ブログ開設から1年、アクセス数の推移と読者の傾向をまとめました

ブログを運営している方にとって、日々大きな関心時になっているのがアクセス数だと思います。営利・非営利にかかわらず、せっかく記事を公開しているのですから、できるだけ多くの人に見てもらいたいというのが人情というものでしょう。

 

2017年2月現在、当ブログは開設から1年を迎えました。アクセスが順調に増えていく時期もあれば、停滞する時期も経験しましたが、無事に今日まで運営を続けてこられたのはすべて記事を見てくれた皆様のお陰です。

 

今回は、1年という節目を迎えるにあたって、当ブログの歩みを振り返ってみたいと思います。現在記事の中で大きなボリュームを占めている「けものフレンズ感想・考察記事」を中心にアクセス数がどのように推移してきたのか(非常に大雑把ではありますが)のまとめと、当ブログの読者にどういった傾向が見られるのか、解説していきたいと思います。おおよそ「ブログ開設から半年くらいの期間」について取り上げます。

 

  • ちょうど半年くらいブログをやっていて、他の人はどんな感じが知りたい方
  • 直帰率・ページ/セッションについて、参考値を知りたい
  • あまりメジャーではないジャンルでブログを運営したい・している方

 

以上のような方に参考にしてもらえればと思います。

前置き:当ブログの歩み

私はデジタルマーケティングに関わる仕事をしています。一般の方はあまりご存じないかもしれませんが、「ブログ」は企業のマーケティング手段として広く活用されています。たとえば、「自社の商品をや利用者の声をブログで紹介して集客に利用する」といった方法がよく用いられます。ここでブログというメディアに対する理解をより深めるために、「自分でもブログを運営してみよう」と始めたのがこの「コンテンツの魅どころ」です。

 

「せっかくだから、仕事では書けないこと・書かないことを書こう」と考えて記事制作を進めてきました。そして、現時点で記事の約半分(200/400)を占めているのが、アニメ「けものフレンズ」の記事です。元々は「なぜヒットしたのか?」という理由をマーケティングの観点から解説する予定だったのですが、その前段階として「ストーリーのどのような点が素晴らしいのか」についての記事から書き始めました。

 

その過程で作品を見直していく中で、それまで気が付かなかったポイントに気がついたということもあって、筆が進み、結果的に300記事近いボリュームの「けものフレンズ感想・考察記事」が出来上がってしまいました。書いているのは面白かったのですが、実際ここまでのボリュームにする予定はなかったので自分でも想定外の出来事でした。

 

けものフレンズの記事公開をスタート

このけものフレンズの記事を書いていくに当たって、ひとつ大きな問題が生じました。それは「アクセス数の伸び悩み」です。当時、アニメ放送はすでに終了していたということもあって、けものフレンズに関して新たな情報収集を行う人の数は限られていました。つまり、ブログを見に来てくれる人の絶対数自体が少なかったのです。

 

アクセス数(1日あたりのユーザー数、PVの推移)

それでも、最初はブログの記事自体が少なかったので、アクセス数は増えていきました。「その他の記事に混じって、けものフレンズの記事が数十記事ある」という状態です。けものフレンズの記事を書き始めたのは、それ以外の記事が30~50くらいできた後ではありましたが、ブログは立ち上げてから3ヶ月位は検索エンジンからもまともなアクセスは来ないので、ほぼゼロからのスタートだったと言っていいでしょう。具体的には、1日あたりのアクセス数(PV)が「10→30→50」というように増えていきました。

 

時間経過を示すと、以下のようになります。

 

2017年5月:けものフレンズ感想の記事公開をスタート、ほぼ1日1回ペースで投稿を続ける。

2017年8月:1日のアクセス数「ユーザー数100人、PV数1000人」を突破。

 

ブログに詳しくない方のために補足しておくと、「ユーザー数」とは実際にブログを訪れた人の人数です。「PV(ページビュー)」とは「閲覧されたページの数」のことです。アクセス数とPVは、どちらも増減を繰り返しながらジワジワと増加していきました。平均値としてはユーザー数は50~100の間、PVは少ないときは200、多いときは1000と大きいバラツキの間で推移していました。(その理由は後述します)

 

ちなみに、「アクセス数の増加ペース」という観点から見ると、ブログ開設から半年でこのアクセス数の増加ペースはかなり遅いと言っていいでしょう。もちろん、趣味の個人ブログならこのくらいのペースでしか増えていかないことも多いと思いますし、紹介する記事のジャンルによってアクセス数の増加ペースは異なるので、目安をあげるのは簡単ではありません。あくまで私が体感で「もっと閲覧者が増えないかな」と感じていたという意味です。

 

読者の傾向:直帰率が低い、ページビュー/セッションが高い

さらに余談になりますが、当ブログの特徴として「直帰率が低く、1訪問あたりのPVが多い」という点が挙げられます。具体的には、直帰率は1%未満、1訪問あたりのPVは5~10くらいです。

 

こちらも詳しくない方のために補足しておくと、当ブログのように主に検索エンジンから読者が流入してくるブログの場合、直帰率は一般的に80%くらいと言われています。「8割のユーザーが1記事見ただけで離脱する」ということです。直帰率1%未満というと通常は「アクセス解析ツールの設定ミスなどが疑われるレベル」とされていますが、私が調べてみたところ実は同じように直帰率が低いブログは少なくないようです。

 

1訪問あたりのPV(ページビュー/セッション)が5~10で推移しているということは、「ユーザーは1回の訪問で5~10記事を見てくれている」ということになるので、記事を書いている身としてみれば非常にありがたいことです。こちらも平均的な数値を示すのは難しいのですが、一般的に言って1回の訪問で5~10記事も見てくれれば大成功と言っていいでしょう。

 

流入数は少ないものの、コアなファンに支えられる

話が少し脇道にそれてしまいましたが、当ブログを見に来てくれている方の特徴は、「ニッチなジャンルなので、総人数はそれほど多くないものの、いざ訪問してくれれば一度にたくさんの記事を見てくれている」といえると思います。(PVのバラ付きが大きかったのは、この影響です)

 

この傾向は、何もけものフレンズの記事だけに限ったことではありません。けものフレンズの記事公開以前にも30~50程度の記事ストックはありましたが、この時点においても直帰率・1訪問あたりのPVは近い値を示していました。(厳密には記事総数自体が少なかったので、1訪問あたりのPVは2~3程度でした)

 

以上が、当ブログを開設してから半年くらいの期間のまとめです。ここからさらに半年間(2017年9月~2018年2月)の間は、長い停滞の時期に入ることになります。しかし、その後、けものフレンズ感想の記事が大きなバズを生むことになりました。この「停滞」と「バズ」については、別の記事で解説したいと思います。

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コンテンツの魅どころ

Webライター・マーケティングコンサルタントとして活動しています。実務を通じて学んだマーケティングに関するノウハウや最新情報をわかりやすく提供していきたいと思っています。 また、時事に関わるニューズをマーケティング・ライティングといった切り口から解説してみたいと思います。

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