けものフレンズ6話感想その11:ライオンとヘラジカの比較とラッキービースト

 

けものフレンズ6話感想その10:カメレオン対かばんちゃん

 

【Aパート かばんちゃんの提案とラッキービースト】

カメレオンとの対決に勝利したかばんちゃんは、ヘラジカの部下たちを見渡し、なぜ今までライオンに勝てなかったのか思案します。

 

ヘラジカ:お見事、お見事!お前たち強いじゃないか!珍しい戦い方をするんだな。

かばんちゃん:・・・あっ。あの、ちなみにシロサイさんとカメレオンさんはいつもどんな戦い方を?

ヘラジカ:決まっている。全員で城まで走って突撃だ!

かばんちゃん:あーっ・・・。(道中で疲れ切るシロサイとカメレオンを想像)・・・あの、作戦があるんですが。

ヘラジカ:おー!聞かせてくれ。

 

(停車したバスの傍ら)

 

ラッキービースト:ワワワワワワワ・・・ア、ア!(フリーズ状態から再起動する)

 

作戦もなく力押しを繰り返して負け続けていたヘラジカ

かばんちゃんは、シロサイとカメレオンが普段どういう戦い方をしているのか、ヘラジカに質問しました。おそらく、2人の戦う姿を見ているうちにそれぞれの優れているところに気がついたのでしょう。ところが、ヘラジカの回答は「城まで走って突撃」という単調なものでした。それでは2人のいいところをまったく活かすことができません。

 

ちなみにこのとき、かばんちゃんが想像した「いつもの合戦の様子」が一瞬カットインされます。注目すべきは、このときヘラジカの部下たちも皆ライオンの部下と同じように武器を持っているというところです。つまり、普段ヘラジカとライオンの合戦は全員が武器を持った状態で行われていたということでしょう。

 

武器を持つフレンズとそうでないフレンズの違いは未だに明らかにされていません。しかし、全員が武器を持って戦っていたのならたしかにけが人が出る危険性は高かったはずです。ライオンが心配し、合戦を辞めたがるのも無理はありません。

 

かばんちゃんは単調な突撃を繰り返してしたことがヘラジカの敗因だったと分析し、新たな作戦を授けることにします。

 

完全に忘れ去られたラッキービースト

ここで、ずっと放置されていたラッキービーストが映ります。バスが急停車したショックで機能停止していたラッキービーストですが、このときようやく機能が回復しています。

 

かばんちゃんたちがラッキービーストを置いていったのは、おそらく最初オーロックスたちに捉えられたときは安全が保証できず、機能停止しているラッキービーストを連れて行くのは難しいと考えたからでしょう。どの道、あとでへいげんから出発するときにはバスに乗るはずですから、置いていっても問題ないと考えたのかもしれません。

 

【Aパートアイキャッチ ライオンの解説】

とうぶどうぶうつこうえん きたはまおにいさん(さいたま)による、6話に登場するフレンズの元となった動物「ライオン」の解説です。要約すると内容は以下のようになります。

 

・ネコ科の動物で唯一群れをつくる
・狩りも集団で行う
・役割分担をして獲物を仕留めるなど、チームワークがいい

 

ビジュアル的な特徴よりも、群れで行動するという点に注目した解説となっています。このことからも、6話におけるライオンは群れをつくる動物である、群れのリーダーとしての資質がある、という点が重要な意味を持つことがわかるはずです。

 

実際、ライオンの振る舞いとヘラジカの振る舞いを見ていると、どちらが群れのリーダーとしてふさわしいかは一目瞭然でしょう。そして、過去の合戦はライオンの全勝であるという点からもそれは明らかです。

 

【Bパートアイキャッチ ヘラジカの解説】

ゆめみがさきこうえん うだおにいさん(かながわ)による、6話に登場するフレンズのもととなった動物「ヘラジカ」の解説です。内容を要約すると以下のようになります。

 

・オスだけヘラ状の角を持っている(シベリアヘラジカは枝状)
・体長2.5~3m、肩の高さは2mと、シカ類では一番大きい
・発情期だけは怖いが、それ以外はおとなしく人にも慣れる

 

ヘラジカの解説は体長や角といったビジュアル的な特徴と、性格的なものに分かれています。私は過去の感想の中で、「ヘラジカはへいげんの中でも森に近い地域に住むフレンズたちから、強さを見込まれてリーダーとして担ぎ上げられたのではないか?」という説を唱えていました。

 

けものフレンズ6話感想その8:ハシビロコウと、ヘラジカが大将になった訳

 

ヘラジカも群れをなすことはありますが、ライオンのように常に群れをつくっているわけではないので組織のリーダーとしての資質はライオンに比べて劣ってしまってもしかたありません。ただ、初対面のかばんちゃんたちにも優しく接し、部下からも慕われている様子が見られるなど「ヒトに慣れたらおとなしい」という特徴は劇中にも現れています。

 

そんなヘラジカの気性が荒くなるのは、本来ならば発情期のはずですが、フレンズはメスばかりで交配することもありません。もしかしたら、この合戦はヘラジカの荒い気性を収めるためのデモンストレーションなのかもしれません。

 

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