けものフレンズ7話感想その24:喋るボスの謎と「ぺぱぷらいぶ」

 

 

【Cパート アライさんとフェネック in こはん】

フェネック:ほんとにいいお家だねー。

アメリカビーバー:よかったら、泊まっていくといいっすよ。

オグロプレーリードッグ:続きを早く聞かせてであります!

アライグマ:それで、さばんなでその帽子を見つけたとき、そこを通ったボスがなんとしゃべりだしたのだー!

ビーバー:あっ、オレっちも見たっすよ!ボスが喋るところ。

アライさん:えーっ!!

プレーリー:アライさんにはなんて言ったでありますか?

アライさん:えっと・・・なんだっけフェネック?

フェネック:フレンズや私たちにとって、とても大事なものが埋設されていることがわかりました。その場所は・・・。

 

いつも通り、Cパートはかばんちゃんたちを追いかけるアライさんとフェネックが描かれます。今回は、2人はこはんにあるビーバーとプレーリーの家に立ち寄っている場面が描かれました。

 

おそらく、アライさんとフェネックは「アライさんの鼻」、そしてフレンズたちから得られた聞き込みの情報を元にかばんちゃんを追跡しているはずですが、これほど時間が経過しているのに未だに正しくあとをついてきているという点は褒められるべきでしょう。

 

6話の考察でご説明したように、かばんちゃんたちはそうげんで合戦に参加したため、少なくとも数日間の足止めを余儀なくされたと考えられます。移動にジャパリバスを使用し、移動スピードでは圧倒的にアライさんたちに対して有利なはずのかばんちゃんたちが、あまり距離を離せていないのはこういった思わぬ足止めがあるためでしょう。

 

アライさんたちが、ビーバーとプレーリーの家に立ち寄った理由は不明ですが、おそらくはかばんちゃんたちの聞き込みをしていて偶然立ち寄ったと考えられます。

 

帽子泥棒=かばんちゃんが判明するチャンスだった

ビーバーは「泊まっていけばいい」、プレーリーは「早く(話の)続きを聞かせろ」と言っていることから、アライさんたちは自分たちがなぜかばんちゃんを追っているのか経緯を説明し、ビーバーたちはその内容に興味を持ったためにアライさんとフェネックを家の中に招き入れた、と考えるのが自然でしょう。

 

アライさんは、「(かばんちゃんがかぶっている)帽子をサバンナで見つけたとき、たまたまそばにいたラッキービースト(ボス)がしゃべりだした」と語っています。かばんちゃんと一緒に旅を続けているラッキービーストも、かばんちゃんがかぶっている帽子(の飾り)に反応してときどき意味深な言葉を喋っており、同じ現象をアライさんたちも目撃していることが確かめられました。

 

ここでプレーリーが「自分もボスが喋るところを見た」と発言していますがこれはかばんちゃんに対して話しかけているところをみたという意味でしょう。アライさんもこれには驚いた様子を見せています。もしここでプレーリーから詳しく話を聞いていれば、アライさんも自分が追っている「帽子泥棒」と「かばんさん」が同一人物だということに気がついたかもしれません。

 

Cパートでアライさんが今までに出会ってきたフレンズたちは、皆過去のストーリーの中でかばんちゃんと出会ったフレンズばかりでした。中には自分の個人的な悩みを解決してもらうなど、かばんちゃんによって恩恵を施されたフレンズもいます。ほかならぬアライさん自身もじゃんぐるちほーの川で溺れそうになっている際「かばんさん」が作った橋に掴まって命拾いしています。

 

 

しかし、プレーリーの質問によってビーバーとアライさんの話は遮られてしまったため、アライさんが真実にたどり着くのはおあずけになってしまいました。

 

「私たち」の正体はヒト?

とはいえ、プレーリーが質問した内容=「帽子に反応してしゃべりだしたボスはなんと言ったか?」も同じくらい重要な情報です。フェネックが語るところによれば「ある場所にフレンズや私たちにとってとても重要なものが埋設されている」という内容でした。

 

このセリフには、いくつか気になる点があるのでピックアップしてみましょう。

 

・「私たち」とは何者か?

・埋設されている「重要なもの」とは何か?

・埋設されている場所はどこか?

 

これらの3点のうち、重要なものの正体と埋設されている場所については、描写の中で伏せられているためにうかがい知れません。特に埋設されている場所については、アライさんたちその場で話を聞いていた4人は確実に聞いているはずですが、視聴者に対してはわからないようシーンがカットされています。

 

しかし、残りの1点である「私たち」と発言した語り手の正体についてはある程度類推することはできます。過去、ラッキービーストがかばんちゃんの帽子(の飾り)に反応して喋ったシーンの発言内容から、あれらのメッセージは何者かによって何らかの意図で録音されたものだと考えられるはずです。

 

そして、あえて「フレンズや私たち」とフレンズと自分たちが違う存在であるという自覚を全面に押し出していることからも、この発言を記録した人物の正体は「ヒト」であろうと推定できます。

 

もちろん、フレンズやヒト以外の知的生命体が存在していて、何か発言を記録した可能性はあります。しかし、劇中でそれらしき描写(伏線)がないこと、かばんちゃんの正体が「ヒト」だと判明した7話のCパートにあえてこうした情報を挿入した演出上の意図などから考えると、やはり「私たち」の正体は「ヒト」だと見るべきでしょう。

 

新たな情報は得られましたが、現時点ではCパートからはこれ以上の手がかりは得られません。ストーリーの肝につながっていくような新たなヒントが見つかることを期待しつつも、物語はさらに先へと続いていくことになります。

PPP(ペパプ)予告 マーゲイの予習

全員:PPP予告~!

イワトビペンギン(イワビー):今週はマーゲイを予習するぜ。ほかの動物の鳴きマネをする。

イワビー以外の4人:えーっ!すごーい!ほんとにー?

ロイヤルペンギン(プリンセス):じゃあジェーンどうぞ!

コウテイペンギン(コウテイ):どうぞ~!

ジェンツーペンギン(ジェーン):マーゲイの鳴きマネ!「ゲェーッ!」

コウテイ:「マー!」じゃないのか?

イワビー:次回、「ぺぱぶらいぶ」。

 

毎度高齢の次回予告である、PPP予告のコーナーです。今回は次回登場するフレンズ「マーゲイ」の特徴紹介となっています。内容自体は、いつもどおり声優さんのフリーの掛け合いとなっていますが、だんだん回数をこなして掛け合いが様になりつつある様子を楽しめるのも魅力です。

 

今回特に注目すべき内容は、ジェーンによるマーゲイのモノマネではなく、次回のタイトルが「ぺぱぷらいぶ」であることでしょう。これまでけものフレンズ各話のタイトルはすべて地名(さばんなちほー、こはん、へいげん等)になっていました。7話「じゃぱりとしょかん」は地名ではありませんが、建物の名前なので「場所」を示しているという点では一貫性があります。

 

そんな中、今回に限って「ぺぱぷらいぶ」という地名でも場所の名前でもないものがタイトルになることがわかったのです。料理の副賞として「ぺぱぷらいぶ」のチケットをかばんちゃんたちが受け取っているので、チケットを使うためにライブに参加するのだろうということはわかりますが、今までの旅の目的と大きく異なる展開なので意外性があることも事実です。

 

このように、8話はまた7話とは違う方で異例の展開を迎えていきそうな雰囲気を漂わせています。

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Webライター・マーケティングコンサルタントとして活動しています。実務を通じて学んだマーケティングに関するノウハウや最新情報をわかりやすく提供していきたいと思っています。 また、時事に関わるニューズをマーケティング・ライティングといった切り口から解説してみたいと思います。

「けものフレンズ7話感想その24:喋るボスの謎と「ぺぱぷらいぶ」」への2件のフィードバック

    1. たけうまさん、いつもありがとうございます。

      各話へのリンク、追加しておきました。
      今後とも宜しくお願いします!

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