けものフレンズ6話感想その12:ヘラジカの部下たちとの会話とハシビロコウ

 

けものフレンズ6話感想その11:ライオンとヘラジカの比較とラッキービースト

 

【Bパート ヘラジカの部下たちとの会話】

戦いを終えたことで、かばんちゃんとサーバルもヘラジカの部下とある程度打ち解けることができました。

 

シロサイ:あなたたちすごいですわね!

サーバル:狩りごっこも楽しいけど戦いごっこも楽しいね!

パンサーカメレオン:勉強になるでござる。

かばんちゃん:たまたまですよ。たまたま。

 

 

サーバル:この合戦ってなんで始まったの?

アフリカタテガミヤマアラシ:最初は遊びだったんですぅ。ヘラジカ様が「ライオンと戦うぞー!」って。

オオアルマジロ:でもさ、あんまり勝てないからさー。仲間の2人すら倒せないんだよねー。

かばんちゃん:そんなに強いんだ・・・。

シロサイ:強いというか、組んで戦うのが上手いというのかしら。

オオアルマジロ:なんか、私たちより考えてる感じがするよねー。

 

 

サーバル:みんな、どうやって戦うの?

シロサイ:突撃!あるのみですわ!

かばんちゃん:向こうで強い方って誰ですか?

オオアルマジロ:アラビアオリックスが手強いよね。あの子、立ち回りが上手いんだわ。あと、オーロックスかな。とにかくパワーがすごいんだわ。これが。

カメレオン:それから、ライオン以外に門番がひとりいるらしいでござるよ。我々はそこまでたどり着いたことないでござるが・・・。

 

 

かばんちゃん:なるほど、そうなんですね。・・・ん?

ハシビロコウ:じーーーーーーーーっ。

かばんちゃん:さ、サーバルちゃん!また見られてるんだけど・・・。

サーバル:疑われてるのかな?それとも何か怒らせたかな?

 

かばんちゃんたちと打ち解けたヘラジカの部下

先ほどまで敗北のショックに打ちひしがれていた様子のシロサイとパンサーカメレオンでしたが、すでにサーバルやかばんちゃんの力を認め打ち解けた様子です。このような接しやすさはライオンの部下たちには見られなかった資質で、ヘラジカの部下たちの優れているところだといえるでしょう。

 

ヘラジカ連敗の理由はブレーンの不在

かばんちゃんたちが最初に尋ねたのは、戦いが始まった経緯でした。ヤマアラシから、「ヘラジカがライオンと戦うといい出したから始まった」という回答が得られますが、この答えは後々重要な意味を持ってくるので覚えておいてください。

 

ヘラジカたちが連戦連敗を重ねている理由について、ヘラジカの部下たちは「ライオンの部下は立ち回りが上手く、色々考えて行動しているから」と応えています。一方、ヘラジカたちの戦い方は、「突撃あるのみ」。どうやら、ヘラジカが負け続けているのは作戦を指揮するブレーン役がいないことにあるようです。

 

人数で不利なライオンたちが連勝を重ねた理由

ヘラジカの部下から得られたライオンの部下の情報は以下の通りです。

 

  • 前線で戦うのはアラビアオリックスとオーロックス
  • アラビアオリックスは立ち回りが上手く、オーロックスはパワーが強い
  • 城を守る部下がもうひとりいる(詳細は不明)

 

ライオンたちは、大将のライオンを除いて総勢3人、それに引き換えヘラジカたちはヘラジカを除いても5人です。人数で勝っているわけですから、普通ならヘラジカたちのほうが有利なはずです。それなのに今まで一度も勝つことができなかったのは、ライオンたちの戦いが相当に巧みだったか、もしくはヘラジカたちの戦い方がよほど単調だったのでしょう。

 

Aパートで見てきたとおり、部下はともかくライオンには本気でヘラジカと戦うつもりはありません。にも関わらず今まで1度も勝つことができなかったのですから、やはりヘラジカたちの戦い方に問題があるのが原因である可能性高いといえます。

 

再びかばんちゃんを凝視するハシビロコウ

打ち解けた様子でヘラジカの部下たちと会話を進めるかばんちゃんとサーバルでしたが、ひとりだけ異彩を放つメンバーがいました。またかばんちゃんの方を凝視し続けているハシビロコウです。先ほどは見られ続ける理由がわからず、戸惑っていたかばんちゃんとサーバルでしたが、あまりにもハシビロコウが凝視を続けているため、「スパイだと疑われているのではないか」、「なにか怒らせるようなことをしたのではないか」と不安になっています。

 

見つめ続ける理由は疑いでも怒りでもない?

ハシビロコウがかばんちゃんを凝視するのはこのシーンで2回目ですが、未だに凝視する理由は明らかにされていません。少しメタ的な視点に立って推理するのであれば、ハシビロコウがかばんちゃんを凝視する理由はこの時点でもある程度絞り込むことは可能です。

 

ハシビロコウはここまで、一度も会話に参加していません。かばんちゃんを凝視するときにも特に法則性はなく、かばんちゃんが話しているときもそうでないときも常に視線を送っています。つまり、この時点でハシビロコウの態度から凝視を続ける理由を推理することはできないように演出しているわけです。

 

となると、後はハシビロコウ以外のキャラクターのリアクションから理由を推測する方法しかありません。この時点でハシビロコウの凝視に気がついているのはかばんちゃんとサーバルですから、彼らの言動の中にヒントがあると考えていいでしょう。

 

かばんちゃんはハシビロコウの凝視に対して、特に思い当たる理由を述べていませんが、サーバルは「疑っているか、怒っている」と考えています。少し逆説的ではありますが、この時点で、ハシビロコウがかばんちゃんを見続けている理由は「サーバルが挙げたもの以外」である可能性が高いといえるでしょう。

 

ハシビロコウ自身が凝視の理由を推測できるような振る舞いをしていないということは、演習する側の目線から見ると「この時点で視聴者に『凝視の理由に気がついてほしくない』ということを意味しています。逆にいえば、サーバルが発言した理由はすべて「本当の理由に気がついてほしくないためのミスリード」だと考えられます。

投稿者:

コンテンツの魅どころ

Webライター・マーケティングコンサルタントとして活動しています。実務を通じて学んだマーケティングに関するノウハウや最新情報をわかりやすく提供していきたいと思っています。 また、時事に関わるニューズをマーケティング・ライティングといった切り口から解説してみたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

モバイルバージョンを終了