けものフレンズ11話感想その16:ついに揃った四神と山のフィルターの復活

諸注意

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【Bパート フィルター貼り直しに成功したかばんちゃんたち】

「お客様」としてパークから避難するよりも、パークのフレンズたちのためにできることをしたいと宣言したかばんちゃんは、ラッキービーストから、「暫定パークガイド」として認められました。アライさんが見つけた最後の四神を指定の座標にセットしましたが・・・。

サーバル:どうしたの?場所が間違ってる?

ラッキービースト(ボス):かばん、高さだよ。

かばんちゃん:そうか!

(サーバルの方の上にアライさんが乗り、棒の先にくくりつけた四神を掲げる)

(四神が輝き、フィルターが火口全体に広がる)

サーバル:これで大丈夫かな?

かばんちゃん:うん、多分これで・・・。

(黒いセルリアンとセルリアンハンターたちの元。サンドスター・ロウの供給が止まり、黒いセルリアンの巨大化が停止する)

リカオン:止まった?

ヒグマ:くっ、止まりはしても、これは・・・。

(黒いセルリアン、夕日に向かっていく)

リカオン:助かった・・・?

ヒグマ:助かってない。このままじゃ、犠牲者が出るぞ。

リカオン:そ、そうですね。でもあんなのどうやって・・・。

(ジャパリバス、ハンターたちの元へ到着する)

サーバル:ヒグマ!キンシコウ!大丈夫?

かばんちゃんが暫定パークガイドになるシーンの補足

前回取り上げた、かばんちゃんがラッキービーストから「暫定パークガイド」として認められるシーンについて、いくつか補足を行っておきたいと思います。

まず、ラッキービースト(ボス)の立場についてですが、本人が語ったとおりヒトがいない現在のパークにおいて「パークガイド」の役割を果たしていたと思われます。その証拠に、ミライさんの過去のメッセージでも「ゆくゆくはパークガイドとして使うつもりである」との発言が確認できます。

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従って、ラッキービーストがかばんちゃんを暫定パークガイドに設定し、権限を付与したのは、現在のパークガイドである自分からかばんちゃんへ、パークガイドとしての権限を移管したのだろうと考えられます。これによって、ラッキービーストにとってのかばんちゃんは保護する対象である「お客様」から、共にフレンズやパークの安全を守る「ガイド」という立場になったはずです。

このときのかばんちゃんの行動ですが、「パークのためにできることをしたい」という自分の意志を語るとともに、それまでラッキービーストにかぶせていた帽子をとり、自分の頭にかぶせました。

2つの飾りが揃った帽子をアライさんから返してもらったあと、自分でかぶっていなかったのは、和解したとは言え帽子の所有権を主張しているアライさんに対して配慮したものでしょう。それなのに、あえてこの発言をするにあたって自ら帽子をかぶったのは、「以前の帽子の持ち主=パークガイドであったミライさん」を明確に意識した行動だといえます。

「自分もミライさんのように、パークやフレンズのために貢献したい」という意志を行動で示すとともに、それによってラッキービーストの説得を図っていたのでしょう。

四神のビジュアルは、謎の模様が描かれた石版

もうひとつ、触れていなかった部分として、四神のビジュアルについても確認しておきたいと思います。これまで四神、四神といっていましたが、かばんちゃんたちも現物を見たことがあったわけではないので、具体的にどのような形をしているのかわかっていたわけではありません。

四神の位置をミライさんのメッセージから特定した後、対応する辺りを捜索した結果それらしいものが見つかったため、それが「四神」であると事後的に確かめられる結果となりました。見つかった四神は黒い色をした石版のようなもので、大きさはフレンズの胴体部分とほぼ同じくらい、表面には四神(朱雀、青龍、玄武、白虎)を思わせる模様が描かれていました。単純に表面に絵の具のようなもので描かれているわけではなく、模様に沿って表面がくぼんでいるため掘られているのだと考えられます。

積極的なサポートを始めたラッキービースト

最後に見つかった四神を所定の場所にセットしたものの、最初は何の反応も見られませんでした。ラッキービーストから「高さがあっていないためだ」との指摘を受けて、サーバルとアライさんが肩車することによって高さを調整、無事フィルターを貼り直すことに成功しています。

このとき、ラッキービーストは「フィルターを貼りなおす」というかばんちゃんの意図を明確に把握してアドバイスしており、今までミライさんのメッセージを随所で再生してきたこととも合わせて考えると、「実はかばんちゃんを意図的にこの場所まで導き、フィルターを貼り直させようとしていたのではないか?」という仮説を立てるとことも可能かもしれません。

実際には、ラッキービーストの行動はパークガイドロボットとしての役割や、もともと与えられていた機能による制約から、そこまでの自由度はなかったと考えられます。しかし、かばんちゃんを暫定パークガイドに設定してからのラッキービーストは、今までにもまして積極的にかばんちゃんに協力してくれるようになっていきます。

かばんちゃんの旅について語るとき、今までは「かばんちゃんとサーバルの旅」というふうに、「2人の旅」としてご紹介する機会が多かったかと思いますが、彼女たちだけでなく、ラッキービーストもともに旅をしてきたかけがえのない仲間です。

これまでは新しいちほーにいったとき気候やそこにいるフレンズについての説明をする程度で、あくまで「2人の旅を横からサポートする」という形に徹してきたラッキービーストですが、実際には彼が再生し続けてきたミライさんのメッセージの影響によって現在の状況が生まれていると考えると、旅に及ぼした影響は非常に大きいといえます。

残る話数は少ないですが、より積極的なサポートを始めたラッキービーストにも今後は注目していきたいところです。

いよいよ黒いセルリアンとの最終決着が近づく

かばんちゃんたちの活躍により、火口にフィルターが復活。サンドスター・ロウの流出はとまりました。黒いセルリアンと戦い続けていたハンターたちも、黒いセルリアンの巨大化がとまったことにより、状況の変化を察知します。

このとき、巨大化を停止した黒いセルリアンは、そのままハンターたちを襲うのではなくすでに水平線の向こうに沈もうとしている夕陽を追いかけて移動し始めました。これはミライさんのメッセージにあるように、「太陽の方向へ向かう」という習性を持っているためだと考えられます。

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おそらく、日が出ている間は周囲全体が明るいためフレンズなどを目掛けて行動しているものの、周囲が暗い朝や夕方は明るさが強い方向である太陽の方へ向かっていく習性を持っているのでしょう。

ともあれ、すでに体力を消耗していたハンターたちは一旦窮地を脱することができました。ちょうどよく、ジャパリバスでかばんちゃんたちもハンターの元へ到着し、黒いセルリアンについての事情を知るフレンズたちが一堂に会することになります。

ヒグマが語ったとおり、一時的に危機は脱したものの、黒いセルリアンをそのままにしていたのではいずれ犠牲者がでてしまう危険もあるでしょう。自己修復能力を封じたこの機会をチャンスとして、かばんちゃんたちは黒いセルリアンを倒すための作戦を考えることになるのです。