オウンドメディアを立ち上げてWebマーケティングで活用するには

近年は、オウンドメディアを立ち上げる企業が多くなってきました。自社PRのため、ブランディングのためと理由は様々ですが、インターネットを通じた情報発信が重要になってきていることを伺わせる変化だといえます。

今回は、オウンドメディアを立ち上げ、自社の広告媒体として活用する方法と注意点についてご説明したいと思います。

 

オウンドメディアと企業HPの違い

まず、オウンドメディアとはどのようなものか簡単に説明しておきましょう。オウンドメディアとは「企業が自社で保有するメディア」のことです。このように言われると「企業ホームページ(HP)のこと?」と思ってしまうかもしれませんが、企業HPとオウンドメディアは大きく異なります。

企業HPは、別名「コーポレートサイト」とも呼ばれ、主に企業情報・連絡先・事業内容等、「企業のプロフィール」を記載するために使われるものです。一方、オウンドメディアは企業が自社の理念や社風、ブランドのPRなど、「お客様とのコミュニケーション」のために使われます。同じWebサイトではあるものの、目的が全く異なる別のものなのです。

オウンドメディアはまず「立ち上げる」のが大変

オウンドメディアを広告媒体として活用するには、まずオウンドメディアを立ち上げなければいけません。実はこの点こそが最も大きい問題なのです。広告を載せるからには、オウンドメディアにある程度のアクセスが集まっている状態を先に作って置かなければなりません。新しく立ち上げたWebメディアにアクセスを集めるのは決して簡単ではなく、たくさんの記事を作って読者から評価されるようにする必要があります。通常、こうした状態を作り出すのにまず半年~2年以上はかかってしまうことでしょう。

オウンドメディアの難点は、広告媒体としては圧倒的に即効性に欠けることです。オウンドメディアに手を出す企業が多い中、未だに尻込みする企業が多いのはこの即効性のなさが敬遠されがちである、というのが大きな理由だといえるでしょう。

オウンドメディアは「金の卵を産む鶏」

では、オウンドメディアを広告媒体として活用することにメリットはないのでしょうか?オウンドメディアはその名の通り「自社の」メディアなので、ちゃんと運営しさえすれば会社の「資産」として役立ちます。オウンドメディアに一定のアクセスが定常的に集まる状況が一旦できてしまえば、あとは広告を適宜差し替えるだけで自由にWebマーケティングを行うことが可能です。つまり、オウンドメディアには即効性はないものの、一度軌道に乗ってさえしまえば、その後は低い運用コストで一定のアクセスを生み続ける資産として会社に富を生み出し続ける「金の卵を産む鶏」だといえるのです。

今回ご紹介した内容をまとめると、以下のようになります。

  • オウンドメディアは、安定運用まで時間がかかり即効性がない
  • しかし、一度安定してしまえばローコストな広告媒体として活用できる

オウンドメディアを活用したい場合は、以上のポイントを抑えた上で取り組むことが重要です。

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コンテンツの魅どころ

Webライター・マーケティングコンサルタントとして活動しています。実務を通じて学んだマーケティングに関するノウハウや最新情報をわかりやすく提供していきたいと思っています。 また、時事に関わるニューズをマーケティング・ライティングといった切り口から解説してみたいと思います。

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