間ひまわり、リスナーに騙され叶くんをお姉ちゃんと勘違い  

ふぇありすショック:神楽めあの場合

神楽めあさんはProject Paryi -ぱりぷろ-に所属するVtuber。見た目はかわいい軍服メイドですが、下ネタや過激発言でたびたび話題になっています。彼女がふぇありすショックに遭遇したのは、2017年7月29日に行われたふぇありすさんのライブ配信においてでした。   配信中、よくコメント欄に現れるVtuber「織田信姫」が、「ふぇありす以外のVtuberとコラボしている」というコメントに対して、ふぇありすさんの口から直近のコラボ相手であった神楽めあさんの名前があがりました。  
ふぇありす:してたね。めあちゃんとでしょ?姫最近、色んな人とコラボしてるよね。ふぇありすを差し置いて!姫許さん!指銃!
  この発言を受けて、コメント欄にめあさん本人が登場。しばらくコメントを通じて2人のやりとりが繰り広げられました。「コラボしようとさんざん誘われているのに先を越された!」と憤慨するふぇありすさんですが、「コラボを誘ったのは信姫のほう」と聞き、怒りの矛先は信姫さんのほうへ動いたようです。    
再生時間(22:10~24:17 約2分)   「コラボはしたいが勇気がでなくてなかなか誘えない」と語るふぇありすさんは、冗談交じりにめあさんをコラボに誘います。めあさんも下ネタを売りにしていることから徐々に会話は「低俗モード」に入っていきました。そして話の流れから、ふぇありすさんは男の声(ゆうくん)を披露します。   初めてゆうくん(ふぇありすさんの男声)を目の当たりにしためあさんは事情が飲み込めないようで「ふぇありすちゃんは弟がいるの??」とコメントで問いかけています。  
ゆうくん:ああ、この声は、ふぇありすさんと2人でバーチャルYoutuberやってるんですよ。隣にフェアリスがいて。 ふぇありす:それで隣にゆうくんがいるんだよね。 ゆうくん:そうそう。そんな感じでやってて、基本的にバーチャルYoutuberやるのがふぇありすさんで、裏方とか事務作業は僕がやってるって感じ。
 
ふぇありす:ねー、がんばってるよね。二人一組で頑張ってるんだ。2人でひとつなんだ。プリキュア!ふぇありすハート! ゆうくん:ふぇありすハート!
  事情を知っているリスナーからは、   ・なぜ2人とも息切れしているの? ・なぜゆうくんがしゃべるときもふぇありすさんが動いているの? ・2人で同時に喋ってみて ・プリキュアというよりあしゅら男爵   といったいじわるなコメントが続きます。  
再生時間(26:26-39:42 約14分)   最終的にめあさんはすっかりふぇありすさんのことを気に入ったようで、2人は仲良くなりました。     そして8月1日、2人は無事コラボを果たしました。     他人にはなかなか真似できない個性を持つふぇありすさん。両声類を初めて知った人をびっくりさせてしまうことも少なくありませんが、そうした人もみな最終的にはふぇありすさんのことを好きになっていることからも、2人(ふぇありすさんとゆうくん)の人柄と魅力がうかがえますね。  

記事中に登場したVtuber

fairys(ふぇありす)

公式ツイッター https://www.youtube.com/channel/UC2Rr7mILebYLTjd38DNNUTw  

公式ツイッター https://www.youtube.com/channel/UCspv01oxUFf_MTSipURRhkA  

本間ひまわり

公式ツイッター https://www.youtube.com/channel/UC0g1AE0DOjBYnLhkgoRWN1w  

神楽めあ

公式ツイッター https://www.youtube.com/channel/UCWCc8tO-uUl_7SJXIKJACMw  

タマキン(環右金)

公式ツイッター https://www.youtube.com/channel/UCdnOBt0-J4L843mBKIKxsmg  

織田信姫

公式ツイッター https://www.youtube.com/channel/UCGcD5iUDG8xiywZeeDxye-A... 続きを読む

月ノ美兎(にじさんじ所属バーチャルライバー)の特徴と面白さの秘密を考察

月ノ美兎はいちから株式会社が運営するグループ「にじさんじ」に所属するバーチャルライバーです。「清楚な委員長」というキャラクター設定と実際の個性のギャップから話題となり、非常に多くの人々から支持されています。彼女が提供するコンテンツにはどんな特徴があるのか、どんな要素が面白さにつながっているのかについて考察しました。    

にじさんじ所属バーチャルライバー「月ノ美兎」とは?

月ノ美兎は、2018年2月からバーチャルライバーとしての活動を開始しました。「バーチャルライバー」とは、バーチャルYoutuberと同じような意味の言葉です。「配信するプラットフォームがYoutubeに限らない」、「生配信を主体として活動する」といった点を考慮してか、いちから株式会社では自社のグループに所属するキャラクターたちの総称としてこの単語を用いています。   月ノ美兎についての過去のエピソードや発言については、にじさんじ非公式Wikiに詳しくまとめられているのでそちらを参考にしてください。   https://wikiwiki.jp/nijisanji/%E6%9C%88%E3%83%8E%E7%BE%8E%E5%85%8E   この記事では、コンテンツとしての月ノ美兎にどんな特徴があるのか、どのような意図を持ってコンテンツを作成しているのかについて考えてみたいと思います。    

過去配信から見る月ノ美兎の特徴

これまで公開されてきた月ノ美兎の動画を見ると、彼女が「設定と実際のキャラクターのギャップ」を重視していることがよくわかります。   まず、にじさんじ公式サイトから彼女がどのように紹介されているか確認してみましょう。  
高校二年生。性格はツンデレだが根は真面目な学級委員。本人は頑張っているが少し空回り気味で、よく発言した後で言いすぎたかもと落ち込んだりする。
  https://www.ichikara.co.jp/official   次に、Youtubeで最初に投稿された自己紹介動画をご紹介します。     「自己紹介」というだけあって、最初は公式サイトで紹介されている設定に忠実な発言をしていますが、好きなものを「紅茶とモツ」と応えたあたりから徐々に雲行きが怪しくなってきます。  
煮込みに入っている、あの茶色くて薄くてブヨブヨのやつも好きなんですけど、 それよりも鍋に入っている白くて赤子の拳みたいな形のやつの方が断然すきですね。
  モツについては、動画内で以上のように語っており、「やつ」という「清楚系委員長」らしからぬ言葉遣いや「赤子の拳」という独特のたとえが早くも気になるところです。「赤子の拳」については動画内の字幕でも強調されており、彼女がわざとこうした「キャラクター設定と異なる部分」を全面に打ち出していこうとする意図が見て取れます。  

キャラクター崩壊を全面にアピール

「設定と実物とのギャップ」をアピールしている部分は、ほかの動画からも確認できます。たとえば、最初に投稿された「10分ちょっとでわかる」まとめ動画には、以下のような要素が見られます。    
  • (清楚な委員長には似合わない猟奇的な映画である)「ムカデ人間」を見たことがあると発言。(0:05)
  • 洗濯機の上で中腰になって配信している(4:02)
  • 16歳なのにアマガミ、ラブプラスなど過去に発売されたギャルゲーをプレイしたことがある(5:19)
  通常であれば、こうした発言は「キャラクター崩壊」と捉えられ、内容によってはアーカイブから削除されてしまうこともあるはずです。それなのにあえて公式のまとめ動画に加えられているということは、こうした部分を彼女自身が自分のウリだと明確に意識していることがわかります。  

月ノ美兎の個性とマッチした「PとJK」の企画内容

月ノ美兎が提供してきたコンテンツは主に次の3つのカテゴリに分けられます。  

月ノ美兎の放課後ラジオ(みとらじ)

ソロでの雑談、リスナーからのお便り(マシュマロ)の読み上げ、ゲストとのコラボトークなど。  

個性派ゲーム実況

ヨーロッパ企画やファンが作成したゲームのプレイ実況。  

10分でわかるシリーズ

過去のライブ配信やコラボ配信の見どころを編集した投稿動画。   この中でも特にみとらじに代表されるような企画型配信では、徐々に「キャラクター崩壊によるギャップ」を全面に押し出す姿勢が鮮明になっていきます。その良い例が2018年5月4日に配信された、にじさんじ外部のバーチャルYoutuberであるピーナッツくん、甲賀流忍者ぽんぽことのコラボ企画「PとJK」です。     このコーナーは「現役JKであり、JKの事情に詳しい月ノ美兎がJKから寄せられたお悩み相談に応える」という企画でした。動画内では月ノ美兎が「アナリティクス(分析ツール)によると、自分の動画の視聴者は99%が女性であり、10~20代の視聴者が最も多い」と発言しています。バーチャルYoutuberの視聴者は一般的に男性の方が多いとされており、それとは真逆の内容となるため、多くの視聴者が「ギャップ」を感じるのに十分な発言でした。   視聴者から寄せられた質問も「高血圧気味なので塩分を控えたい」、「腰がグニャグニャになっている」など、JKとは思えないものばかり。企画の趣旨事態が「JKという設定ながら、違和感を覚える発言を繰り返す」という月ノ美兎の個性を色濃く反映したコーナーになっていました。   この時期を境に、月ノ美兎自身の配信もより「キャラクター崩壊」を強調したつくりに変化していきます。  

キャラクター崩壊によるギャップを踏まえた企画構成

「月ノ美兎の放課後ラジオ30.4.23」を例としてご紹介しましょう。この回には、R-15指定のBLゲームを配信してYoutubeLiveをBANされた(後に誤りと判明し解除)にじさんじのメンバー「鈴鹿詩子」がゲストとして登場します。また、この回は月ノ美兎の私服衣装が初めて公開された回でもありました。       基本的なストーリーは以下のとおりです。  
  • 月ノ美兎が駅前で「彼ピッピ(リスナー)」と待ち合わせをする
  • 月ノ美兎が女の子らしい可愛らしい自室に彼ピッピを招く
  • 「友達に会いに行く」と称して、彼ピッピを連れて薄暗い空間へ
  • 留置場のような空間で、鈴鹿詩子と面会へ
  最初こそ、「清楚なJKが彼氏と自宅デートする」という設定に忠実なところから物語をスタートしたものの、「留置場に入れられている友達に会いに行く」という普通では考えられない展開に移行していることがわかります。   続いて、2018年7月23日に配信された「電子機器で操作可能な無料遊戯と罰遊戯」をご紹介します。     こちらの企画は、「フラッシュゲームを実況し、英語を喋ってしまったらリスナーから募集した恥ずかしいセリフを言わなければならない」という企画でした。単なるゲーム実況であればそれ以前にも行っていましたが、今回あらたに罰ゲームという要素が加わったのが新しいところです。   「英語を喋ってはいけない」、「罰ゲームは恥ずかしいセリフ」という企画内容も、あきらかに「清楚系委員長である(当然、英語もできる)」、「ツンデレである」という月ノ美兎のキャラクター設定を前提としたものでしょう。その証拠に、動画のサムネイルには「皆さんの考えたセリフなんて絶対に読まないんだから!」と訴える月ノ美兎の画像が使用されています。  

月ノ美兎が提供する動画コンテンツの基本的なプロット

「PとJK」(ぽんぽこ24)が配信された前後からの月ノ美兎の配信は、主に次のような流れで構成されています。  

1.公式のキャラクター設定に忠実な前提が提示される

「清楚な委員長である」、「ツンデレである」、「バーチャルアイドルになるのが夢(自己紹介動画より)」といった公式の初期設定が引用され、企画の大前提として提示されます。特にツンデレな性格などは普段の月ノ美兎本人の振る舞いを見ていてもまったくと言っていいほど出てきませんが、あたかも周知の事実であるかのようにして扱われます。  

2.挑戦する企画内容が示される

ゲーム実況であれば挑戦するゲーム、ラジオであれば紹介するお便りの内容やコラボ相手の紹介など、具体的な企画内容が明らかになります。それらの要素が月ノ美兎が公式設定を貫き通す上でのいわば「障害」となるわけです。  

3.キャラクターが崩壊し、設定とのギャップが生じる

先に示された「障害」の登場により、月ノ美兎はキャラクター設定を守ることが難しくなってしまいます。ストーリーの中で次第に「ボロ」を出すようになり、リスナーがそこにツッコミを入れることによってひとつの「笑い」が完成します。  

月ノ美兎最大の魅力は「自己PR」がうまいこと

月ノ美兎は従来、配信の中で「現役JKなら絶対知っているはずのない知識」や「JKらしからぬ言動」を披露し、それによって生じる「キャラ崩壊」が面白さを生む原因になっていました。   しかし、「PとJK」以降は「JKがデートで留置場に行く」、「朝通学しようとしていたら、曲がり角で鋭い顎が胸に突き刺さる」というように、企画のストーリー自体がキャラ崩壊を前提とした展開になることも多くなっています。月ノ美兎自身が「キャラ崩壊による面白さ」という自分の個性・強みを理解し、それとシンクロするような企画内容を考えるようになったと言い換えることもできるでしょう。   バーチャルライバー(バーチャルYoutuber)はキャラクター本人の個性が人気の原動力になるコンテンツです。さまざまなライバーがいる中で埋没してしまわないためには、ライバー自身が自分の優れている点を正しく理解し、それが最も有効に伝わる形でコンテンツを企画しなければなりません。   月ノ美兎の最大の魅力は、そうした「自己プレゼン能力」にあるのではないでしょうか?... 続きを読む

バーチャルYoutuber(Vtuber)はなぜ面白い?既存のコンテンツの違いを考察

バーチャルYoutuber(Vtuber)は2016年に誕生した新しいコンテンツの形です。既存のコンテンツと比較すると、明確に異なる特徴をいくつも持っています。今回は、そうしたバーチャルYoutuber特有の斬新さ、新しさについて考察してみました。    

コンテンツとしてのバーチャルYoutuberの特徴

バーチャルYoutuberは、「2D・3Dモデルを持ったキャラクターが生配信や投稿動画で動き、喋るコンテンツ」です。これらの特徴は以下のように分解できます。  
  • ITが活用されている
  • タレント性を持ったキャラクターが核となっている
  • 動画コンテンツである
  それぞれの要素は、バーチャルYoutuber登場以前に存在していた既存のコンテンツにも含まれています。従って、各要素を含む既存のコンテンツとの違いを比較することによって、バーチャルYoutuberだけが持っている独自性より詳細に把握することができるはずです。    

ITが活用されたコンテンツとの比較

匿名掲示板との違い

「5ちゃんねる」に代表される匿名掲示板は、共通の話題について不特定多数の人とコミュニケーションをとる手段として多くの人々に利用されてきました。日本中・世界中から閲覧者や投稿者が集まるため、集合知のメリットにより価値ある情報が蓄積される場合もあります。一方で、誹謗中傷が起きるなど負の側面があることも否定できません。掲示板そのものや、過去の投稿を記事化した「まとめサイト」は「ITによって生まれたコンテンツ」だと評価できます。   バーチャルYoutuberが匿名掲示板と最も異なっている点は、人々がコンテンツに集まる理由でしょう。匿名掲示板が「トピックありき」なのに対して、バーチャルYoutuberは「キャラクターありき」のコンテンツです。同じVtuberを継続的に視聴する場合、「何をやっているか」よりも「誰がやっているか」が重視される傾向が強くなります。たとえば、同じゲームを別々のVtuberがプレイしている場合、「どちらのVtuberのほうが好きか」が視聴するほうを選ぶにあたってのポイントになります。  

ブログとの違い

誕生した当初「インターネット上の日記」と呼ばれていたブログは、個人が意見を発信する手段として定番の存在になりました。通常、ブログを運営する主体は個人、あるいはひとつの団体です。「コンテンツの提供者が決まっている」という点はバーチャルYoutuberと共通しているといえるでしょう。   逆に異なる点は「情報が一方通行であること」、「コンテンツの主体は動画ではなく、文字であること」です。多くのブログには閲覧者がコメントを残す機能もあるので、双方向のコミュニケーションができないわけではありませんが、基本的には「コンテンツ提供者による情報発信」がメインになります。ブログの1記事はおおよそ1000~10000文字程度で、5~15分程度の時間で閲覧できる場合がほとんどです。   バーチャルYoutuberは、双方向性のコミュニケーションが可能な、動画を主とするコンテンツです。投稿動画は数分~数十分程度の尺に収まるケースが多いですが、生放送となると1~3時間以上に上ることも少なくありません。  

SNSとの違い

「誰でも気軽に思ったことをその場でつぶやける」手段として親しまれているのがSNSです。SNSは「つぶやき」ができるサービスの総称であり、利用できる機能は基本的に誰でも変わりません。しかし、知名度がある人や面白いつぶやきをするに人は多くの人にフォローされ、そうでない人にはあまり人気が集まらないという特徴を持っています。   「コンテンツ提供者の人気によって情報発信力に差が生じる」という点は、バーチャルYoutuberと共通している部分だといえるでしょう。文字や画像だけでなく動画を共有することもできるため、バーチャルYoutuberの多くは自己PRやファンとのコミュニケーションのためにSNSを活用しています。従って、SNSとバーチャルYoutuberは別々のコンテンツと捉えるよりは、「コンテンツとしてのSNSの一部に、バーチャルYoutuberも含まれる」と捉えたほうが正確かもしれません。  

タレント性が重視されるコンテンツとの違い

二次元(アニメ・漫画・ゲーム)との違い

二次元のキャラクターが登場するアニメ・漫画・ゲームなどのコンテンツ群では、登場キャラクターの個性が作品全体の魅力に重大な影響を及ぼします。たとえば、漫画作品がアニメ化される場合、ファンの多くは「自分のお気に入りのキャラクターがいつ登場するか」を気にするものですし、漫画やアニメの実写化が行われるときには、「お気に入りのキャラクターを誰が演じるか」にやきもきする人も少なくありません。   二次元コンテンツのキャラクターは、基本的にストーリーに沿って決められた役割しかこなしません。ゲームなどではストーリーに分岐が生じることもありますが、自分の意志で考え、リアルタイムで行動することはないのです。それに対してバーチャルYoutuberはキャラクターが自分の意志で自由に動きます。もちろん、決められたストーリー(台本)がある投稿動画もあるはずですが、ほとんどの場合、Vtuberたちはその都度、自分の判断で行動し、毎回異なるリアクションを見せてくれます。生放送ともなれば、Vtuberがどんな言動をするかまったく予想がつきません。そうした「予測不可能性」を持っているという点にVtuberの独自性があります。  

アイドルとの違い

タレント性が重要視され、近年特に広まったコンテンツとしては「アイドル」が挙げられます。アイドルもプロモーションビデオなどでは決められた言動をしますが、ライブなどのイベントやテレビメディア上での活動などは基本的に自分の意志で動きます。この点はバーチャルYoutuberと共通しているといえるでしょう。   しかし、一見すればわかる通り「キャラクターがバーチャルな存在であるかどうか」という点が決定的に違っています。Vtuberの中には、実際の自分の見た目に近いモデルを使っている人もいますが、外見どころか性別や種族(人間以外の動物・モンスターなど)がまったく違っているケースも珍しくありません。理論上「自由に好きな外見を選ぶことができる」という点はVtuber独自の特徴でしょう。  

ゆるキャラとの違い

バーチャルYoutuberと複数の共通点を持っているコンテンツに「ゆるキャラ」があります。企業や自治体、特定の団体などを象徴する存在であるゆるキャラは、イベントに参加するなどしてPR活動を行っています。Youtubeなどの動画投稿サービスにアカウントを持ち、動画コンテンツを配信しているゆるキャラも中には存在します。以上の点を見ると、企業勢と呼ばれる、団体に所属して活動するバーチャルYoutuberと多くの共通点を持っていることがわかるはずです。   また、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターである「つば九郎」のように、ユニークで自由な言動が人気のキャラクターも数多くいます。「決められたストーリーに縛られない」という点でもVtuberとの共通点が見いだせるでしょう。   逆に、バーチャルYoutuberと比較すると「リアル世界での活動の可否」、「ファンとのコミュニケーションの程度」に違いが存在します。バーチャルYoutuberは一部例外もありますが、原則としてリアルのイベントに参加することはできません。ディスプレイなどを用意し、姿を映し出すことはもちろんできますが、画面から出て人々と直接触れ合うことは不可能です。   ゆるキャラはというと、握手などファンと直接触れ合う活動は可能ですが、ほとんどのキャラクターがしゃべらないため会話でのコミュニケーションは難しいと言えます。なかには声を出したり、筆談したりして意思疎通ができるキャラクターもいますが、その多くが設定上そもそも「人間ではない」ため、人間と会話するレベルのコミュニケーションが難しいケースがほとんどです。  

その他の動画コンテンツとの違い

リアルYoutuberとの違い

そもそも「Youtuber」とは、主に収益化を目的としてYoutubeに継続的な動画投稿を行う人々のことを指していました。従って「バーチャルYoutuber」という言葉には、現実世界の人間である(リアルの)Youtuberと対比させる意味合いが込められていると考えられます。   リアルYoutuberとバーチャルYoutuberの明確な違いとしては「リアル世界での活動の可否」が挙げられるでしょう。ゆるキャラとは異なり、ファンとのコミュニケーションの程度に大きな違いはありません。  

投稿動画コンテンツとの違い

Youtubeだけでなく、ニコニコ動画など動画を共有し不特定多数に公開できるサービスは少なくありません。これらの動画共有サイトには、自作のおもしろ動画を公開する人もいれば、アニメなどのプレイ動画、「歌ってみた」動画など数多くのユニークな動画コンテンツが存在します。こうしたコンテンツをまとめるのは簡単ではありませんが、仮に「投降動画コンテンツ」として一括りにするのなら、これらとバーチャルYoutuberにはどのような違いがあるでしょうか?   技術的な違いとしては「リアルタイム性の有無」が挙げられます。ライブストリーミングを除くのならば、動画共有サイトのコンテンツは基本的に閲覧者が好きなときにいつでも再生できますが、逆に大勢で同じ生配信を見たときに得られる一体感を得ることはできません。ただし、ライブ配信を行わず投稿動画をメインで活動しているバーチャルYoutuberもいるので明確な相違点とは言い切れないでしょう。  

ライブストリーミング配信との違い

プロゲーマーやアイドル、お笑い芸人などを始めとして、ライブストリーミング配信を行う人々は数多くいます。これら既存のライブ配信とバーチャルYoutuberはどのように異なっているのでしょうか?ちなみに、利用する動画配信サービスによっても変わりますが、多くの場合ライブ配信は投稿動画としてアーカイブされるため、仮にリアルタイムで視聴できなくても事後的に閲覧することも可能です。   最大の違いは、投稿者本人のタレント性と動画配信そのものが「不可分」と言えるかどうかでしょう。バーチャルYoutuberは基本的に映像の中やネット上でしか活動できないため、「動画配信ができない」となると事実上活動できなくなってしまいます。一方、プロゲーマーやアイドルは動画配信ができないからといって、活動できなくなってしまうわけではありません。リアルのイベントに参加したり、関連グッズを販売するなど、ほかの方法で活動していくことは十分に可能です。  

バーチャルYoutuber(Vtuber)の特徴と独自性

以上の比較から、バーチャルYoutuberのコンテンツとしての独自性は次のようにまとめることができます。  

中核をなすキャラクターがバーチャルな存在である

外見を自由に選べるというメリットがある代わりに、リアルの活動がほとんどできないというデメリットがあります。  

最も重要な要素は「キャラクター本人」である

バーチャルYoutuberが提供するコンテンツでは「何をやったか」よりも「誰がやったか」が最も重視されます。Vtuber本人の個性が人気を大きく左右しますが、リアルの活動がし辛いという弱点を抱えているため、多くのVtuberはSNSを活用して積極的にファンや同業者との双方向コミュニケーションに努めています。  

「キャラクター」と「動画」が一体不可分な存在である

Vtuberが提供するコンテンツの大半は、投稿動画とライブ配信です。SNSでの活動を除けば、キャラクターが個性を発揮できるのは動画内・ライブ配信内に限られるため、事実上キャラクターそれ自体と動画コンテンツを分けることができません。リアルタイム配信はファンとのコミュニケーションの場を兼ねるため、近年は重要視される傾向が高まっています。  

ネット社会の変化がバーチャルYoutuberを生んだ

現代社会のテクノロジーの発展はめざましく、人々の嗜好も細分化し目まぐるしい速さで世界は変化し続けています。ネット上に限るなら、近年特に大きな技術的発展と言えるのが、ライブストリーミングを含めた「動画配信」や、SNSによる「不特定多数との情報共有・情報交換」が容易になったことが挙げられるでしょう。   バーチャルYoutuberは、こうした技術・社会の変遷にうまく対応する形で業界を徐々に拡大してきました。今回明らかになったバーチャルYoutuber独自の特徴は、どれも動画配信やSNSと相性のいいものばかりです。多くの人々が利用し、もはやネットインフラのひとつとなったそれらの要素と、コンテンツの核となる部分の親和性が高かったことが、急速な業界の広がりを可能にした原因ではないでしょうか。... 続きを読む
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